株主の皆さまへ

価値ある豊かさの創造

全社生産性の向上により収益力を高め、企業価値の向上を目指します

株主の皆さまにおかれましては、日頃より格別のご理解とご支援を賜り、心より感謝申し上げます。

2024年度は、「店舗中心経営の推進=人的資本の充実」と「消費動向を捉えたメニュー・プロモーション施策」が効果を上げ既存店が好調に推移しました。売上高は2014年の再上場以来最高の4,011億円、営業利益・当期利益は前年比約2倍の242億円・140億円となり、いずれも業績予想を上回る結果となりました。これを受け、2024年度の期末配当は当初予定の10円から11円に引き上げさせていただきます。

2025年度はさらなる業績拡大を計画し、今期の年間配当は配当性向30%という配当の基本方針に基づき、1株当たり20円を見込んでいます。

先行きの不透明な経済情勢の下、インフレ環境は今後も続くことが予想されます。消費動向については選択的消費(消費の二極化)がさらに深化し、一層のお値打ちを創出する経営が求められています。

インフレによるコスト増加に対しては、調達先の多様化や、DXを活用した生産物流・店舗オペレーションの一層の効率化など全社生産性の向上を推進します。

二極化が進む消費に対しては、お客様の外食動機に寄り添ったメニューの展開とプロモーションの高度化を図ります。また店舗でのサービス・品質を高めてお客様満足度の向上を客数・客単価の上昇に繋げ、収益成長を目指してまいります。

株主優待に関しましては、現行の優待制度の内容を継続とさせていただきます。株主の皆さまへの利益還元は経営上の重要課題であり、収益力の強化と企業価値の向上に向けて尽力してまいります。

株主の皆さまにおかれましては、今後とも一層のご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。