株主の皆様へ

スパークスの安定的に稼ぐ力が
着実に前進し増益を達成
株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
先ず、新型コロナウイルス感染症に罹患された皆様、及び関係者の皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。また、日々不眠不休で働かれている医療関係者の皆様には心より感謝申し上げます。
このような有史に残るであろうパンデミックや地政学リスクが顕在化する中においてもスパークスは、引き続き安定して高い運用実績を維持するとともに、費用面についてもこれまで以上にコントロールを行い、安定的に稼ぐ力を着実に前進させております。グループ運用資産残高(AUM)は前期末比1.3%増加に留まっておりますが、基礎収益が成長したことで、増益を達成できたと考えております。スパークスを支える土台は一年を通じて確実に強くなっております。
AUMを2026年までに従来の高いパフォーマンスを維持しながら、前期末の約2倍の3兆円に増加させることを当面の目標としております。これまで投資会社として築き上げてきたプラットフォームは世界に誇るべきユニークかつ強固なものと思っております。これをスパークスの厚い人財力、投資力の2本柱を軸にさらに成長させる所存です。
現在AUM1兆5,557億円のうち1兆210億円は日本株式の投資戦略です。これは創業から32年間、こつこつと積み上げてきたスパークスの投資力と運用実績の賜物です。スパークスの日本株式の運用におけるブランド力を強化してさらなる成長を目指してまいります。アジアの上場株式に投資するOneAsia投資戦略も、アジア人としてアジアのために投資する会社でありたいという思いから、立ち上げております。この思いを持ちアジアでの投資活動をさらに深く考え、良い投資を実行して、それを世界に広く発信していきたいと考えております。加えて、再生可能エネルギー発電所への投資、AI・ロボティクスなどの投資領域へのベンチャー投資など、スパークスの投資力を土台に新たな領域を創造すべく一層の努力をしてまいります。
また、ファンドビジネスの強化を進めながら、成長領域であるエネルギー、医療、フィンテックなどの領域へ種を撒いて、スパークスのビジネスとして具体的な形の新たなビジネスへ創造してまいります。
「世界で最も信頼尊敬されるインベストメントカンパニーになる」という創業当初の志を持ちながら、投資家の皆様に支持される会社であり続けられるよう努力精進してまいります。
株主の皆様には、今後も一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
