ごあいさつ

平素は京セラグループに対しまして格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。
当社第69期定時株主総会招集ご通知をお届けするにあたり、ごあいさつ申しあげます。

第69期(当期)は、2期連続で過去最高の売上高を更新するとともに、かねてより目標としてきた2兆円を達成することができました。高水準の需要が継続した先端半導体向け部品の増産に加え、ドキュメントソリューション事業や機械工具事業等での販売の増加、並びに円安による効果が寄与しました。一方、利益については、インフレに伴うコストの上昇や一時的な費用の計上等により第68期(前期)に比べ減少したものの、本年2月に公表した業績予想を捉えることができました。

このような業績に鑑み、当期の期末配当金については、前期に比べ10円増配の1株当たり100円を予定しています。既にお支払いしました中間配当金100円と合わせた年間配当金は、前期に比べ20円増配の200円となります。

当社は新たな目標として掲げた「2029年3月期(第75期)売上高3兆円」の達成に向けて、今般、第70期(次期)から始まる3ヵ年の中期経営計画を策定しました。事業の選択と集中及び積極的な投資を進めるとともに、人事戦略や資本戦略の推進、並びにコーポレート・ガバナンスの強化に取り組み、持続的な成長を図るための経営基盤の強化に努めてまいります。

株主の皆様におかれましては、京セラグループに対して引き続き一層のご支援、ご高配を賜りますようお願い申しあげます。