株主の皆さまへ
株主の皆さまにおかれましては、平素よりJR東日本グループの経営にご理解とご支援をいただき、心より御礼申しあげます。
新型コロナウイルス感染症の影響により、2021年3月期につきましては、会社発足以来初の赤字という、厳しい決算となりました。
当社グループは、この現実を厳粛に受け止め、難局を乗り越えるべく、最大限の危機感をもって対応していきます。グループ経営ビジョン「変革 2027」で示した方針のレベルとスピードを上げ、収益力の向上と構造改革に全力で取り組み、2022年3月期の黒字化をめざしてまいります。
具体的には、引き続き経営のトッププライオリティである「安全」を前提に信頼を高め、私たちの強みであるリアルなネットワークとデジタルやSuicaを掛け合わせ、新しい暮らしの提案や新領域への挑戦に取り組みます。シェアオフィスの拡大、オフピークポイント・リピートポイントの導入といった新しい働き方の応援や、列車を活用した荷物輸送の推進など、ビジネスの幅を広げていきます。また、お客さまに寄り添った「ヒト起点」の発想で鉄道を中心としたビジネスモデルを進化させるとともに、終電繰上げをはじめとした効率的な輸送体系やオフピークを進める運賃体系についての検討を進め、柔軟で強固な経営体質への変革を図ります。さらに、「ゼロカーボン・チャレンジ2050」やローカルDX、地方創生の取組みなど、「ESG経営」を実践して、SDGsの達成に貢献してまいります。
厳しい状況は続きますが、中長期的に総還元性向40%、配当性向30%をめざす方向に変わりはなく、当社グループ一体となり、業績回復をめざしてまいります。
これからも、お客さまや地域の皆さまのご期待に応えることにより、サスティナブルに社会の発展に貢献する企業グループとして、株主の皆さまのご負託に応えてまいります。何とぞ一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申しあげます。
2021年(令和3年)5月