株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

また、新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方々、ご遺族の皆様にお悔やみ申し上げますとともに、感染拡大の防止にご尽力されている医療関係者をはじめとした皆様に深く感謝申し上げます。

ここに第37回定時株主総会招集ご通知をお届けいたします。

当社グループを取り巻く経営環境は、国際的な政治情勢の変化や為替変動リスク等不確実性の高い状況にあり、コロナ禍による消費者行動や企業活動の変化、世界的な経済活動の停滞リスク等により、引き続き今後の見通しが不透明な状況にあると認識しております。

また、たばこ事業におけるRRPの競争激化や更なる規制の進展等、各事業の環境は一層厳しさを増しています。加えて、デジタル・テクノロジーの進展、生活者の意識・行動の変化及びESGやサステナビリティに対する意識の高まり等、世の中の大きくかつ急速な流れもあり、こうした状況を踏まえ、当社グループは「変化への対応力」という受け身の対応だけではなく、たばこ事業運営体制の一本化等、自ら変化を起こし、変革をリードする組織への進化を加速してまいります。

その進化に向けては、お客様視点を起点とした行動変革が必要であり、そのためにも当社グループの経営理念である「4Sモデル」を更なる高みに発展させていくことが重要と認識しています。「4Sモデル」とは、「お客様を中心として、株主、従業員、社会の４者に対する責任を高い次元でバランスよく果たし、４者の満足度を高めていく」ことを掲げた当社グループの経営理念です。

この「4Sモデル」に基づき、中長期に亘る利益成長に向けた事業投資を着実に実行していくことが、企業価値の継続的な向上に繋がり、株主様を含む４者のステークホルダーにとって共通利益となるベストなアプローチであると確信しております。その追求に向け、当社はグループをあげて、全力で取り組んでまいります。

2022年３月

代表取締役社長　寺畠正道