第1号議案 剰余金の処分の件

当社は、経営理念に基づき、中長期に亘る持続的な利益成長につながる事業投資を最優先に実行し、同時に事業投資による利益成長と株主還元のバランスを重視するという経営資源配分方針を掲げています。その中で、強固な財務基盤(注)を維持しつつ、中長期の利益成長に応じた株主還元の向上を図っております。

これらの方針のもと、第35期の期末配当につきましては、次のとおりといたしたいと存じます。

(注)
「財務方針」として、経済危機等の環境変化に備えた堅牢性及び事業投資機会等に対して機動的に対応できる柔軟性を担保する強固な財務基盤を保持する

期末配当に関する事項

(1) 配当財産の種類
金銭

(2) 配当財産の割当てに関する事項及びその総額
当社普通株式1株につき金77円 総額 136,582,864,418円
なお、昨年9月に中間配当金として77円をお支払いしておりますので、当期の年間配当金は、前期と比べ4円増額の1株につき154円となります。

(3) 剰余金の配当が効力を生じる日
2020年3月23日

【ご参考】1株当たり配当金(注)(円)の推移

(注)

1株当たり配当金は、2012年7月1日を効力発生日として、1株につき200株の割合で株式分割を行っており、遡って当該株式分割が行われたと仮定して算定した数値

【ご参考】

経営計画2020は、引き続き為替一定ベースの調整後営業利益の成長率(注1)における、中長期に亘る年平均mid to high single digit(注2)成長を目指してまいります。また、経営資源配分方針については、以下のとおりとしております。

経営資源配分方針

当社グループの経営理念である4Sモデルに基づき経営資源の配分を実行

  • ・中長期に亘る持続的な利益成長につながる事業投資を最優先
  • ・事業投資による利益成長と株主還元のバランスを重視

事業投資

  • -お客様へ新たな価値・満足を継続的に提供することで、質の高いトップライン成長を目指す
  • -たばこ事業の成長投資を最重要視

株主還元

  • -強固な財務基盤を維持しつつ、中長期の利益成長に応じた株主還元向上を図る
    • ・1株当たり配当金の安定的・継続的な成長(注3)を目指す
    • ・自己株式取得は、事業環境や財務状況の中期的な見通し等を踏まえて、実施の是非を検討
    • ・なお、引き続きグローバルFMCG(注4)の還元動向をモニタリング

(注)

1.調整後営業利益は、営業利益(損失)から買収に伴い生じた無形資産に係る償却費、調整項目(収益及び費用)を除いて算出した数値です。なお、調整項目(収益及び費用)はのれんの減損損失、リストラクチャリング収益及び費用等です。
また、為替一定ベースの調整後営業利益の成長率とは、海外たばこ事業における当期の調整後営業利益を前年同期の為替レートを用いて換算・算出することにより、為替影響を除いた指標です。

2.mid to high single digit:一桁台半ばから後半のパーセンテージ

3.中長期の為替一定調整後営業利益の成長率の見通しを基本としつつ、当期利益の水準も勘案

4.ステークホルダーモデルを掲げ、高い事業成長を実現しているFast Moving Consumer Goods(日用消費財)企業群

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