株主の皆様へ

本年4月より代表取締役社長に就任した勝川四志彦でございます。
株主の皆様には、日頃から格別のご高配を賜わりまして厚く御礼申しあげます。

さて、2023年度は「KOBELCOグループ中期経営計画(2021~2023年度)」の最終年度となりましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に比べ369億円増益の1,095億円となり、ROICは6.7%と目標としていた5%以上を達成することができました。
これを受け期末配当につきましては、1株につき45円とすることを決議し、年間配当は先の中間配当と合わせ、1株につき90円とさせていただきました。

当社グループは「安全・安心で豊かな暮らしの中で、今と未来の人々が夢や希望を叶えられる世界。」の実現を企業理念の一つに掲げ、個性と技術を活かし合い、社会課題の解決に挑みつづけています。

当社グループの最大の武器は、「様々な個性を持つ人材と多様な技術・事業等のかけ算」により新たな価値を生み出せることにあり、この武器を活かすべく、2024年度よりスタートした「KOBELCOグループ中期経営計画(2024~2026年度)」では、「“稼ぐ力の強化”と“成長追求”」、「カーボンニュートラルへの挑戦」の2つを最重要課題といたしました。

これらの課題を解決するには、現状に甘んずるのではなく、いろいろな変革が必要です。当社グループの強みを活かして課題を解決するとともに、引き続きサステナビリティ経営の強化に取り組み、魅力ある企業への変革を果たしてまいります。

株主の皆様におかれましては引き続き当社グループをご支援いただきたく、何卒よろしくお願い申しあげます。

2024年5月30日

株式会社神戸製鋼所
代表取締役社長

勝川四志彦