事業報告(2020年4月1日から2021年3月31日まで)
企業集団の現況に関する事項
事業の経過及び成果
当期における我が国の経済情勢は、新型コロナウイルスの感染拡大懸念や雇用情勢・企業業績悪化など、景気の先行き不透明感が高まりました。
世界においては、新型コロナウイルスの影響による経済活動の鈍化に加え、米中摩擦や地政学的リスク等もあり、総じて世界の経済は減速しました。
自動車産業におきましては、国内では、内需・輸出向けともに生産台数は前期に比べ減少しました。海外では、中国等で前期に比べ増加しましたが、北米・欧州及びASEAN・インド等で減少し、世界自動車生産台数は前期に比べ減少しました。
このような状況のもと、当社グループの業績は、新規受注の拡大や自動車ランプのLED化進展はありましたが、自動車生産台数の減少により日本・北米・アジア等で前期比減収となったことから、連結売上高は前期比11.8%減の7,063億円となりました。
事業区分別の概況
セグメントの状況は、以下のとおりです。
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新規受注の拡大や自動車ランプのLED化進展はありましたものの、自動車生産台数の減少により、売上高は前期比11.1%減の3,410億円となりました。
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新規受注の拡大や自動車ランプのLED化進展はありましたが、自動車生産台数の減少や為替換算の影響により、売上高は前期比21.2%減の1,434億円となりました。
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自動車生産台数が増加したことにより、売上高は前期比10.4%増の1,034億円となりました。
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自動車ランプのLED化進展はありましたが、自動車生産台数の減少や為替換算の影響により、売上高は前期比15.2%減の862億円となりました。
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自動車生産台数が減少したことにより、売上高は前期比21.1%減の276億円となりました。
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新規受注の拡大等はありましたが、自動車生産台数の減少や為替換算の影響により、売上高は前期比4.1%減の45億円となりました。
利益につきましては、減収のなか費用削減と合理化を強力に推進したものの、新規受注対応の投資、将来に向けた研究開発投資もあり、営業利益は前期比31.2%減の567億円、経常利益は前期比28.3%減の611億円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比35.2%減の376億円となりました。