代表メッセージ

 株主の皆様におかれましては、平素より格別なるご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
 第13回定時株主総会(9月26日開催)の招集ご通知をお届けするにあたり謹んでご挨拶申し上げます。

 2014年にネイティブシフト宣言をしてスマートフォン向けゲームの開発を強化して参りましたが、今期8本の新規ゲームを配信し、リリースラッシュの1年となりました。また、ゲーム事業以外の注力領域を見直して広告・メディア事業に注力していく方針を明確にし、2本目の柱として育成すべく事業ポートフォリオの見直しを積極的に行って参りました。その結果、第13期(平成28年7月1日から平成29年6月30日まで)の連結業績は売上高は前年比では減収だったものの、四半期ベースでは第二四半期以降反転し、3四半期連続で増収を確保し、当期純利益は増益となりました。

 日本のモバイルゲーム市場は2016年に約1兆1千億円(※2017CESAゲーム白書)と初めて1兆円の大台を超え、依然として拡大を続けていますが、より品質の高いゲームが求められていることから、開発費の高騰など競争環境は一段と激しさを増しています。そうした状況の中、当社は安定且つ強固な財務基盤を元に着実に成果を上げてきた1年となりました。

 当社のアプリ開発スタジオであるWright Flyer Studiosが配信する「アナザーエデン 時空を超える猫」をはじめ、グループ会社のポケラボが開発した「SINoALICE -シノアリス-」など、1-6月期に配信したゲームが軒並みにApp Storeランキングで50位以内にランクインするなど、開発力および運営力に対して高い評価を得ることができました。今後は国内で開発したゲームのグローバル配信にも積極的に取り組んで参ります。

 また、Virtual Reality(仮想現実)分野においては開発、投資、市場振興の3つの軸で事業を展開しており、開発面ではアドアーズと提携して渋谷の「VR PARK TOKYO」にオリジナルVRゲームを提供、スクウェア・エニックスとは「乖離性ミリオンアーサーVR」を共同開発してグローバル向けに配信しています。投資面では米国に設立したGVR Fundを通じて、北米の先端企業に積極的に投資、市場振興ではJapan VR Summitを日経BPと共同で開催しました。

 広告・メディア事業は、今年2月にファッション動画を中心にマーケティング事業を展開する3ミニッツをグループ化、さらに、住まい・暮らし分野に注力した「LIMIA」が国内最大級のメディアに成長するなど、順調に事業規模を拡大しています。

 当社では引き続き、「インターネットを通じて、世界をより良くする。」という想いをさまざまな事業や活動を通じて実現し、社会の発展、企業としての健全な成長を実現するべく挑戦を続けて参ります。今後のグリーにぜひご期待ください。

 株主の皆様におかれましては、今後も一層のご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役会長兼社長 
田中 良和