長期的な企業価値向上に向けた取り組み
1. 売上高3兆円の新たな成長ステージへ
当社は、これまで中期目標としてきた売上高2兆円の達成を第69期に目指します。
その次の目標として売上高3兆円を掲げました。新たな成長ステージに向けて、引き続き生産能力拡大及び生産性向上のための設備投資と、新製品開発及び新事業創造のための研究開発に取り組んでまいります。


2. 株主還元の強化
成長に向けた積極的な投資を利益に着実に結び付けて増配を目指すとともに、フリー・キャッシュ・フローの範囲内で自己株式の取得を適宜実施し、株主還元の強化に努めてまいります。

売上高3兆円に向けたセグメント別業績目標と取り組み
コアコンポーネント
ファインセラミックをはじめとするコア技術や生産能力、先端分野に対する技術開発力などの強みを活かし、更なる成長を目指します。

【主な取り組み】
高付加価値製品の国内外での生産能力拡大

電子部品
異なる強みを有する京セラ㈱の電子部品事業とKYOCERA AVX Components Corporationとの開発、製造、販売面でのシナジーを追求し、業界でのシェアアップを図ります。

【主な取り組み】
両社の得意分野を活かし、競争力を強化
- ▶営業組織の統合、開発の棲み分け、技術融合による新製品開発の推進
- ▶京セラ㈱の自動化ラインのKAVXへの導入
<お互いの強みを活かしたシナジーの最大化>

ソリューション
既存ビジネスでの高品質、高付加価値の製品、サービスの進化に加え、保有している多様な資産や技術を活かし、社会課題の解決に貢献する新たな事業の創出に取り組みます。

【主な取り組み】
事業間のシナジー追求による新たなソリューションの提供
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▶情報機器とプリンティングデバイスとの技術融合によるデジタル捺染機の開発、販売
- → 捺染工程の排水、商品在庫の廃棄削減など、環境負荷低減に貢献

コーポレート
京セラグループの全体最適に向けて、経営資源である人・モノ・金融資産・情報を管理し、企業価値向上をサポートします。
