ごあいさつ

平素は京セラグループに対しまして格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。
新型コロナウイルス感染症により影響を受けられた皆様に、心よりお見舞い申しあげますとともに、感染拡大防止のために日々ご尽力されている皆様に感謝申しあげます。
当社の第67期定時株主総会招集ご通知をお届けするにあたり、ごあいさつ申しあげます。
第67期(当期)は、新型コロナウイルス感染症の拡大による景気悪化の影響を受け、第66期(前期)に比べ減収減益となりました。当期は感染防止を最優先に取り組み、一部の拠点では生産活動に制限が必要となる等、厳しい環境下にありましたが、この状況の変化を更なる飛躍への好機と捉え、リモートワーク等の働き方改革の推進や、AI等の技術導入を加速させました。また、5GやADAS(先進運転支援システム)等の成長分野に対して積極的な事業投資を継続しました。これらの取り組みが、第68期(次期)以降に貢献するものと期待しています。
当期の期末配当金については、前期と同額の1株当たり80円を予定しています。コロナ禍ではあったものの、当期は半導体や自動車関連市場等、当社主要市場において想定以上の早さで回復が進み、その結果、1株当たり親会社の所有者に帰属する当期利益は期初の予想を上回りました。当期の年間配当金は、既にお支払いしました中間配当金60円と合わせ、期初予想の120円に比べ20円増配の140円となります。
当社は持続的な収益拡大の実現に向けて、環境変化への対応力強化と新規事業の創出を加速させることが必要と考え、本年4月に組織再編を実施しました。具体的には、主要な事業を3つのセグメントに、管理部門を「コーポレート」に集約するとともに、それぞれに新たに担当役員を任命しました。この組織再編を通じて、各部門の連携強化及び迅速かつダイナミックな経営判断を実践してまいります。
株主の皆様におかれましては、京セラグループに対して引き続き一層のご支援、ご高配を賜りますようお願い申しあげます。