第23期は、持株会社体制への移行や連結子会社の組織再編等、今後の更なる成長に向けて大規模な組織体制の見直しと再構築に注力した1年となりました。

ライフスタイルサポート事業では、既存主要サービスの一部において引き続き新型コロナウイルス感染症や市場変化の影響により苦戦した一方、下期にかけてはこれまでに投資してきた新規サービスが全体の業績をけん引する程、大きく成長いたしました。

エンターテインメント事業では、既存ゲームアプリのダウントレンド脱却に向けて、新たに『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER（ファイナルファンタジーVII　ザ　ファーストソルジャー）』をリリースしましたが、業績への寄与度が想定以下となりました。しかしながら、今後は当該ゲームアプリ開発で得たノウハウや技術力を用いて新規ゲームアプリの開発に挑戦してまいります。

EC事業については、自転車専門通販サイト「cyma-サイマ-」において自社ECサイトだけでなくモール型ECサイトでの販売が好調で過去最高の売上高を更新いたしました。また、2021年８月には中長期での持続的な利益獲得のため、新たにペットフードブランドを立ち上げました。

以上の結果、当連結会計年度の売上高は31,790百万円（前連結会計年度比1.7％増）、営業損失は、298百万円（前連結会計年度は701百万円の営業利益）となりました。

なお、固定資産の減損損失の計上や繰延税金資産の取崩しを行ったため、親会社株主に帰属する当期純損失は1,337百万円（前年連結会計年度は877百万の親会社に帰属する当期純利益）となりました。

今後も持続的な成長のため、より付加価値の高いビジネス運営に注力し、企業価値のさらなる向上につなげてまいります。