人財への取り組み

当社グループは価値の共創を担う人財(Value Co-Creator)こそが、当社グループの事業成長、そして持続的な美しい未来社会の創造の源泉であると考えています。

人財育成方針(2023年3月制定)

社員は「人材」ではなく「人財」

社員の成長と価値創造が、組織の成長の源泉。すなわち、社員は財産です。
シグマクシス・グループは、多様な人財がモチベーション高く能力を発揮し、持続的に成長しながら、
自分らしく、いきいきと価値創造に取り組める環境の実現を目指します。

ダイバーシティがコラボレーションの価値を最大化させる

自らのライフワークバランスを維持しながらプロフェッショナルとして成長を目指す人財が揃えば揃うほど、多様性は増していきます。「違い」をお互いに認め合い、尊重して、組み合わせの価値を作り出していくことに、ダイナミックな楽しさがあります。それを社員が受け入れる風土があってこそ、女性や外国人のみならず、多様な個性をもった人財が集まり、活躍する組織となるのです。

社員数の推移や内訳(2023年3月末時点/連結)

(ご参考)価値共創を支えるワーク環境(社内環境整備方針)

当社グループは、ワークスタイルを“Professional & Collaboration”と定め、多様な人財がモチベーション高く能力を発揮し、持続的に成長しながら、自分らしく、いきいきと価値創造に取り組める環境を実現しています。

ラーニングプログラム

各自が自ら能力開発を推進する当社グループでは、様々な研修がカフェテリアプランとして提供されています。

カフェテリア研修
  • ・クラスルームセッション
    クラス形式で行われるセッション。問題解決力、チャート策定力、ビジネス戦略モデル、財務分析、データサイエンスなど当社グループで働く上で必須となるスキル強化プログラムが、年間30日以上提供。
  • ・オンライントレーニング
    社内・社外の各種トレーニングコースがオンラインで自由に受講可能。
ナレッジ共有/プロに学ぶ
  • ・ナレッジフェア
    社内のプロフェッショナルが自らのプロジェクトや提案で得た知見、開発した新たなサービス、あるいは海外イベントなどで仕入れてきた最新情報などを、社内に共有するイベント。月に数回行われ、興味のあるテーマには自由に参加することが可能。
  • ・プロフェッショナルセッション(ハイタッチプログラム)
    学術・文化・スポーツなどあらゆる分野で、その道を極める第一人者の見識や経験に直接触れることで、見識を拡げ、発想を転換し自らを高めていくきっかけを創るセッション。

健康管理プログラム

当社グループは、価値創造の源泉である「人財」を最も重要な経営資源と位置づけ、社員の健康管理に注力し、様々な環境と仕組みを整えています。

健康管理プログラムでは、定期健康診断受診促進及び婦人科健診費用の一部オプション補助、充実した産業医・保健師体制の構築、受検回数制限のないストレスチェック、健康診断結果による自身の健康状態をウェブ上で確認できるヘルスサポートシステムの導入などを行っています。また2020年以降はコロナ禍の対応として、デジタルワークプレイス環境に加えて、新型コロナワクチンの職域接種、会社費用負担によるPCR検査の実施や抗原検査キットの配布、オフィス除菌の徹底、社員への衛生用品支給サポートなどを実施し、円滑な事業運営を実現しました。

2023年には健康関連情報の提供、遺伝子検査費用補助、健康診断受診時に対象者を20代からに拡大した婦人科検診や腫瘍マーカーオプション費用の補助、家族も含めた医療費補助、医療機関受診時のクーポン等による支援など、健康管理サイクルを支える施策をさらに充実しています。

サステナビリティへの取り組み

企業の価値を財務価値と非財務価値を総合したものと捉え、SDGs(持続可能な開発目標)、並びにESG(環境、社会、ガバナンス)を重視して事業を推進しております。

サステナビリティ基本方針

「Create a Beautiful Tomorrow Together」の実現を通じて、
持続的な美しい社会の創造を目指します

(2021年12月制定)

サステナビリティ委員会を設置

サステナビリティ委員会では気候関連課題をはじめとしたESG・SDGs関連の重要課題の検討やリスクモニタリング、取締役会への定期的な報告を通じて、ESG・SDGsへの取り組みを強化しています。サステナビリティ委員会の運営状況概要は下記の通りです。

  • ・サステナビリティ委員会は、委員長の業務執行取締役、および事業を管轄する執行役員で構成されています。またESGの3項目である「環境」「社会」「ガバナンス」の観点でそれぞれ分科会などを設置しています。
  • ・サステナビリティ課題への取り組みの重要事項は経営会議で審議され、取締役会において報告・監督される体制となっています。
  • ・サステナビリティ委員会は、サステナビリティを巡る課題への取り組みについての討議を目的に、月に1回開催されています。また、サステナビリティ課題に対する施策の検討、進捗モニタリングを実施しています。

当社グループの重要課題である人的資本に関するリスクについては、取締役CFOを委員長としたリスクマネジメント委員会において、リスク特定やリスク管理、取締役会への報告・提言を行っており、特定された人的資本リスクは、サステナビリティ委員会社会分科会のもと施策の検討や施策の進捗状況のモニタリングを行っています。また、法令遵守などの事項については、執行役員CCOを委員長としたコンプライアンス委員会において、監督・施策等の検討を行っています。

気候関連リスクについては、サステナビリティ委員会環境分科会において、脱炭素社会移行に伴うリスクや温室効果ガス削減に関するリスク、気候変動の物理的影響に伴うリスクについて、対応を検討しています。

気候変動への取り組み

  • ■当社グループでは、自社での取り組みに加え、日本企業のトランスフォーメーション推進をはじめとした事業活動を通じ、パートナーとのコラボレーションで気候変動への貢献を行ってまいります。
  • ・地域エネルギーデザインを含む新たな「まちづくり」支援を行っています。長野県小布施町においては次世代型レジリエントタウンの構築、多摩田園都市エリアにおいては東急株式会社とのパートナーシップで、生活者や企業・行政とともに資源循環や地域共助の仕組みづくりに取り組んでいます。
  • ・投資事業においてはリジェネラティブ&ウェルビーイングを投資領域と位置づけ、価値創造を支援する投資業務を推進しています。再生可能エネルギー分野では自然電力株式会社、フォレストエナジー株式会社への投資と事業支援を行っています。
  • ・脱炭素専門エネルギー・アナリストのメディア取材やセミナー登壇を通じた情報発信などを行っています。
  • ・コンサルティング事業の株式会社シグマクシスは新経済連盟の『カーボンニュートラルWG(ワーキンググループ)』に参画しています。
  • ・当社グループ全体で、社内情報のペーパーレス化を推進しています。また、自社事業所内でのペットボトル飲料提供を完全廃止、事業所の天井照明をLED照明へ全面切り替え、プラスチック素材のクリアフォルダーを紙素材に切り替えるなど、グリーン購入や脱炭素の取り組みを加速しております。
  • ■当社グループでは、温室効果ガス排出量に関するScope1、2の目標を、2030年度「2021年度比50%削減」、2050年度「実質ゼロ」としています。

TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)が推奨する開示項目に関する当社の情報は
https://www.sigmaxyz.com/company/sdgsesg/tcfd/ にて詳細をご確認いただけます。

SDGsの達成に向けて

  • ■SDGsの達成に向け、顧客課題の解決のみならず、社会課題の解決に向けた付加価値活動の展開を目指し、プロジェクト開始時に、プロジェクトがSDGsの17のゴールのいずれの達成に貢献するかについて、顧客との合意形成の場を必ず設定しています。
  • ■社会課題の解決に向け、内外の共感者・賛同者を集めエコシステムを形成する「ソーシャル・マルチサイド・プラットフォーム」構築に取り組んでいます。

Bコーポレーション認証

2022年1月、当社グループの事業及び活動に対し、米国の非営利団体B Labによる国際的な認証制度に基づく「Bコーポレーション認証」を取得いたしました。

Bコーポレーション認証とは、環境や社会への配慮、経営の透明性、事業の持続可能性などにおいて優れた、公益性の高い企業を認証する制度です。2023年4月時点で、89カ国において約6,500社が取得しており、当グループの認証取得は日本の上場企業としては初となります。

当社のESG・SDGsへの取り組みやKPI(非財務目標)の目標値などの詳細は
https://www.sigmaxyz.com/company/sdgsesg/ にてご確認いただけます。

ガバナンス

コーポレート・ガバナンス体制のより一層の充実を図るため、複数の独立社外取締役を含む監査等委員である取締役で構成する監査等委員会を置くことにより、取締役会の監督機能を一層強化し、経営の透明性の確保や効率性の向上を図れるものと考え、この体制を採用しております。

  • ■コーポレート・ガバナンス体制図 (2023年4月時点)