株主の皆様へ

コロナショックに負けずに
成長し続けられる強い会社を目指して
さまざまな対策をとっています。

第25期(2020年2月期)は、「Object Browser」「E-Commerce」「ERP」の既存3事業がそれぞれ好調で、売上、利益とも過去最高を更新しました。また、AI事業「AISI∀(アイシア)」やプログラミングスキル判定サービス「TOPSIC(トップシック)」などの新規事業も着実に実績を積み上げ、新しい事業の柱ができつつあります。

当社は「社員教育の強化」「合理化・効率化の推進」「働き方改革の浸透」といった内部テーマに対しても国内トップクラスを目指しています。男性育休、在宅勤務、育休復職率100%、有給休暇取得率79.2%、副業制度など、ワークライフバランスへの取り組みを続けた結果、プラチナくるみん認定やトモニン認定、テレワーク先駆者100選企業、その他さまざまな賞や認定を取得しています。

第25期は3か年の中期経営計画「Break 2018」の2年目にあたりますが、ここまでは計画通りに実現できていると感じています。そして最終年となる第26期は、この2年間と同じく既存事業を伸ばしながら、将来のための投資を積極的に行う計画でした。

しかしながらコロナショックをきっかけに経済の見通しが不透明になってきました。当社事業への直接の影響は小さく、足元の需要は今のところ堅調ですが、今後、リーマンショックを超える不況が訪れることも想定しなければなりません。その際でも影響を最小限に抑えるために、当初の“攻め”の計画を見直して、利益重視の“守り”のスタンスに切り替えています。

株主総会では、コロナショックの影響と今後の見通しや対策についてもご説明します。なお、このような社会情勢ですので、毎年行っていた株主総会後の懇親会を今年は中止します。初めて直面したパンデミックという大きな災いですが、社員一同心を強く持って乗り越え、前に進んでいきますので、どうか変わらぬご支援をよろしくお願いします。

2020年5月

代表取締役社長