株主の皆様へ
本総会において社名を「地主株式会社」へ変更することを付議いたします。
株主の皆様には、平素から格別のご高配を賜りまして厚く御礼を申しあげます。第21期定時株主総会の招集ご通知をお届けいたします。
この度の新型コロナウイルス感染症に罹患された方々及び関係者の皆様、感染症の拡大により影響を受けられている皆様に、心よりお見舞いを申しあげます。また、感染予防や診療などのため、日夜業務に従事する医療関係者の皆様へ心より敬意を表します。
当社は、2020年12月24日開催の臨時株主総会で、「定款一部変更の件」が承認されたことを受けて、決算期を3月31日から12月31日に変更いたしました。これに伴い、第21期事業年度は、当社及び国内子会社は2020年4月1日から2020年12月31日までの9ヶ月間、12月決算の海外子会社は2020年1月1日から2020年12月31日までの12ヶ月間を連結対象期間とする変則的な決算となっております。
当期はコロナ禍でもテナントの退店や賃料の減額などが発生していない長期安定収益を生み出す「JINUSHIビジネス」に対する評価が、金融機関や投資家を中心に高まり、包括売買取引契約に基づいて大手リース会社等への販売用不動産の売却が進みました。この結果、売上高は298億円、営業利益は24億円、経常利益は21億円、親会社株主に帰属する当期純利益は16億円となりました。
2019年8月から社名変更を本格的に検討し、本総会におきまして社名を「日本商業開発株式会社」から「地主株式会社」へ変更することを付議しております。自然災害やマーケットボラティリティに強く、長期にわたり安定的に収益を得ることができる「JINUSHIビジネス」商品へのニーズは根強く、底地マーケットは更に拡大していくものと考えております。
昨年に創業20周年を迎えた今、社名を「地主株式会社」とすることで市場において事業モデルをより一層広め、次の20年に向けてグループ社員⼀同、心を新たに邁進いたします。
株主の皆様におかれましては、今後も変わらぬご支援を賜りますよう心よりお願い申しあげます。
2021年3月
代表取締役社長 松岡 哲也
