株主の皆様へ

株主の皆様には、平素より格別のご支援、ご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

当社は昨年6月に、「新規事業の拡大と次世代の成長を生み出す投資を促進~創造と成長の5年間」と位置づけた第4次中期経営計画(2024~2028年度)を発表いたしました。「Better healthからBeyond health、そしてWell-beingへ」をテーマに掲げ、予防・健康増進、診断から治療までのトータルヘルスケアをコンセプトに、地球環境、女性の健康、少子高齢社会という社会課題に重点的に取り組んでいます。

初年度である2024年度は、医療関連事業では、第4次中期経営計画の成長ドライバーである『コア2』製品を中心に好調に推移しました。抗精神病薬「レキサルティ」においては、米国に続き、国内でも「アルツハイマー型認知症に伴う焦燥感、易刺激性、興奮に起因する、過活動又は攻撃的言動」いわゆるアジテーションの効能追加を取得しました。ニュートラシューティカルズ関連事業においても、新たに設定した3つの社会課題別カテゴリーにおいて、機能性飲料やサプリメントを中心に全カテゴリーが成長しました。

当中期経営計画の策定に合わせ、自らの持続的な成長とサステナブルな社会の実現を目指して、企業が優先して取り組むべき重要項目であるマテリアリティを再特定しました。各項目において戦略、施策、指標を設定し、グループ全体で推進しています。

大塚グループは、今後も“Otsuka-people creating new products for better health worldwide”の企業理念のもと、社会環境の変化に適応し、新たな価値創造を通じて人々のWell-beingへ貢献できるよう、前進し続けてまいります。

株主の皆様におかれましては、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2025年3月6日