株主の皆さまへ
株主の皆さまにおかれましては、平素よりJR東日本グループの経営に格別のご高配を賜り、心より御礼申しあげます。
2025年3月期については、グループ一体となって収益・利益の確保に全力をあげた結果、鉄道の利用増やエキナカ店舗・ホテルの売上増に加え「成長のエンジン」として位置づけた不動産事業の進展に伴いすべてのセグメントで増収となったことなどにより、連結決算で営業収益は4期連続の増収、すべての利益が増益となりました。
一方で輪軸組立作業における圧入力値の不適切な取扱いや東北新幹線の走行中に連結部が外れ停車した事象など、株主の皆さまにご不安やご心配をおかけする事故・事象を発生させたことを、深くお詫び申しあげます。私どもといたしましては、これらの事故・事象を鉄道事業に限らずJR東日本グループ全体の品質管理に対する厳しい教訓と受け止め、今一度、安全の原点に立ち返って、経営のトッププライオリティであり、私どもの不断の使命である「究極の安全」をグループ一丸となって追求していく決意であります。今年度から新たな経営ビジョンを発表し、鉄道を中心とするモビリティと生活ソリューションの二軸によるさらに強い経営構造を構築し、事業活動で得られた利益をお客さま・地域の皆さま、株主・投資家の皆さま、そして社員や家族に還元するとともに、グループの成長に振り向けることで“創造と成長のサイクル”を回し、「四方良し」の志の高い企業グループを引き続き目指してまいります。
今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申しあげます。
2025年(令和7年)5月

