事業報告(2018年4月1日から2019年3月31日まで)
企業集団の現況
当事業年度の事業の状況
事業の経過および成果
当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続き、個人消費も回復の傾向が見られました。一方、相次ぐ自然災害や、米国・中国における貿易摩擦の問題、英国のEU離脱問題等により、世界経済は不確実性を抱えており、国内外共に先行きが不透明です。
第10期 セグメント別売上収益
このような状況の下、当社グループの各事業セグメントの状況は以下のとおりでした。
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売上高構成比率
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国内および韓国・マレーシアにおける貴金属リサイクル分野の売上収益は前年同期比で増加しました。また、北米における貴金属精錬分野の売上収益は前年同期比で増加しました。これらの結果、本セグメントの売上収益および営業利益は前年同期比で増加しました。
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売上高構成比率
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国内の廃棄物排出量は減少していますが、新規顧客の開拓に努めたことにより、本セグメントの売上収益は前年同期比で増加しました。また、当事業年度に進めた写真感材事業撤退の費用は発生しましたが、本セグメントの営業利益は前年同期比で増加しました。
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売上高構成比率
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首都圏を中心とした建設需要は引き続き高い水準にあり、消防設備や空調設備の売上収益は堅調に推移しました。しかし、健康機器の売上収益が前年同期比で減少し、本セグメントの売上収益および営業利益は前年同期比で減少しました。

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売上高構成比率
国内および韓国・マレーシアにおける貴金属リサイクル分野の売上収益は前年同期比で増加しました。また、北米における貴金属精錬分野の売上収益は前年同期比で増加しました。これらの結果、本セグメントの売上収益および営業利益は前年同期比で増加しました。
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売上高構成比率
国内の廃棄物排出量は減少していますが、新規顧客の開拓に努めたことにより、本セグメントの売上収益は前年同期比で増加しました。また、当事業年度に進めた写真感材事業撤退の費用は発生しましたが、本セグメントの営業利益は前年同期比で増加しました。
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売上高構成比率
首都圏を中心とした建設需要は引き続き高い水準にあり、消防設備や空調設備の売上収益は堅調に推移しました。しかし、健康機器の売上収益が前年同期比で減少し、本セグメントの売上収益および営業利益は前年同期比で減少しました。
これらの結果、当事業年度の実績は、連結売上収益128,669百万円、営業利益14,478百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益9,000百万円となりました。
前事業年度との比較では、売上収益は12,871百万円、営業利益は687百万円それぞれ増加し、親会社の所有者に帰属する当期利益は415百万円減少しました。
セグメント別の売上収益は、貴金属事業が87,804百万円、環境保全事業が17,197百万円、ライフ&ヘルス事業が23,709百万円であります。
売上収益および営業利益の状況は次のとおりであります。

対処すべき課題
①貴金属事業セグメント
当社グループの中核的事業であり、以下の施策をもって収益の拡大を図ります。
○処理・精製工程をより高品質・低コスト・高効率に改良する。
○付加価値の高い貴金属製品の生産と販売を実現する。
○グローバルに事業を推進し、世界ナンバーワンブランドの地位を確立する。
②環境保全事業セグメント
当社グループの安定成長事業として、成長とともに収益性を重視した経営を行います。
また、以下の施策をもって収益の拡大を図ります。
○リサイクルや処理困難廃棄物の処理能力を高め、他社を凌駕できるブランドを確立する。
○適切な設備投資による事業拡大を行い、収益基盤を強化する。
○全国に亘るグループ各社のネットワークを有機的に結びつけ、業容拡大を図る。
③ライフ&ヘルス事業セグメント
2018年4月にセグメントを統括するアサヒライフ&ヘルス株式会社を設立いたしました。
同社をコアに、当セグメントの業務、管理の効率化を図り、当セグメント子会社間のシナジー効果を実現します。また、以下の施策をもって収益の拡大を図ります。
○消費者ニーズを的確に把握し対応するため、ITを取り入れた顧客ニーズ取得と商品への展開を行い、国内のみならず、グローバルブランドとしての知名度を確立する。
○メイドインジャパンブランドを活かし、海外展開を加速する。
第8次中期経営計画(第10期~第12期)の進捗について

中期経営計画1年目の進捗報告
第8次中期経営計画においては、各事業領域における創業70年のゴールイメージをしっかりと見据え、収益性を維持しながら中長期的に成長を遂げるための取り組みを推進しています。
1年目の業績は堅調に推移しており、順調に計画を達成している状況です。
第8次中期経営計画の目標達成に向けて全力で取り組んでまいります。
連結計算書類
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