株主の皆様へ

平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。当社の第79回定時株主総会招集ご通知をお届けいたします。
2024年3月期は、地政学リスクの高まりや物価上昇等が懸念されたものの、回復を続ける旅客需要を着実に取り込んだ結果、売上高は大幅に増加しました。費用面ではコストマネジメントの徹底を継続したこと等から、過去最高の利益水準を達成いたしました。
株主の皆様への配当につきましては、コロナ禍においては無配が続いておりましたが、当期より復配させていただきます。新たな成長のための投資に向けた原資の確保や財務の健全性の維持を前提としつつ、50円の配当を本株主総会にお諮りする所存でおります。無配期間中も当社グループをご支援くださいました株主の皆様には改めて厚く御礼申し上げます。
IATA(国際航空運送協会)によると、2024年の世界における航空総旅客数はコロナ前の2019年を超える過去最多になると予想されております。
その状況のもと、2025年3月期は国際線を中心に運航規模を拡大し、売上高は過去最高を見込む一方で、さらなる成長のための人財への投資や整備費の増加等の影響を受け、当期に比べ費用増を見込んでおりますが、コロナ前を超える利益を確保してまいります。
今後とも「2023~2025年度中期経営戦略」を確実に遂行し、航空事業におけるANA、Peach、AirJapanという3ブランドの強みを活かして旺盛な旅客需要を取り込むとともに、航空事業と非航空事業との間でお客様の回遊を促してグループ全体の事業拡大を進めてまいります。
株主の皆様におかれましては、今後ともANAグループへの変わらぬご支援をお願い申し上げます。