LINEの情報を守る

当社グループでは、コーポレートミッションである「CLOSING THE DISTANCE」を実現し、全ての人が安心して身近な人とLINEでつながることのできる環境を提供し、ユーザーの大切な情報の保護を最優先に安心で安全なサービスを提供するため、日夜取り組んでいます。

セキュリティに配慮したサービスの提供

当社グループでは、大切な情報を保護するため、サービスの企画からリリース、運用に至る全てのフェーズにおいて、各分野の専門家が関与するプロセスを構築しており、セキュリティに配慮したサービスの提供を徹底しています。

個人情報やメッセージの保護

当社はユーザーのプライバシー保護を経営の重要な課題とし、各サービスのプライバシーへの影響を確認し、開発を進めています。日本法のみならずGDPR等の海外の個人情報保護法令にも配慮し、メッセージの内容等は「通信の秘密」として特に厳密な保護の対象とするとともに、個人情報のライフサイクルを通じ、プライバシーに配慮したデータの取扱いを徹底しています。例えば、ユーザー間のテキストメッセージに関しては、発信者と受信者の間の全ての通信経路における暗号化に加え、エンドツーエンド暗号化プロトコル「Letter Sealing」をデフォルトで適用しており、その内容を強固に保護しております。

強固なセキュリティ管理体制

「LINE」の個人情報を取り扱うサーバーは、世界最高水準のセキュリティ設備を持つ最先端のデータセンターにて、厳重に管理しています。また、データセンター内では、警備員による常時監視やICカード及び生体認証での入退制限、監視カメラでのモニタリング等が行われています。厳格なアクセス統制を行っており、LINE社内でも合理的な理由に基づく事前許可無くアクセスはできません。また、24時間365日専任のセキュリティチームがネットワークを常時監視し、LINEの安全性を脅かす可能性のある全ての動きの分析を実施し、即座に必要な対応を行っています。

セキュリティに関する外部認証

当社グループでは、ユーザー情報を保護するための取組みを内部ポリシーとして厳格に定め運用しております。また、外部の客観的な視点でこれを評価するため、セキュリティに関する国際的な外部認証を複数取得・維持しています。

外部の専門家からの客観的な知見の活用

当社グループは、世界のIT系トップ企業が近年導入しているBug Bounty Program(報奨金制度)を早くから導入している国内でも数少ない企業です。「LINE Security Bug Bounty Program」では、世界中の優秀なエンジニアから脆弱性の報告を受け付けており、グローバル水準の高いセキュリティレベルを目指し、サービスの安全性向上に積極的に取り組んでいます。

より安全なインターネットサービスを目指して

サイバー防災訓練の実施

当社は、6月9日を「サイバー防災の日」に制定し、インターネットとの安全な向き合い方の啓発活動を行っています。3回目となった2019年は、アマゾンジャパン合同会社、株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社、ソフトバンク株式会社、ヤフー株式会社が参画し、「アカウント」をテーマに、動画、歌、診断コンテンツ等を公開し、14日間で約570万人の方に閲覧いただきました。

国際サミットの主催

当社は、サイバーセキュリティを専門分野とする米ソフトウェア企業のIntertrust Technologies社と共同で、セキュリティとプライバシーを主題にしたサミットを2017年より開催しております。2019年は5月に東京、10月にパリで開催し、世界各国の有識者と、デジタルアイデンティティやプライバシー分野での新たなリスク等について、実践的な発表や活発な議論を行いました。