株主の皆様へ

平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。当社の第80回定時株主総会招集ご通知をお届けいたします。
2025年3月期は、旺盛な航空需要を着実に取り込み、売上高は過去最高となりました。営業利益については、運航規模の拡大に伴う整備機会の増加や企業価値向上の源泉である人財への投資を進めたこと等による費用増により、前期と比べて減益となったものの、コストマネジメントの徹底に努めたことから計画値を上回りました。
本年は「2023~2025年度ANAグループ中期経営戦略」の最終年度となります。これまでの2年間に事業規模の回復やコロナ前を超える利益水準の達成を果たしてきました。
また、本年2月には新たに77機の航空機発注を決定したほか、経営戦略の遂行において必要不可欠な人財とDXへの投資を推進する等、今後の持続的な成長に向けた足元固めを着実に進めております。
今年度は、米国の通商政策に伴う影響等の事業環境の変化に柔軟に対応しながら、安全運航の堅持を前提に大阪・関西万博をはじめとした国内外の航空需要をANA・Peach・AirJapanの3ブランドで確実に取り込むとともに、本格的な成長軌道への転換に向けて次期中期経営戦略の策定に取り組んでまいります。
株主の皆様におかれましては、今後ともANAグループへの変わらぬご支援をお願い申し上げます。