<株主提案>

第2号議案は、株主(1名)からのご提案によるものであります。

第2号議案 取締役1名解任の件

  • 提案の内容
    取締役兼専務執行役 事業投資本部長 入江 修二氏の取締役解任請求
  • 提案の理由

    1 取締役としての能力欠如

      当方は、株式会社ワコーパレットの代表取締役として、約1年6か月間、入江氏と共同して事業を遂行してきた。
    しかしながら、入江氏は、上記会社の経営状況、現場状況、人員状況等を正確に把握することをせず、事業遂行において公正な経営判断をせず、改善することなく、漫然と業務に携わっていた。

    2 取締役としての対応の不適切さ

      入江氏は、第59回定時株主総会において、当方の事前質問に対して、株主の関心が高い事項であるとして回答したものの、何ら根拠を示すことなく、不誠実な回答をするのみで、株主総会の目的たる重要な事項に関する合理的判断のために必要な範囲で説明する義務を怠ったものである。

    3 結語

      以上より、当方は、入江氏の取締役解任請求に関する議題、提案に関する株主提案権を行使する。なお、本書は文字制限の関係より、詳細については定時株主総会当日等に別途説明することも可能である。

<第2号議案に対する取締役会の意見>

取締役会は、本議案に反対します。

当社は2019年9月に、株式会社ワコーパレットの全株式を提案株主より取得致しました。同社では、2021年4月まで、当初の取決めに基づいて、提案株主が社長に就任しておりましたが、当社は全株式を保有する株主として、経営陣に対して、オリックスのコンプライアンス ルール等の順守を要請させて頂き、同社は株式取得後も順調に成長を続けております。

入江氏は、株主の立場で同社の経営を指導しており、「公正な経営判断をせず、改善することなく、漫然と業務に携わっていた」という指摘は全く根拠のないものと考えます。

当社第59回定時株主総会において、事前質問に適切に答えなかったという指摘についても、入江氏に代わって、議長が全ての質問に対して回答しており、「根拠もなく、不誠実な回答をする」という指摘についても全く根拠のないものと考えます。

取締役 入江修二氏は、事業投資の分野で豊富な経験と高度な知見を有しており、2014年1月以降、事業投資本部長として、事業拡大と当社の企業価値向上に貢献しております。2018年6月の取締役就任後も、当社の経営に対する十分かつ実効性の高い監督等を全うしております。同氏には、引き続き当社の企業価値向上に重要な役割を期待出来る為、取締役を解任する理由は皆無と考えます。

したがって、取締役会は本議案に反対します。