株主のみなさまには、平素から格別のご高配を賜わり、厚くお礼を申しあげます。

当社は、コンプライアンスに関わる不適切な事案が相次いだことを受け、二度とこのような事態を起こすことのないよう、内部統制の強化や組織風土改革をはじめとする諸改革を、グループ一丸となって進めてまいりました。加えて、エネルギー事業を取り巻く環境が大きく変化する中、当社は、中期経営計画に掲げた取組みの柱である、「ゼロカーボンへの挑戦（EX）」、「サービス・プロバイダーへの転換（VX）」、「強靭な企業体質への改革（BX）」を着実に進め、前半３ヵ年の財務目標についても達成することができました。

本年４月には、長期的な方向性を見据えながら、中期経営計画の今後２ヵ年の内容をアップデートしました。これまでの３本柱の取組みを深化させ、グループを挙げて着実に実行していく決意です。特に、脱炭素については、「関西電力グループ　ゼロカーボンロードマップ」を改定し、チャレンジングな目標を新たに設定するなど、引き続き、2050年ゼロカーボン社会の実現に向け、力を尽くしてまいります。

当社は、今後も、エネルギーの安全・安定供給の責務を全うするとともに、お客さまや社会のご期待にお応えしながら、グループの持続的成長の道を力強く切り拓いていく所存です。株主のみなさまにおかれましては、引き続き、ご理解とご支援を賜わりますよう、お願い申しあげます。