株主の皆様へ

持続的な成長に向けて新中期経営計画「SDGs Mind 2021」をスタートしました。

第26期(2021年2月期)は、新型コロナウイルス感染拡大による需要減退の影響もありましたが、それ以上に不採算案件を発生させてしまったことが原因で業績目標を達成できませんでした。株主の皆様に深くお詫び申し上げます。

当社の事業状況は、既存3事業のうち「E-Commerce」事業と「ERP」事業は引き続き市場環境が堅調で第27期の見通しも明るい状況です。一方、「Object Browser」事業は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて業績が低調でしたが、徐々に回復してきており、第27期は堅調な伸びを見込んでいます。また、AI事業「AISI∀(アイシア)」は引き続き先行投資段階ですが、プログラミングスキル判定サービス「TOPSIC」は着実に実績を積み上げ、新しい事業の柱となりつつあります。

当社は「時間を奪うのではなく、時間を与えるソフトウェアを創り続ける」というコーポレートスローガンを掲げ、企業の存在意義は「生き残ることではなく、社会に価値を提供する」ことにあることを社員みんなで強く意識しています。このポリシーは、2030年までに達成すべき17の目標を掲げたSDGsの理念と合致しています。当社はSDGsに向き合って、できる範囲で貢献していく方針としています。

株主総会では、第27期からスタートする新中期経営計画「SDGs Mind 2021」をベースに、今後の戦略や見通しなどについてご説明します。なお、昨年に引き続き株主総会後の懇親会は中止いたします。

第26期は期待を裏切る結果となりましたが、この失敗を反省して持続的な成長ができるように体制を強化いたしました。今後とも、どうか変わらぬご支援をよろしくお願いします。

2021年5月

代表取締役社長