株主の皆様へ
社長メッセージ

株主の皆さまへ
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当社では2030年ビジョン「イオンモールは、地域共創業へ。」を掲げ、それに至る中間目標として、2025年度を最終年度とする中期経営計画を進めてまいりました。中期経営計画(2023-2025年度)においては、事業環境の変化を機会と捉え、サステナブルな企業として地域と共に成長していくために、ステークホルダーに対して経済価値、社会価値、環境価値を創出する「真の統合型ESG経営」の実現により持続的な成長をめざしています。2024年度は中期経営計画の達成に向けて、海外では4モールの新規出店、国内では2モールの増床リニューアルを実施しました。
当社は、小売業を中心とするイオングループの中で、商業施設の開発を通じて、事業機会を提供する役割を担う、いわばグループビジネスの中核となる存在であり、イオングループのシナジーを最大限に発揮できることが大きな強みとなります。モールというプラットフォームの上にはGMS※があり、金融・クレジットや施設の設備メンテナンスなど、イオングループの企業がさまざまな機能を提供しています。グループのリソースを活用することで、当社のさらなる利益成長につなげていける潜在的な機会は大きなものがあると感じています。GMSとも連携した施設全体でのリニューアルによる集客強化、金融との連携強化によるキャッシュレス化やグループ生活圏の構築などグループ間連携による利益成長をめざしていきます。イオングループのスケールメリットを最大限に活かすことで、物価高騰の影響を受けている地域のお客さまに対して、Well-beingな暮らしづくりをサポートしてまいります。
社会環境が変化する中、ショッピングモールの役割は大きく変わっています。将来にわたり、地域から必要とされ続ける施設となるために、人々の集う場であるショッピングモールが地域に提供する価値を新たな視点で再定義することが、社長としての私の役割であると認識しています。お客さま第一の視点を持って、ショッピングモールで過ごす時間を通じて喜んでいただくという商業の原点に立ち、イオンモールの企業価値向上に向けて、そして地域のさらなる発展に向けて、尽力いたします。
※ 総合スーパー(General Merchandise Store)の略称。
経営理念
