株主総会参考書類
議案
第1号議案
取締役12名選任の件
取締役12名(全員)は、本総会の終結の時をもって任期満了となり、石井 純はこれを機に退任いたします。
当社は、定款により取締役の任期を1年と定めており、株主の皆様の判断を経営に適切に反映できる体制としております。また、取締役の構成については、社外取締役の比率を3分の1以上とすることとしており、かつ、知識・経験・能力の多様性を確保するようにしております。
つきましては、取締役として次の社外取締役4名および新任外国人取締役1名を含む12名の選任をお願いしようとするものであります。
なお、取締役候補者の選任につきましては、独立役員である社外取締役を委員の過半数とし、かつ委員長とする任意の「指名・報酬諮問委員会」での審議を経ております。
候補者は次のとおりであります。

-
長榮 周作
再任
生年月日 昭和25年1月30日生 所有する
当社の株式の数38,530株 当社との特別の
利害関係なし 略歴・
当社における地位および担当- 昭和47年4月
- 松下電工(株)へ入社
- 平成16年12月
- 同 経営執行役に就任
- 平成19年6月
- 同 常務取締役に就任
- 平成22年6月
- パナソニック電工(株)取締役社長に就任
- 平成23年4月
- 当社 専務役員に就任
- 平成24年6月
- 同 代表取締役副社長に就任
- 平成25年6月
- 同 代表取締役会長に就任
- 平成29年6月
- 同 取締役会長、現在に至る。
重要な兼職の状況 一般社団法人 電子情報技術産業協会 会長 取締役候補者とした理由 当社グループ内での経営者としての豊富な経験に基づき、グループ全体の監督を適切に行うことを期待するものであります。 略歴を開く閉じる -
松下 正幸
再任
生年月日 昭和20年10月16日生 所有する
当社の株式の数12,723,100株 当社との特別の
利害関係なし 略歴・
当社における地位および担当- 昭和43年4月
- 当社へ入社
- 昭和61年2月
- 同 取締役に就任
- 平成2年6月
- 同 代表取締役常務に就任
- 平成4年6月
- 同 代表取締役専務に就任
- 平成8年6月
- 同 代表取締役副社長に就任
- 平成12年6月
- 同 代表取締役副会長に就任
- 平成29年6月
- 同 取締役副会長、現在に至る。
重要な兼職の状況 (株)ピーエイチピー研究所 代表取締役会長
公益財団法人松下幸之助記念財団 理事長
松下不動産(株) 代表取締役社長
(株)ニュー・オータニ 社外取締役
(株)ホテルオークラ 社外取締役
(株)ロイヤルホテル 社外取締役取締役候補者とした理由 当社グループ内での経営者としての豊富な経験に基づき、グループ全体の監督を適切に行うことを期待するものであります。 略歴を開く閉じる -
津賀 一宏
再任
生年月日 昭和31年11月14日生 所有する
当社の株式の数67,700株 当社との特別の
利害関係なし 略歴・
当社における地位および担当- 昭和54年4月
- 当社へ入社
- 平成16年6月
- 同 役員に就任
- 平成20年4月
- 同 常務役員に就任
- 平成23年4月
- 同 専務役員に就任
- 平成23年6月
- 同 代表取締役専務に就任
- 平成24年6月
- 同 代表取締役社長に就任
- 平成29年6月
- 同 代表取締役社長 社長執行役員に就任、チーフ・エグゼクティブ・オフィサー(CEO)、現在に至る。
重要な兼職の状況 公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 副会長 取締役候補者とした理由 当社グループ内での経営者としての豊富な経験に加え、当社社長としての経験を取締役会において発揮することにより、当社の将来にわたる事業成長と企業価値向上の実現を図るとともにグループ全体の監督を適切に行うことを期待するものであります。 略歴を開く閉じる -
伊藤 好生
再任
生年月日 昭和28年3月18日生 所有する
当社の株式の数44,900株 当社との特別の
利害関係なし 略歴・
当社における地位および担当- 昭和48年4月
- 当社へ入社
- 平成21年4月
- 同 役員に就任
- 平成25年4月
- 同 常務役員に就任
- 平成26年4月
- 同 専務役員に就任、オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社 社長(現)
- 平成26年6月
- 同 代表取締役専務に就任
- 平成29年4月
- 同 代表取締役副社長に就任
- 平成29年6月
- 同 代表取締役 副社長執行役員に就任、現在に至る。
取締役候補者とした理由 当社グループ内において事業経営を中心に、経営者としての豊富な経験を有し、事業執行を代表する役割として、その知見を取締役会において発揮することにより、当社の将来にわたる事業成長と企業価値向上の実現を図るとともにグループ全体の監督を適切に行うことを期待するものであります。 略歴を開く閉じる -
佐藤 基嗣
再任
生年月日 昭和31年10月17日生 所有する
当社の株式の数30,900株 当社との特別の
利害関係なし 略歴・
当社における地位および担当- 昭和54年4月
- 松下電工(株)へ入社
- 平成20年4月
- 同 執行役員に就任
- 平成23年4月
- パナソニック電工(株) 上席執行役員に就任
- 平成24年1月
- 当社 エコソリューションズ社 常務 経理センター長
- 平成25年10月
- 同 役員に就任、企画担当、BPRプロジェクト担当、事業創出プロジェクト担当(現)
- 平成26年6月
- 同 取締役に就任
- 平成27年4月
- 同 常務取締役に就任、パナソニック・スピンアップ・ファンド担当
- 平成28年4月
- 同 代表取締役専務に就任、人事担当
- 平成29年1月
- 同 事業開発担当(現)
- 平成29年3月
- パナソニック ホールディング オランダ(有)会長に就任(現)
- 平成29年6月
- 当社 代表取締役 専務執行役員に就任、チーフ・ストラテジー・オフィサー(CSO)(現)、チーフ・ヒューマン・リソース・オフィサー(CHRO)(現)
- 平成30年4月
- 同 総務・保信担当、現在に至る。
重要な兼職の状況 パナソニック企業年金基金 理事長
パナソニック健康保険組合 理事長取締役候補者とした理由 当社グループ内において経理をはじめとするスタッフ職能を中心に、経営者としての豊富な経験を有し、戦略執行の立場からその知見を取締役会において発揮することにより、当社の将来にわたる事業成長と企業価値向上の実現を図るとともにグループ全体の監督を適切に行うことを期待するものであります。 略歴を開く閉じる -
口 泰行
再任
生年月日 昭和32年11月28日生 所有する
当社の株式の数20,800株 当社との特別の
利害関係なし 略歴・
当社における地位および担当- 昭和55年4月
- 当社へ入社
- 平成4年4月
- (株)ボストンコンサルティンググループへ入社
- 平成6年7月
- アップルコンピュータ(株)へ入社
- 平成9年7月
- コンパックコンピュータ(株)へ入社
- 平成15年5月
- 日本ヒューレット・パッカード(株) 代表取締役社長に就任
- 平成17年5月
- (株)ダイエー 代表取締役社長に就任
- 平成19年3月
- マイクロソフト(株)(現日本マイクロソフト(株))代表執行役COOに就任
- 平成20年4月
- 同 代表執行役社長に就任
マイクロソフトコーポレーション副社長を兼務 - 平成27年7月
- 日本マイクロソフト(株) 代表執行役会長に就任
- 平成29年4月
- 当社 専務役員に就任、コネクティッドソリューションズ社 社長(現)
- 平成29年6月
- 同 代表取締役 専務執行役員に就任、現在に至る。
重要な兼職の状況 (株)フェイス 社外取締役 取締役候補者とした理由 国際的な大企業の経営者としての豊富な経験とグローバルな視点を、事業執行を代表する役割として取締役会において発揮することにより、当社の将来にわたる事業成長と企業価値向上の実現を図るとともにグループ全体の監督を適切に行うことを期待するものであります。 略歴を開く閉じる -
奥 正之
再任
社外取締役
独立役員
生年月日 昭和19年12月2日生 社外取締役在任年数 10年(本総会終結時) 所有する
当社の株式の数1,050株 当社との特別の
利害関係なし 略歴・
当社における地位および担当- 昭和43年4月
- (株)住友銀行へ入行
- 平成6年6月
- 同 取締役に就任
- 平成15年6月
- (株)三井住友銀行 代表取締役副頭取(兼)副頭取執行役員に就任
- 平成17年6月
- 同 代表取締役頭取(兼)最高執行役員、(株)三井住友フィナンシャルグループ代表取締役会長に就任
- 平成20年6月
- 当社 取締役に就任(現)
- 平成23年6月
- (株)三井住友フィナンシャルグループ取締役会長に就任
- 平成29年4月
- 同 取締役
- 平成29年6月
- 同 名誉顧問、現在に至る。
重要な兼職の状況 花王(株) 社外取締役
(株)小松製作所 社外取締役
中外製薬(株) 社外取締役
東亜銀行有限公司 非常勤取締役
南海電気鉄道(株) 社外監査役社外取締役候補者とした理由 経営者としての豊富なキャリアと高い見識を当社の経営に反映していただくため、社外取締役として選任をお願いしようとするものであります。 略歴を開く閉じる -
筒井 義信
再任
社外取締役
独立役員
生年月日 昭和29年1月30日生 社外取締役在任年数 3年(本総会終結時) 所有する
当社の株式の数0株 当社との特別の
利害関係なし 略歴・
当社における地位および担当- 昭和52年4月
- 日本生命保険(相)へ入社
- 平成16年7月
- 同 取締役に就任
- 平成19年1月
- 同 取締役執行役員に就任
- 平成19年3月
- 同 取締役常務執行役員に就任
- 平成21年3月
- 同 取締役専務執行役員に就任
- 平成22年3月
- 同 代表取締役専務執行役員に就任
- 平成23年4月
- 同 代表取締役社長に就任
- 平成27年6月
- 当社 取締役に就任(現)
- 平成30年4月
- 日本生命保険(相) 代表取締役会長に就任、現在に至る。
重要な兼職の状況 日本生命保険(相) 代表取締役会長
(株)帝国ホテル 社外取締役
(株)三井住友フィナンシャルグループ 社外取締役
西日本旅客鉄道(株) 社外監査役社外取締役候補者とした理由 経営者としての豊富なキャリアと高い見識を当社の経営に反映していただくため、社外取締役として選任をお願いしようとするものであります。 略歴を開く閉じる -
大田 弘子
再任
社外取締役
独立役員
生年月日 昭和29年2月2日生 社外取締役在任年数 5年(本総会終結時) 所有する
当社の株式の数5,000株 当社との特別の
利害関係なし 略歴・
当社における地位および担当- 昭和56年5月
- (財)生命保険文化センター研究員
- 平成5年4月
- 大阪大学経済学部客員助教授
- 平成8年4月
- 埼玉大学助教授
- 平成9年10月
- 政策研究大学院大学助教授
- 平成13年4月
- 同大学教授
- 平成14年4月
- 内閣府参事官
- 平成15年3月
- 内閣府大臣官房審議官
- 平成16年4月
- 内閣府政策統括官(経済財政分析担当)
- 平成17年8月
- 政策研究大学院大学教授
- 平成18年9月
- 経済財政政策担当大臣
- 平成20年8月
- 政策研究大学院大学教授(現)
- 平成25年6月
- 当社 取締役に就任、現在に至る。
重要な兼職の状況 政策研究大学院大学教授
JXTGホールディングス(株) 社外取締役
(株)みずほフィナンシャルグループ 社外取締役社外取締役候補者とした理由 経済・財政に関しての豊富なキャリアと高い見識を当社の経営に反映していただくため、社外取締役として選任をお願いしようとするものであります。なお、同氏は、過去に社外取締役または社外監査役となること以外の方法で会社の経営に関与された経験はありませんが、上記の理由により、社外取締役として、その職務を適切に遂行できるものと判断しております。 略歴を開く閉じる -
冨山 和彦
再任
社外取締役
独立役員
生年月日 昭和35年4月15日生 社外取締役在任年数 2年(本総会終結時) 所有する
当社の株式の数14,000株 当社との特別の
利害関係なし 略歴・
当社における地位および担当- 昭和60年4月
- (株)ボストンコンサルティンググループへ入社
- 昭和61年4月
- (株)コーポレイトディレクション設立に参画
- 平成5年3月
- 同 取締役に就任
- 平成12年4月
- 同 常務取締役に就任
- 平成13年4月
- 同 代表取締役社長に就任
- 平成15年4月
- (株)産業再生機構 代表取締役専務(兼)業務執行最高責任者に就任
- 平成19年4月
- (株)経営共創基盤 代表取締役CEOに就任(現)
- 平成28年6月
- 当社 取締役に就任、現在に至る。
重要な兼職の状況 (株)経営共創基盤 代表取締役CEO
(株)日本人材機構 社外取締役
東京電力ホールディングス(株) 社外取締役社外取締役候補者とした理由 経営者としての豊富なキャリアと高い見識を当社の経営に反映していただくため、社外取締役として選任をお願いしようとするものであります。 略歴を開く閉じる -
梅田 博和
再任
生年月日 昭和37年1月13日生 所有する
当社の株式の数11,000株 当社との特別の
利害関係なし 略歴・
当社における地位および担当- 昭和59年4月
- 当社へ入社
- 平成29年4月
- 同 役員に就任、経理・財務担当(兼)コーポレート戦略本部 経理事業管理部長、全社コストバスターズプロジェクト担当、BPRプロジェクト担当
- 平成29年5月
- 同 経理・財務担当、全社コストバスターズプロジェクト担当(現)、BPRプロジェクト担当(現)
- 平成29年6月
- 同 取締役 執行役員に就任、チーフ・ファイナンシャル・オフィサー(CFO)(現)
- 平成30年4月
- 同 取締役 常務執行役員、パナソニック出資管理(株)社長に就任、現在に至る。
取締役候補者とした理由 当社グループ内において経理を中心に、経営者としての豊富な経験を有し、財務執行の立場からその知見を取締役会において発揮することにより、当社の将来にわたる事業成長と企業価値向上を図るとともにグループ全体の監督を適切に行うことを期待するものであります。 略歴を開く閉じる -
Laurence W. Bates
新任
生年月日 昭和33年2月13日生 所有する
当社の株式の数100株 当社との特別の
利害関係なし 略歴・
当社における地位および担当- 昭和55年9月
- Yale-China Association 武漢大学 講師
- 昭和61年9月
- Paul, Weiss, Rifkind, Wharton & Garrison LLP, New York and Beijing アソシエイト
- 昭和62年3月
- ニューヨーク州弁護士登録
- 平成2年1月
- 東京大学法学部 客員教授(国際経済法)
- 平成2年9月
- Morrison & Foerster LLP, Tokyo アソシエイト
- 平成4年2月
- GEメディカルシステムズ ゼネラル・カウンシル(アジア地区統括担当)
- 平成10年9月
- GE ゼネラル・カウンシル(日本統括担当)
- 平成25年1月
- 在日米国商工会議所 会頭
- 平成26年4月
- (株)LIXILグループ 執行役専務 チーフ・リーガル・オフィサー(CLO)
- 平成30年4月
- 当社 執行役員に就任、ゼネラル・カウンシル(GC)、チーフ・リスクマネジメント・オフィサー(CRO)、チーフ・コンプライアンス・オフィサー(CCO)(兼)リスク・ガバナンス本部長、現在に至る。
取締役候補者とした理由 法律家として国際的な大企業においてグローバルに豊富な経験を有し、法務ならびにコンプライアンスの視点を取締役会において発揮することにより、当社の将来にわたる事業成長と企業価値向上の実現を図るとともにグループ全体の監督を適切に行うことを期待するものであります。 略歴を開く閉じる
(注)
- 奥 正之氏、筒井義信氏、大田弘子氏および冨山和彦氏は、会社法施行規則第2条第3項第7号に定める社外取締役候補者であり、上場証券取引所に対し、各氏を引き続きそれぞれ独立役員として届け出ております。
奥 正之氏は、(株)三井住友フィナンシャルグループと(株)三井住友銀行の出身者ですが、平成29年度の両社と当社との間の取引金額は双方から見て連結売上高の1%未満であります。
筒井義信氏は、日本生命保険(相)の出身者ですが、平成29年度の同社と当社との間の取引金額は双方から見て連結売上高の1%未満であります。
大田弘子氏は、当社との間でコンサルティング契約を締結していましたが、平成25年5月に契約を終了しております。なお、当該コンサルティング契約に基づく報酬額は約半年間で3百万円でした。
冨山和彦氏は、当社との間でコンサルティング契約を締結していましたが、平成28年3月に契約を終了しております。なお、当該コンサルティング契約に基づく報酬額は年間6百万円でした。
また、当社の社外役員の独立性判断基準は、株主総会参考書類末尾に記載のとおりであります。 - 社外取締役候補者に関する特記事項は以下のとおりであります。
- (1)社外取締役候補者が当社の社外取締役としての最終の任期中に当社において法令または定款に違反する事実その他不当な業務執行が行われた事実、ならびに当該候補者がその事実の発生の予防および発生後の対応として行った行為の概要
- 当社および当社の米国子会社であるパナソニック アビオニクス(株)(以下、PAC)は、PACによる航空会社との特定の取引およびその取引に関連するエージェントやコンサルタントの起用に関して、米国証券取引委員会および米国司法省との間で、連邦海外腐敗行為防止法およびその他の米国証券関連法違反の疑いによる調査に関し、平成30年5月に米国政府への280,602,830.93米ドルの支払いおよびコンプライアンス改善のための各種取り組みについて合意しました。
- 奥 正之氏、筒井義信氏および大田弘子氏はこれらの違反行為が在任中に行われたものの、その事実が最終の任期中に判明するまでは認識しておらず、冨山和彦氏はこれらの違反行為が行われた時点では在任しておりませんでしたが、平素より法令順守の視点に立ち、取締役会等を通じて職務を遂行し、法令に反する業務執行がなされることがないよう努めておりました。また、当該違反行為の確認後は、当該事実の徹底した調査および再発防止を指示し、再発防止に向けた当社の取り組みの内容を確認する等、その職責を果たしております。
- (2)責任限定契約の内容の概要
奥 正之氏、筒井義信氏、大田弘子氏および冨山和彦氏は、現在、当社の社外取締役であり、当社は、各氏との間で、会社法第423条第1項の賠償責任について、その職務を行うにつき善意でありかつ重大な過失がないときは、会社法第425条第1項に定める最低責任限度額を限度とする旨の契約を締結しております。奥 正之氏、筒井義信氏、大田弘子氏および冨山和彦氏の再任をご承認いただいた場合、当社は各氏との間の上記契約を継続する予定であります。
- (1)社外取締役候補者が当社の社外取締役としての最終の任期中に当社において法令または定款に違反する事実その他不当な業務執行が行われた事実、ならびに当該候補者がその事実の発生の予防および発生後の対応として行った行為の概要
第2号議案
監査役2名選任の件
監査役 佐藤義雄、木下俊男の両名は、本総会の終結の時をもって任期満了となります。
つきましては、監査役2名の選任をお願いしようとするものであります。
なお、監査役候補者の選任にあたりましては、独立役員である社外取締役を委員の過半数とし、かつ委員長とする任意の「指名・報酬諮問委員会」での審議を経ております。
また、本議案につきましては、監査役会の同意を得ております。
候補者は次のとおりであります。
-
佐藤 義雄
再任
社外監査役
独立役員
生年月日 昭和24年8月25日生 社外監査役在任年数 4年(本総会終結時) 所有する
当社の株式の数0株 当社との特別の
利害関係なし 略歴・
当社における地位- 昭和48年4月
- 住友生命保険(相)へ入社
- 平成12年7月
- 同 取締役嘱(本社)総合法人本部長に就任
- 平成19年7月
- 同 取締役社長嘱代表執行役員(代表取締役)に就任
- 平成23年7月
- 同 代表取締役社長 社長執行役員に就任
- 平成26年4月
- 同 代表取締役会長に就任
- 平成26年6月
- 当社 監査役に就任(現)
- 平成27年7月
- 住友生命保険(相) 取締役会長 代表執行役に就任、現在に至る。
重要な兼職の状況 住友生命保険(相) 取締役会長
讀賣テレビ放送(株) 社外取締役
サカタインクス(株) 社外監査役社外監査役候補者とした理由 経営者としての豊富なキャリアと高い見識に基づき、社外監査役として、取締役の職務執行を適切に監査いただくとともに、当社経営に対し、有益なご意見をいただくことを期待するものであります。 略歴を開く閉じる -
木下 俊男
再任
社外監査役
独立役員
生年月日 昭和24年4月12日生 社外監査役在任年数 4年(本総会終結時) 所有する
当社の株式の数0株 当社との特別の
利害関係なし 略歴・
当社における地位- 昭和55年1月
- クーパースアンドライブランドジャパン(現 PwCあらた有限責任監査法人)入所
- 昭和58年7月
- 公認会計士登録
- 昭和60年2月
- 米国クーパースアンドライブランド(現 プライスウォーターハウスクーパース)ニューヨーク事務所
- 平成6年6月
- 中央監査法人 代表社員
- 平成7年1月
- 米国公認会計士登録(CA州)
- 平成9年2月
- 米国公認会計士登録(NY州)
- 平成10年7月
- 米国プライスウォーターハウスクーパース ニューヨーク事務所 北米日系企業統括パートナー
- 平成17年7月
- 中央青山監査法人 東京事務所 国際担当理事
- 平成19年7月
- 日本公認会計士協会 専務理事に就任
- 平成25年7月
- 同 理事に就任、公認会計士 木下事務所設立
- 平成26年6月
- 当社 監査役に就任(現)
- 平成26年7月
- グローバルプロフェッショナルパートナーズ(株)設立 代表取締役社長に就任、現在に至る。
重要な兼職の状況 グローバルプロフェッショナルパートナーズ(株) 代表取締役社長
(株)アサツー ディ・ケイ 社外取締役
(株)タチエス 社外取締役
(株)みずほ銀行 社外取締役
(株)海外需要開拓支援機構 社外監査役
(株)ウェザーニューズ 社外監査役
デンカ(株) 社外監査役社外監査役候補者とした理由 公認会計士としての豊富なキャリアと高い見識に基づき、社外監査役として、取締役の職務執行を適切に監査いただくとともに、当社経営に対し、有益なご意見をいただくことを期待するものであります。 略歴を開く閉じる
(注)
- 佐藤義雄氏および木下俊男氏は、会社法施行規則第2条第3項第8号に定める社外監査役候補者であり、上場証券取引所に対し、両氏を引き続きそれぞれ独立役員として届け出ております。
佐藤義雄氏は、住友生命保険(相)の出身者ですが、平成29年度の同社と当社との間の取引金額は双方から見て連結売上高の1%未満であります。
なお、当社の社外役員の独立性判断基準は、株主総会参考書類末尾に記載のとおりであります。 - 社外監査役候補者に関する特記事項は以下のとおりであります。
- (1)社外監査役候補者が当社の社外監査役としての最終の任期中に当社において法令または定款に違反する事実その他不正な業務執行が行われた事実、ならびに当該候補者がその事実の発生の予防および発生後の対応として行った行為の概要
当社は、ブラウン管事業の独占禁止法違反行為に関し、平成24年12月に欧州委員会から制裁金支払い命令を受け、裁判所で争いましたが、平成28年7月に欧州司法裁判所により棄却され制裁が確定しました。また、当社はリチウムイオン電池事業の独占禁止法違反行為に関し、平成28年12月に欧州委員会に制裁金を支払うことで和解しました。また、当社および当社の米国子会社であるパナソニック アビオニクス(株)(以下、PAC)は、PACによる航空会社との特定の取引およびその取引に関連するエージェントやコンサルタントの起用に関して、米国証券取引委員会および米国司法省との間で、連邦海外腐敗行為防止法およびその他の米国証券関連法違反の疑いによる調査に関し、平成30年5月に米国政府への280,602,830.93米ドルの支払いおよびコンプライアンス改善のための各種取り組みについて合意しました。
佐藤義雄氏および木下俊男氏は、ブラウン管事業ならびにリチウムイオン電池事業の行為があった時点では在任しておらず、PACによる行為については在任中に行われたものの、その事実が判明するまでは認識しておりませんでしたが、平素より法令順守の視点に立ち、取締役会等を通じて職務を遂行し、法令に反する業務執行がなされることがないよう努めておりました。また、当該違反行為の確認後は、当該事実の徹底した調査および再発防止を求め、再発防止に向けた当社の取り組みの内容を確認する等、その職責を果たしております。 - (2)責任限定契約の内容の概要
佐藤義雄氏および木下俊男氏は、現在、当社の社外監査役であり、当社は、両氏との間で、会社法第423条第1項の賠償責任について、その職務を行うにつき善意でありかつ重大な過失がないときは、会社法第425条第1項に定める最低責任限度額を限度とする旨の契約を締結しております。佐藤義雄氏および木下俊男氏の再任をご承認いただいた場合、当社は両氏との間の上記契約を継続する予定であります。
- (1)社外監査役候補者が当社の社外監査役としての最終の任期中に当社において法令または定款に違反する事実その他不正な業務執行が行われた事実、ならびに当該候補者がその事実の発生の予防および発生後の対応として行った行為の概要
<社外取締役・社外監査役の独立性判断基準の概要>
次に掲げる者に該当しないこと。
- (1) 当社の親会社または兄弟会社の業務執行者(最近または過去に業務執行者であった者を含む。以下、「業務執行者」という場合はこれに同じ)
- (2) 当社を主要な取引先とする者またはその業務執行者、若しくは当社の主要な取引先またはその業務執行者
- (3) 当社から取締役・監査役報酬以外に多額の金銭その他の財産を得ているコンサルタント、会計専門家または法律専門家。当該財産を得ている者が法人、組合等の団体である場合は、当該団体に所属する者および当該団体に所属していた者
- (4) 当社の主要株主(当該主要株主が法人の場合はその業務執行者)
- (5) 上記(1)から(4)に掲げる者の近親者(2親等内の親族をいう。以下同じ)若しくは、当社または当社の子会社の業務執行者(社外監査役を独立役員として指定する場合にあっては、業務執行者でない取締役・会計参与または業務執行者でない取締役・会計参与であった者を含む)の近親者
注)
- (イ) 上記(1)、(2)、(4)、(5)において、「業務執行者」とは、以下のいずれかに該当する者を指す。
- 業務執行取締役、執行役その他の法人等の業務を執行する取締役・監査役
- 業務を執行する社員、法人が業務を執行する社員である場合における当該業務を執行する社員の職務を行うべき者、その他これに相当する者
- 使用人
- (ロ) 上記(2)において、「主要な」とは、当社と取引先との間の1事業年度における取引金額が、いずれかの連結売上高の2%を超える場合をいう。
- (ハ) 上記(3)において、「多額の」とは、当社に対するサービス提供において、サービス提供者本人(個人)、またはサービス提供者が所属する法人、組合等の団体が以下のいずれかに該当する場合をいう。「所属する/していた者」とは、パートナーのみならず、いわゆるアソシエイトも含む。
- サービス提供者本人:当社から年間12百万円相当以上の収入を得ている。
- サービス提供者が所属する団体:当社との間の1事業年度における取引金額が当社または当該団体の連結売上高の2%を超える。
- (ニ) 上記(4)において、「主要株主」とは、当社の議決権の10%以上を保有する株主を指す。
- (ホ) 上記(5)において、「業務執行者でない取締役・会計参与であった」とは、過去3年間に業務執行者でない取締役・会計参与であったかどうかを目安とする。