-
本定時株主総会終結の時をもって、現任の取締役全員(10名)が任期満了となります。つきましては、多様な知見・経験を経営戦略に反映するためのボードダイバーシティと持続的に監督機能を発揮するためのボードサクセッションの2つの観点から、指名委員会等設置会社として目指すべきガバナンス体制の深化を図ることを目的として、指名委員会の決定に基づき、取締役候補者10名の選任をお願いするものであります。
本議案の取締役候補者が原案どおり選任されますと、取締役会は独立社外取締役が10名中7名と過半数を占め、かつ女性取締役が3名の体制となり、監督機能の強化と取締役会の多様性の確保に繋がるものと考えております。取締役候補者は以下のとおりであります。
なお、取締役候補者のうち、再任となる社外取締役5名の活動状況については、事業報告の「3. 会社役員に関する事項」を、取締役会・各委員会の運営状況については、事業報告の「5. 取締役会の運営」「6. 各委員会の運営」をそれぞれご参照願います。
【取締役候補者の選任について】
取締役会を構成する取締役候補者の選任にあたっては、取締役会の役割・責務を実効的に果たすため、サステナビリティ経営の推進を適切に監督するために必要な知見と経験を有する人財から選任するものとしております。
社外取締役候補者の選任にあたっては、当社の中核事業である小売業に限らず、製造業など異なる業種の出自の経営者の方をはじめ、法律等の専門知識、マーケティングの視点、財務・会計に関する広範な知見と経験を有する方など、ボードダイバーシティを意識し、選任するものとしております。
また、社内の非業務執行取締役候補者については、当社グループにおける幅広い実務経験や監査などの知見を有する方を選任しており、執行役を兼務する取締役候補者については、経営トップである代表執行役社長を選任しております。
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候補者番号1
小出寛子
こいでひろこ
- 独立役員
- 社外取締役候補者
-
候補者番号2
矢後夏之助
やごなつのすけ
- 独立役員
- 社外取締役候補者
-
候補者番号3
箱田順哉
はこだじゅんや
- 独立役員
- 社外取締役候補者
-
候補者番号4
関忠行
せきただゆき
- 独立役員
- 社外取締役候補者
-
候補者番号5
大村恵実
おおむらえみ
- 独立役員
- 社外取締役候補者
-
候補者番号6
山田義仁
やまだよしひと
- 新任候補者
- 独立役員
- 社外取締役候補者
-
候補者番号7
齋藤和弘
さいとうかずひろ
- 新任候補者
- 独立役員
- 社外取締役候補者
-
候補者番号8
好本達也
よしもとたつや
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候補者番号9
浜田和子
はまだかずこ
-
候補者番号10
小野圭一
おのけいいち
候補者番号1
小出寛子 こいでひろこ
1957年8月10日生
- 独立役員
- 社外取締役候補者
所有する当社の株式の数
3,524株
その他株式報酬としての未交付株式
8,913株
当社との特別の利害関係
なし
当事業年度の取締役会出席回数
15回中15回
各委員会出席回数〔指名〕
14回中14回
各委員会出席回数〔報酬〕
10回中10回
取締役在任期間(本定時株主総会終結時点)
約4年
略歴、地位
1986年9月 J.ウォルター・トンプソン・ジャパン株式会社(現 VML Japan)入社 1993年5月 日本リーバ株式会社(現 ユニリーバ・ジャパン株式会社)入社 2001年4月 同社取締役 2006年4月 マスターフーズ リミテッド(現 マースジャパン リミテッド)
マーケティング統括本部長2008年4月 同社チーフ・オペレーティング・オフィサー 2010年11月 パルファン・クリスチャン・ディオール・ジャポン株式会社代表取締役社長 2013年1月 キリン株式会社社外取締役 2013年4月 ニューウェル・ラバーメイド・インコーポレーテッド(米国)
(現 ニューウェル・ブランズ・インコーポレーテッド)
グローバル・マーケティング シニア・ヴァイス・プレジデント2016年6月 三菱電機株式会社社外取締役 2018年4月 ヴィセラ・ジャパン株式会社取締役 2019年6月 本田技研工業株式会社社外取締役
株式会社J‐オイルミルズ社外取締役2021年5月 当社社外取締役(現任) 2024年5月 当社取締役会議長(現任) 2024年6月 大成建設株式会社社外取締役(現任) 重要な兼職の状況
大成建設株式会社社外取締役
社外取締役候補者とした理由及び期待する役割の概要
小出寛子氏は、長年にわたり外資系企業の役員を務め、米国企業の本社マーケティングトップとして企業経営に携わるなど、グローバル経営及びマーケティング分野における豊富な経験に基づく知見、複数の上場企業の社外取締役としての幅広い知見を有しており、指名委員会等設置会社における取締役会論議の在り方、競合分析結果の戦略への反映、適切なトップメッセージの発信並びに戦略的な組織設計などについて能動的かつ積極的な助言・監督を行うことで、取締役会の実効性向上に貢献しております。また、同氏は2024年5月より、取締役会議長に就任し、より中長期的・戦略的な年間アジェンダの設定、付議資料の質的改善、議論の実効性・効率性向上など、取締役会運営の強化・改善に向けた取り組みを進めております。
また、指名委員会委員として、代表執行役のサクセッション・プランに関して客観性・透明性・継続性を担保するグランドデザインの審議、中長期視点で取締役会の監督機能の維持・向上に向けた社外取締役のサクセッション・プランの議論において、報酬委員会委員として、中期経営計画に応じて改定した役員報酬制度における報酬水準・構成の検証、組織再編に伴う報酬水準の見直しなどにおいて、それぞれ適宜必要な助言を行うことで、経営戦略と密接に連携した戦略人事機能の強化に貢献しております。
このような実績と豊富な経験、高い知見を踏まえ、当社グループの経営に資する役割を期待し、引き続き社外取締役候補者といたしました。なお、同氏は、本定時株主総会終結後に開催する取締役会において引き続き取締役会議長に選定される予定です。候補者番号2
矢後夏之助 やごなつのすけ
1951年5月16日生
- 独立役員
- 社外取締役候補者
所有する当社の株式の数
9,829株
その他株式報酬としての未交付株式
10,846株
当社との特別の利害関係
なし
当事業年度の取締役会出席回数
15回中15回
各委員会出席回数〔指名〕
14回中14回
各委員会出席回数〔報酬〕
10回中10回
取締役在任期間(本定時株主総会終結時点)
約5年
略歴、地位
1977年4月 株式会社荏原製作所入社 2002年6月 同社執行役員 2004年4月 同社上席執行役員精密・電子事業本部長
兼 Ebara Precision Machinery Europe GmbH代表取締役会長
兼 Ebara Technologies Inc.代表取締役会長
兼 上海荏原精密機械有限公司董事長2004年6月 同社取締役 2005年4月 同社取締役兼台湾荏原精密股份有限公司 董事長 2005年6月 同社取締役精密・電子事業カンパニー・プレジデント 兼 藤沢事業所長 2006年4月 同社取締役常務執行役員精密・電子事業カンパニー・プレジデント 2007年4月 同社代表取締役社長 2007年5月 同社代表取締役社長内部統制整備推進統括部長 2009年7月 同社代表取締役社長内部統制統括部長 2013年4月 同社取締役会長 2017年10月 公益財団法人荏原畠山記念文化財団代表理事(現任) 2019年3月 株式会社荏原製作所取締役会長退任 2019年6月 株式会社SUBARU社外取締役 2020年5月 当社社外取締役(現任) 2021年5月 株式会社パルコ取締役 社外取締役候補者とした理由及び期待する役割の概要
矢後夏之助氏は、長年にわたりトップとして企業経営に携わり、財務基盤強化やコンプライアンス経営の豊富な経験と、指名委員会等設置会社への移行経験に基づく内部統制やコーポレートガバナンスに関する高度な専門知識を有しており、当社における取締役会論議並びに組織監査の在り方、新規事業や資産取得における将来計画の粒度及び確度、人的資本強化の取り組み及び人事制度改革の方向性について能動的かつ積極的な助言・監督を行うことで、取締役会の実効性向上に貢献しております。
また、指名委員会委員長として、代表執行役のサクセッション・プランに関して客観性・透明性・継続性を担保するグランドデザインの審議、中長期視点で取締役会の監督機能の維持・向上に向けた社外取締役のサクセッション・プランの議論をリードし、促進するとともに、報酬委員会委員として、中期経営計画に応じて改定した役員報酬制度における報酬水準・構成の検証、組織再編に伴う報酬水準の見直しなどにおいて、適宜必要な助言を行うことで、経営戦略と密接に連携した戦略人事機能の強化に貢献しております。
このような実績と豊富な経験、高い知見を踏まえ、社外取締役として当社グループの経営に資する役割を期待し、引き続き社外取締役候補者といたしました。候補者番号3
箱田順哉 はこだじゅんや
1951年7月10日生
- 独立役員
- 社外取締役候補者
所有する当社の株式の数
3,526株
その他株式報酬としての未交付株式
8,913株
当社との特別の利害関係
なし
当事業年度の取締役会出席回数
15回中15回
各委員会出席回数〔監査〕
24回中24回
取締役在任期間(本定時株主総会終結時点)
約4年
略歴、地位
1974年4月 三菱レイヨン株式会社(現 三菱ケミカル株式会社)入社 1980年11月 プライスウォーターハウス公認会計士共同事務所
(1983年6月 青山監査法人に組織変更)入所1984年4月 公認会計士登録 2000年4月 中央青山監査法人/プライスウォーターハウスクーパース パートナー 2006年8月 あらた監査法人(現 PwC Japan有限責任監査法人)代表社員
プライスウォーターハウスクーパース パートナー2008年4月 慶應義塾大学大学院特別招聘教授(内部監査論) 2009年9月 独立行政法人日本貿易振興機構契約監視委員会委員 2010年9月 日本内部統制研究学会(現 日本ガバナンス研究学会)理事 2014年12月 シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社社外監査役(現任) 2015年3月 一般社団法人実践コーポレートガバナンス研究会理事 2015年6月 ヤマハ株式会社社外監査役
イオンフィナンシャルサービス株式会社社外取締役2017年6月 ヤマハ株式会社社外取締役監査委員長 2019年9月 日本公認会計士協会倫理委員会委員 2021年5月 当社社外取締役(現任) 2021年8月 日本公認会計士協会社外役員研修研究専門委員会専門委員長 社外取締役候補者とした理由及び期待する役割の概要
箱田順哉氏は、プライスウォーターハウスクーパースにおいて、長年にわたり、会計監査、経営コンサルティング及び監査法人等の内部監査に携わり、また、慶應義塾大学大学院において内部監査論の特別招聘教授を務めるなど企業監査に関する豊富な経験と高度な専門知見を有しております。また、ヤマハ株式会社の指名委員会等設置会社への機関設計変更にあたり、監査委員長を務めるなど、コーポレートガバナンスや経営監査における高度な専門知識を有しており、新規事業にかかるリスク管理、マイノリティ出資を含めた投資案件の執行内モニタリングの状況、当社における組織監査の在り方などについて能動的かつ積極的な助言・監督を行うことで、取締役会の実効性向上に貢献しております。
また、監査委員会の委員長として、指名委員会等設置会社における取締役・執行役の職務執行監査を行うとともに、取締役会に付議された案件や監査委員会として注視が必要と判断した案件等について、適法性・妥当性等の視点で意見交換、協議を推進することが期待されており、これらの役割を果たすことにより、監査機能の強化に尽力しております。同時に、グループ全体のガバナンスの向上にも取り組んでいます。
このような実績と豊富な経験、高い知見を踏まえ、社外取締役として、当社グループの経営に資する役割を期待し、引き続き社外取締役候補者といたしました。候補者番号4
関忠行 せきただゆき
1949年12月7日生
- 独立役員
- 社外取締役候補者
所有する当社の株式の数
4,798株
その他株式報酬としての未交付株式
10,846株
当社との特別の利害関係
なし
当事業年度の取締役会出席回数
15回中15回
各委員会出席回数〔監査〕
24回中24回
取締役在任期間(本定時株主総会終結時点)
約5年
略歴、地位
1973年4月 伊藤忠商事株式会社入社 1998年6月 伊藤忠インターナショナル会社(ニューヨーク駐在)財務部長 2004年6月 伊藤忠商事株式会社執行役員食料カンパニーCFO 2007年4月 同社常務執行役員財務部長 2009年6月 同社代表取締役常務取締役
財務・経理・リスクマネジメント担当役員兼CFO2010年4月 同社代表取締役専務執行役員 2011年5月 同社代表取締役専務執行役員CFO 2013年4月 同社代表取締役副社長執行役員CFO 2014年4月 同社代表取締役副社長執行役員社長補佐・CFO・CAO 2015年4月 同社顧問 2016年5月 株式会社パルコ社外取締役 2016年6月 日本バルカー工業株式会社(現 株式会社バルカー)社外取締役 2017年4月 伊藤忠商事株式会社理事(現任) 2017年6月 JSR株式会社社外取締役 2017年7月 朝日生命保険相互会社社外監査役(現任) 2020年5月 当社社外取締役(現任)
株式会社パルコ取締役2022年5月 株式会社大丸松坂屋百貨店取締役(現任) 重要な兼職の状況
朝日生命保険相互会社社外監査役
(当社グループ内の兼職状況)
株式会社大丸松坂屋百貨店取締役社外取締役候補者とした理由及び期待する役割の概要
関忠行氏は、総合商社において長年にわたり国際的な事業経営やリスクマネジメントに携わり、またCFOとしての財務・会計に関する豊富な知識と経験、複数企業の社外取締役、監査役として幅広い知見を有しており、取締役会への付議基準、新規投資案件のリスクとその対応、業績予想の在り方やステークホルダーへの伝え方、監査機能の充実に向けた先進事例などについて能動的かつ積極的な助言・監督を行うことで、取締役会の実効性向上に貢献しております。なお、当社では、社外取締役が自由闊達に意見交換、情報共有する機会としてエグゼクティブ・セッションを設けており、同氏はそのリードディレクターを担っております。
また、監査委員会の委員として、指名委員会等設置会社における取締役・執行役の職務執行監査を行うとともに、取締役会に付議された案件や監査委員会として注視が必要と判断した案件等について適法性・妥当性等の視点で意見交換、協議することが期待されており、これらの役割を果たすことで、監査機能の強化に尽力しております。同時に、グループ全体のガバナンスの向上にも取り組んでおります。
このような実績と豊富な経験、高い知見を踏まえ、社外取締役として、当社グループの経営に資する役割を期待し、引き続き社外取締役候補者といたしました。候補者番号5
大村恵実 おおむらえみ
1976年9月2日生
- 独立役員
- 社外取締役候補者
所有する当社の株式の数
258株
その他株式報酬としての未交付株式
ー株
当社との特別の利害関係
なし
当事業年度の取締役会出席回数
12回中12回
各委員会出席回数〔監査〕
17回中17回
取締役在任期間(本定時株主総会終結時点)
約1年
略歴、地位
2002年10月 弁護士登録
ミネルバ法律事務所入所2007年3月 アメリカ合衆国ニューヨーク州弁護士登録 2008年7月 アテナ法律事務所パートナー 2010年9月 国際労働機関(ILO)国際労働基準局(ジュネーブ本部)アソシエイト・エキスパート 2013年9月 アテナ法律事務所パートナー 2014年1月 日本弁護士連合会国際室室長 2014年9月 株式会社デジタルガレージ社外取締役 2019年6月 神谷町法律事務所カウンセル 2021年4月 CLS日比谷東京法律事務所カウンセル 2021年11月 バリュエンスホールディングス株式会社社外取締役(監査等委員)(現任) 2022年1月 CLS日比谷東京法律事務所パートナー(現任) 2022年12月 株式会社FOOD & LIFE COMPANIES社外取締役(監査等委員)(現任) 2023年6月 公益財団法人日本女性学習財団監事(現任) 2024年5月 当社社外取締役(現任) 重要な兼職の状況
CLS日比谷東京法律事務所パートナー
バリュエンスホールディングス株式会社社外取締役(監査等委員)
株式会社FOOD & LIFE COMPANIES社外取締役(監査等委員)社外取締役候補者とした理由及び期待する役割の概要
大村恵実氏は、弁護士として国際機関でのグローバルな経験や労働法務における専門的知見を有し、数多くの案件を取り扱った経験に加え、他上場企業(BtoCビジネス)での社外取締役(監査等委員)としての豊富な経験を有しております。特に、人権デューデリジェンス等のサステナビリティ・ESG法務分野の実務に精通し、ダイバーシティ経営等、企業が直面する多様な課題に対し、専門家として助言してまいりました。当社グループにおいては、SDGsネイティブをターゲットとした事業計画の検討、従業員の意見を反映させた当社独自の人的資本経営、多角的な視点から新規事業におけるリスクを特定することなどについて能動的かつ積極的な助言・監督を行うことで、取締役会の実効性向上に貢献しております。
また、監査委員会の委員として、指名委員会等設置会社における取締役・執行役の職務執行監査を行うとともに、取締役会に付議された案件や監査委員会として注視が必要と判断した案件等について適法性・妥当性等の視点で意見交換、協議することが期待されており、これらの役割を果たすことで、監査機能の強化に尽力しております。同時に、グループ全体のガバナンスの向上にも取り組んでおります。
このような実績と豊富な経験、高い知見を踏まえ、社外取締役として、当社グループに資する役割を期待し、引き続き社外取締役候補者といたしました。候補者番号6
山田義仁 やまだよしひと
1961年11月30日生
- 新任候補者
- 独立役員
- 社外取締役候補者
所有する当社の株式の数
なし
当社との特別の利害関係
なし
略歴、地位
1984年4月 立石電機株式会社(現 オムロン株式会社)入社 2008年6月 オムロン株式会社執行役員 兼 オムロンヘルスケア株式会社代表取締役社長 2010年3月 オムロン株式会社グループ戦略室長 2010年6月 同社執行役員常務 2011年6月 同社代表取締役社長 2013年6月 同社代表取締役社長CEO 2023年6月 同社取締役会長 取締役会議長(現任)
日本電気株式会社社外取締役(現任)重要な兼職の状況
オムロン株式会社取締役会長 取締役会議長
日本電気株式会社社外取締役社外取締役候補者とした理由及び期待する役割の概要
山田義仁氏は、オムロン株式会社において、長年にわたり代表取締役社長CEOとしてリーダーシップを発揮され、2023年からは同社の取締役会長 取締役会議長として経営の監督に尽力されるなど、中長期的な視点での企業経営と取締役会の適切な運営について、豊富な経験と深い見識を有しております。
また、同社において社長指名諮問委員会及びコーポレート・ガバナンス委員会の委員を務められるほか、上場企業の社外取締役を務められるなど、コーポレートガバナンスやサステナビリティに関する高度な知見を有しており、サクセッション・プランをはじめ、当社グループの企業経営の透明性・公正性のさらなる向上に資する積極的な助言が期待されます。
このような実績と豊富な経験、深い見識を当社グループの適切な経営の監督に反映していただけることを期待し、新たな社外取締役候補者といたしました。候補者番号7
齋藤和弘 さいとうかずひろ
1956年10月31日生
- 新任候補者
- 独立役員
- 社外取締役候補者
所有する当社の株式の数
なし
当社との特別の利害関係
なし
略歴、地位
1979年4月 サントリー株式会社入社 1999年1月 同社食品事業部部長 2005年9月 同社食品事業部副事業部長 2009年4月 サントリーホールディングス株式会社執行役員
兼 サントリー食品株式会社常務取締役2011年1月 サントリー中国ホールディングス有限公司副社長 中国食品事業部長
兼 三得利(上海)食品貿易有限公司董事長総経理2014年4月 サントリー中国ホールディングス有限公司社長 兼 中国ビール・黄酒事業部長 2015年4月 サントリー食品インターナショナル株式会社常務執行役員
経営企画本部担当財経本部長2016年4月 同社常任顧問
兼 Suntory Beverage & Food Asia Pte. Ltd. CEO2019年4月 同社代表取締役社長 2022年4月 アド・コムグループ株式会社会長 社外取締役候補者とした理由及び期待する役割の概要
齋藤和弘氏は、サントリーグループにおける海外での豊富な経営経験に加え、飲料・食料品事業会社におけるマーケティングや経営企画、財務・会計に関する豊富な経験と高度な知見を有しております。
さらに2019年から約4年にわたり、飲料・食料品事業会社の代表取締役社長としてグループ経営を実践し、強いリーダーシップを発揮されるなど、中長期的な視点でのグループ経営に関する豊富な経験と深い見識を有しており、マーケティングや財務・会計に関する豊富な経験と高度な知見と併せて、当社の攻守両面でのガバナンス強化に資する積極的な助言が期待されます。
このような実績と豊富な経験、深い見識を当社グループの適切な経営の監督に反映していただけることを期待し、新たな社外取締役候補者といたしました。候補者番号8
好本達也 よしもとたつや
1956年4月13日生
所有する当社の株式の数
158,662株
その他株式報酬としての未交付株式
ー株
当社との特別の利害関係
なし
当事業年度の取締役会出席回数
15回中15回
各委員会出席回数〔指名〕
10回中10回
各委員会出席回数〔報酬〕
6回中6回
取締役在任期間(本定時株主総会終結時点)
約12年
略歴、地位及び担当
1979年4月 株式会社大丸入社 2000年3月 同社本社札幌出店計画室札幌店開設準備室部長 2008年1月 同社東京店長 2008年5月 同社執行役員東京店長 2010年1月 当社執行役員百貨店事業政策部営業企画推進室長
兼 マーケティング企画推進室長2010年3月 株式会社大丸松坂屋百貨店執行役員
同社経営企画室長2012年5月 同社取締役兼執行役員 2013年4月 同社代表取締役社長
兼 株式会社大丸松坂屋セールスアソシエイツ代表取締役社長2013年5月 当社取締役(現任) 2017年5月 当社代表執行役常務 2020年5月 当社代表執行役社長 2023年3月 当社代表執行役社長 兼 CRE戦略統括部長 2024年3月 当社執行役 取締役候補者とした理由及び期待する役割の概要
好本達也氏は、株式会社大丸松坂屋百貨店における経営管理、企画、店舗運営など百貨店事業全般に関する豊富な経験と知見を有しており、2013年の同社代表取締役社長就任後は、外部環境の大きな変化を踏まえた新たな百貨店事業戦略を立案し、その実現に向けて強いリーダーシップを発揮いたしました。
2020年の当社代表執行役社長就任後は、厳しい経営環境のもと、2019年度の営業利益水準への完全復活を目指した中期経営計画において、サステナビリティ経営の実践と未来に勝ち残るための企業変革に向けリーダーシップを発揮し、コロナ禍からの完全復活を実現いたしました。
2024年5月からは社内選出の非業務執行取締役として、これまでの豊富な経験に裏打ちされた広範かつ高い視座からの知見を活用し、グループ戦略全般及び各事業の役割並びに各事業への期待を踏まえ、全てのステークホルダーを意識した監督業務を行うことで、取締役会の監督機能強化に貢献しており、指名委員会委員として、代表執行役のサクセッション・プランに関して客観性・透明性・継続性を担保するグランドデザインの審議、中長期視点で取締役会の監督機能の維持・向上に向けた社外取締役のサクセッション・プランの議論において、報酬委員会委員として、中期経営計画に応じて改定した役員報酬制度における報酬水準・構成の検証と確認において、それぞれ適宜必要な助言を行うことで、経営戦略と密接に連携した戦略人事機能の強化に貢献しております。
このような実績と豊富な知見を通じて、当社グループの企業価値向上と持続的成長に繋げる役割を期待し、引き続き取締役候補者といたしました。候補者番号9
浜田和子 はまだかずこ
1962年9月6日生
(戸籍上の氏名:姫野 和子)
所有する当社の株式の数
3,081株
その他株式報酬としての未交付株式
23,142株
当社との特別の利害関係
なし
当事業年度の取締役会出席回数
15回中15回
各委員会出席回数〔監査〕
24回中24回
取締役在任期間(本定時株主総会終結時点)
約4年
略歴、地位及び担当
1985年4月 株式会社パルコ入社 2000年9月 同社営業統括局マーケティング部部長 2002年3月 同社吉祥寺店店次長 2005年3月 同社吉祥寺店店長 2007年3月 同社新所沢店店長 2010年3月 同社執行役人事担当 2013年3月 同社執行役総務・人事担当 2015年3月 同社執行役グループ監査室担当 2020年5月 同社監査役 2021年5月 当社取締役(現任) 取締役候補者とした理由及び期待する役割の概要
浜田和子氏は、株式会社パルコにて吉祥寺店、新所沢店の店長を務めたのち、2010年3月に同社執行役に就任し、その後は総務・人事担当として経営幹部育成プログラムを企画するなど、同社の店舗運営、経営管理分野及び企業のダイバーシティ推進に関して豊富な経験に基づく幅広い知見を有しております。
また、2015年3月には同社グループ監査室担当、2020年5月からは同社監査役を歴任し、パルコ事業の監査機能強化に貢献してまいりました。
2021年5月より、社内選出の非業務執行取締役として監査委員会の委員を務め、経営会議等の社内重要会議に出席するほか、指名委員会等設置会社における取締役・執行役の職務執行監査を行うとともに、取締役会に付議された案件や監査委員会として注視が必要と判断した案件等について適法性・妥当性等の視点で意見交換、協議を行い、監査機能の強化に貢献しております。
このような実績と経験を通じて得た幅広い知見を活かし、適切な経営監督業務を行うとともに、パルコとのグループシナジー最大化を通じて当社グループの企業価値向上と持続的成長に貢献する役割を期待し、引き続き取締役候補者といたしました。候補者番号10
小野圭一 おのけいいち
1975年8月2日生
所有する当社の株式の数
25,723株
当社との特別の利害関係
なし
当事業年度の取締役会出席回数
12回中12回
取締役在任期間(本定時株主総会終結時点)
約1年
略歴、地位及び担当
1998年4月 株式会社大丸入社 2007年4月 同社本社百貨店事業本部梅田新店計画室 2010年9月 株式会社大丸松坂屋百貨店大丸梅田店営業推進部販促広告担当 2012年11月 株式会社パルコ本社ストアプランニング部 2013年11月 株式会社大丸松坂屋百貨店本社営業本部営業企画室インバウンド担当 2015年9月 同社本社MD・チャネル開発統括部部長インバウンド担当 2016年9月 同社大丸京都店営業推進部長 2018年3月 当社執行役
株式会社ディンプル代表取締役社長2020年10月 当社財務戦略統括部構造改革推進部長 2022年3月 当社執行役常務
経営戦略統括部長 兼 リスク管理担当2022年5月 株式会社パルコ取締役 2024年3月 当社代表執行役社長 兼 CRE戦略統括部長(現任) 2024年5月 当社取締役(現任) 取締役候補者とした理由及び期待する役割の概要
小野圭一氏は、百貨店の企画部門でのインバウンド担当、パルコへの出向、グループ子会社社長を経験した後に、当社では構造改革推進部長を経て、経営戦略統括部長に就任いたしました。インバウンド担当では発想豊かな戦略立案を実行したことで業績の向上に貢献し、また、構造改革推進部長としては、事業ポートフォリオの変革やグループ全体での固定費圧縮などを進めました。2022年3月に経営戦略統括部長に就任後は、グループ全体の戦略立案と並行して、企業買収やCVC、事業承継ファンドの立ち上げなど、前例のないチャレンジを実行し続けてきました。また、複数のグループ事業会社の取締役として各社のマネジメントに携わるなど、グループ全体を俯瞰して見る豊富な経験、能力を有しております。本年度よりスタートした中期経営計画の策定においては、グループの向かうべき方向を広い視野と長期的な視点を持って立案し、全社戦略を推進しました。
2024年3月の代表執行役社長就任後は、グループ全体を俯瞰的に見る事業戦略構築力、将来の成長に向けた変革推進など経営全般にわたってリーダーシップを発揮しており、2024-2026年度中期経営計画の達成と2030年に目指す価値共創リテーラーグループの実現に向けた取り組みを進めております。
これらのことから、代表執行役社長として業務執行の先頭に立って当社グループを牽引するとともに、監督と執行の両面で当社グループの企業価値向上と持続的成長に貢献することができる人財として適任であると判断し、引き続き取締役候補者といたしました。取締役候補者に関する特記事項
・当社は、取締役候補者である小出寛子氏、矢後夏之助氏、箱田順哉氏、関忠行氏、大村恵実氏、好本達也氏及び浜田和子氏との間で会社法第427条第1項に規定する同法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しております。また、本議案において新任の取締役候補者である山田義仁氏及び齋藤和弘氏の選任をご承認いただいた場合、両氏と同契約を締結する予定です。
・当社は、保険会社との間で会社法第430条の3第1項の規定に基づく役員等賠償責任保険契約を締結しております。当該保険契約では、すべての被保険者の保険料を当社が全額負担いたしております。当該保険契約の被保険者は、当社のすべての取締役及び執行役並びに子会社のすべての取締役及び監査役です。本議案において各取締役候補者の選任をご承認いただいた場合、当該保険契約の被保険者となります。なお、当社は当該保険契約を次回更新時にも同様の内容で更新する予定です。
・取締役候補者である小出寛子氏、矢後夏之助氏、箱田順哉氏、関忠行氏及び大村恵実氏は、株式会社東京証券取引所、株式会社名古屋証券取引所が一般株主保護のため確保することを義務付けている独立役員であります。また、本議案において新任の取締役候補者である山田義仁氏及び齋藤和弘氏の選任をご承認いただいた場合、両氏を独立役員として指定する旨を各証券取引所に届け出ております。
・取締役候補者の当社グループ内における兼職である取締役は、いずれも非業務執行取締役であります。
・取締役候補者である小出寛子氏が2016年6月から社外取締役として在任していた三菱電機株式会社において、2021年4月以降、同社製品の一部にかかる品質不適切行為の事実が複数判明しました。また、当該事実が判明したことを受け、2021年7月以降、当該事実に関係する複数の同社製造拠点において、ISO9001認証及びIRIS認証の一時停止並びにISO9001認証の適用範囲の一部及びIRIS認証の取消の通知を受けました。なお、同氏は当該事実のいずれにも直接関与しておらず、当該事実の判明以前には当該事実を認識しておりませんでした。同氏は、当該事実の判明以前に取締役会において品質問題に対する意識変革の重要性について意見表明を行うなど、平素より法令遵守の観点から提言を行っており、当該事実の判明後も法令・契約遵守の徹底や実効性のある不正防止策の実施に向けた取り組みについて助言や監督を行うなど、社外取締役としての職責を果たしておりました。
(ご参考) 「当社社外取締役の独立性判断基準」
当社の社外取締役は、当社株主と利益相反が生じるおそれがない高い独立性を有している者から選任されるものとします。なお、その独立性の判断基準は、次のいずれにも該当しないこととします。
1 当社グループの業務執行者
2 当社の主要株主(その業務執行者を含みます。以下3~6において同じ。)
3 当社グループの主要な取引先
4 当社グループから役員報酬以外に一定額以上の支払を受ける法律事務所、監査法人その他のコンサルタント等
5 当社グループが一定額以上の寄付を行っている寄付先
6 当社グループと役員相互就任関係となる場合のその関係先
7 過去5年間において、上記1~6に該当していた者
8 上記1~7の配偶者又は二親等以内の親族
なお、上記において、「業務執行者」とは「業務執行取締役、執行役、執行役員その他の使用人等」を、「主要株主」とは「当社の10%以上の議決権を保有する株主」を、「主要な取引先」とは「過去5年間のいずれかの年度において、当社グループとその取引先との間で、当社の連結年間売上高又はその取引先の年間売上高の2%以上の取引が存在する取引先」を、「一定額」とは「過去5年間のいずれかの年度において年間1千万円」をいうものとします。
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