ごあいさつ

本年2月より執行役社長グループCEOに就任いたしました木原正裕でございます。

株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

2022年6月21日(火) 第20期定時株主総会を開催いたしますので、ここに招集ご通知をお届けいたします。

2021年2月以降に発生した一連のシステム障害等により、株主の皆さまやお客さまをはじめ、広く社会の皆さまにご迷惑とご心配をおかけしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。本年1月に提出した業務改善計画については、4月中旬に進捗状況を公表しております。引き続き安定的な業務運営に向けて、改善対応の定着化を図ってまいります。

さて、2021年度は新型コロナウイルスの変異株のまん延や、ウクライナ情勢等のグローバルベースでの不確実性が増すなかではありましたが、顧客部門収益の伸長により中間期に上方修正した年度計画を超過達成し、7期ぶりとなる増配を行うことができました。

ここで、2022年度にあたり、私が考えている3つのポイントについてお伝えいたします。

第一に、株主さまを初めとするステークホルダーの皆さまからの信頼を回復すること。まずは、安定的な業務運営に取り組み、皆さまに安心してご利用いただけるように全力を注いでまいります。

第二に、現場実態を把握し必要な領域には投資をしていくこと。現場の声を聴きながら実態を把握し、経営資源配分が必要な領域には人材、ITシステムの両面から投資を行ってまいります。

第三に、5ヵ年経営計画をやり遂げ、さらにその先を見据えて布石を打っていくこと。<みずほ>の強みは、グループの機能をつなぎ合わせて「最適解」を出していくソリューション提供力です。リサーチ部門による非金融のサービス提供がファイナンスにつながる等、着実に成果が上がっています。そのような取り組みを拡大することにより、5ヵ年経営計画をやり遂げるとともに、さらにその先を見据え、成長ビジネスへの投資等、将来への布石を打ってまいります。また、先般発表させていただいたグーグル・クラウド・ジャパン合同会社との戦略提携等、デジタルトランスフォーメーション(DX)戦略についてもしっかりと進めてまいります。

株主の皆さまにおかれましては、引き続き変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

株式会社みずほフィナンシャルグループ
執行役社長 グループCEO