第2号議案 取締役9名選任の件
本総会終結の時をもって、取締役9名全員が任期満了となります。つきましては、取締役9名の選任をお願いするものであります。
なお、当社においては、迅速かつ強固な業務執行体制構築のため、執行役員制度を見直し、業務執行権限を執行側に委譲し、取締役会はその業務執行状況の監督に専念するとともに、並行して内部統制システムの構築と運用を行うこととしました。
これに伴い、取締役候補者の選任にあたっては、コーポレートガバナンスの更なる強化のため、より多様性のある人材構成とし、また、社外取締役の占める割合を上げた構成といたしました。
取締役候補者は次のとおりであります。
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1
髙梨輝彦
重任
生年月日 1951年12月19日 所有する当社の株式数 265,900株 取締役会出席状況 14/14回 略歴、地位および担当 - 1987年4月
- (旧)株式会社ラック 取締役
- 1999年4月
- 同社 常務取締役
- 2007年2月
- 同社 代表取締役社長 執行役員
- 2007年10月
- 当社 取締役 常務執行役員
- 2007年10月
- エー・アンド・アイ システム株式会社 取締役
- 2009年4月
- 同社 代表取締役社長 執行役員社長
- 2012年4月
- 当社 執行役員副社長
- 2012年6月
- 当社 代表取締役社長
- 2017年4月
- 当社 取締役会長(現任)
- 2019年6月
- 一般社団法人東京都情報産業協会 会長(現任)
株式会社ソフトウェアサービス 取締役会長(現任)
株式会社アジアンリンク 取締役会長(現任)
アイ・ネット・リリー・コーポレーション株式会社 取締役会長(現任)
重要な兼職の状況 株式会社ソフトウェアサービス 取締役会長
アイ・ネット・リリー・コーポレーション株式会社 取締役会長
株式会社アジアンリンク 取締役会長
一般社団法人東京都情報産業協会 会長
取締役候補者とした理由 髙梨輝彦氏は、当社の母体となった(旧)株式会社ラック創業メンバーとして経営の中核を担い続け、2012年には当社代表取締役社長に就任し、事業会社統合後の当社グループの安定的な発展を担ってまいりました。2017年からは、取締役会長として業務執行からは離れ当社グループ全体を俯瞰し監督する役割を担っており、また、IT業界黎明期からの経験を通じ培った見識と幅広い人脈を活かす観点から、引き続き、取締役候補者といたしました。 略歴を開く閉じる
-
2
西本逸郎
重任
生年月日 1958年9月28日 所有する当社の株式数 9,000株 取締役会出席状況 14/14回 略歴、地位および担当 - 1991年4月
- (旧)株式会社ラック 取締役
- 2007年10月
- 当社 執行役員
- 2009年4月
- (旧)株式会社ラック 取締役 常務執行役員
- 2013年6月
- 当社 取締役 CTO
- 2014年4月
- 当社 取締役 専務執行役員 CTO
- 2014年9月
- 株式会社ブロードバンドタワー 社外取締役(現任)
- 2017年4月
- 当社 代表取締役社長 執行役員社長 CTO
- 2020年4月
- 当社 代表取締役社長 執行役員社長 CEO(現任)
重要な兼職の状況 株式会社ブロードバンドタワー 社外取締役 取締役候補者とした理由 西本逸郎氏は、サイバーセキュリティ分野における第一人者として、長年にわたる業務執行経験と実績を有しております。また、2017年からは、代表取締役社長として事業構造変革を強く推進、事業の成長と拡大への取り組みを牽引しております。当社グループの持続的な企業価値向上を担う立場として、引き続き、取締役候補者といたしました。 略歴を開く閉じる
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3
菅雅道
重任
生年月日 1964年3月31日 所有する当社の株式数 2,900株 取締役会出席状況 11/11回 略歴、地位および担当 - 2000年10月
- KDDI株式会社 NW事業統括本部 NW営業本部 サービス企画部
- 2001年10月
- 同社 NW営業本部 サービス企画部DION GL
- 2004年8月
- 同社 ブロードバンド・コンシューマ事業企画本部 プロビジョニング推進室長
- 2005年12月
- 同社 ネットワークソリューション国内営業本部 営業推進部長
- 2007年10月
- 同社 ソリューション商品企画本部 ソリューション商品企画部長
- 2010年4月
- 同社 ソリューション事業企画本部 サービス企画部長
- 2011年4月
- KDDIまとめてオフィス株式会社 取締役営業本部長
- 2015年10月
- KDDI株式会社 ソリューション営業本部 営業推進部長
- 2017年1月
- ビッグローブ株式会社 取締役執行役員常務
- 2019年4月
- 当社 出向 執行役員 経営戦略推進部長
- 2019年6月
- 当社 出向 取締役 常務執行役員 経営戦略推進部長(現任)
重要な兼職の状況 ― 取締役候補者とした理由 菅雅道氏は、大手通信事業者において、長年にわたる営業企画部門、事業企画部門等における豊富な経験と見識を有しており、また、通信事業子会社における役員経験から経営に関する経験と見識も有しております。また、2019年からは、当社取締役として戦略的パートナーとの事業推進等を図っており、今後当社重要パートナー戦略に関わるガバナンス強化を見据え、引き続き、取締役候補者といたしました。 略歴を開く閉じる
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4
船引裕司
重任
生年月日 1964年3月2日 所有する当社の株式数 100株 取締役会出席状況 11/11回 略歴、地位および担当 - 2000年10月
- KDDI AMERICA,INC.
- 2002年9月
- KDDI株式会社 技術開発本部 開発推進部
- 2003年11月
- 同社 ブロードバンド・コンシューマ事業本部 コンシューマ事業企画本部 新ビジネス推進室 事業開発GL
- 2008年10月
- 同社 運用統括本部サービス運用本部ICTソリューション運用センター
- 2010年4月
- 同社 サービス運用本部国際サービス運用センター品質管理G GL
- 2012年4月
- 同社 運用本部 グローバルサービス運用センター長
- 2015年4月
- 同社 グローバル技術・運用本部 グローバルICT技術部長
- 2019年4月
- 当社 出向 執行役員 サイバー・グリッド・ジャパン担当
- 2019年6月
- 当社 出向 取締役 常務執行役員 サイバー・グリッド・ジャパンGM(現任)
重要な兼職の状況 ― 取締役候補者とした理由 船引裕司氏は、大手通信事業者において、技術部門における豊富な経験と見識を有しております。また、2019年からは、取締役として当社の研究開発機能をまとめあげた実績から、今後、研究開発におけるガバナンス強化のため、引き続き、取締役候補者といたしました。 略歴を開く閉じる
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5
西川徹矢
重任
社外
独立
生年月日 1947年6月1日 所有する当社の株式数 800株 取締役会出席状況 14/14回 略歴、地位および担当 - 1979年2月
- 警視庁神田警察署長
- 1983年4月
- 在フィリピン日本国大使館一等書記官
- 1989年8月
- 警視庁刑事部捜査第二課長
- 1993年4月
- 和歌山県警察本部長
- 1998年3月
- 新潟県警察本部長
- 2000年6月
- 防衛庁防衛参事官(IT・施設・環境担当)
- 2007年1月
- 防衛省大臣官房長
- 2009年8月
- 内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当、NISC)
- 2011年12月
- 弁護士登録(現任)
- 2013年5月
- 株式会社セキド 社外監査役(現任)
- 2013年6月
- 当社 社外取締役(現任)
- 2014年6月
- 清水建設株式会社 社外監査役(現任)
重要な兼職の状況 弁護士
株式会社セキド 社外監査役
清水建設株式会社 社外監査役
取締役候補者とした理由 西川徹矢氏は、警察、防衛省、内閣官房において要職を歴任され豊富な見識を有しております。経営陣とは独立した立場から、経営の透明性の向上とコーポレートガバナンスの強化を図っていただけるものと判断し、引き続き、社外取締役候補者といたしました。
なお、ご経歴から、一般株主と利益相反が生ずる恐れはないものと判断し、引き続き、独立役員として指定いたします。
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6
村井純
重任
社外
独立
生年月日 1955年3月29日 所有する当社の株式数 0株 取締役会出席状況 13/14回 略歴、地位および担当 - 1984年8月
- 東京工業大学総合情報処理センター 助手
- 1987年3月
- 慶應義塾大学工学博士号取得
- 1987年4月
- 東京大学大型計算機センター 助手
- 1990年4月
- 慶應義塾大学環境情報学部 助教授
- 1997年4月
- 同大学 環境情報学部 教授
- 2005年5月
- 学校法人慶應義塾 常任理事
- 2009年10月
- 慶應義塾大学 環境情報学部長
- 2011年9月
- 株式会社ブロードバンドタワー 社外取締役(現任)
- 2012年3月
- 楽天株式会社 社外取締役(現任)
- 2017年10月
- 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 委員長
- 2018年6月
- 当社 社外取締役(現任)
- 2019年11月
- HAPSモバイル株式会社 社外取締役(現任)
- 2020年4月
- 慶應義塾大学 教授(現任)
重要な兼職の状況 慶應義塾大学 教授
株式会社ブロードバンドタワー 社外取締役
楽天株式会社 社外取締役
HAPSモバイル株式会社 社外取締役
取締役候補者とした理由 村井純氏は、日本のインターネット分野の第一人者として優れた専門的な知見を有しております。経営陣とは独立した立場から、当社の競争環境等を踏まえた中長期的な視点に基づく企業価値向上への支援を図っていただけるものと判断し、引き続き、社外取締役候補者といたしました。
なお、ご経歴から、一般株主と利益相反が生ずる恐れはないものと判断し、引き続き、独立役員として指定いたします。
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-
7
渡辺樹一
新任
社外
独立
生年月日 1955年6月7日 所有する当社の株式数 0株 略歴、地位および担当 - 1986年12月
- 伊藤忠商事株式会社 アルジェリア事務所 エネルギー・化学品担当ダイレクター
- 1991年4月
- 伊藤忠石油開発株式会社 次長
- 1996年12月
- ソニー生命保険株式会社
- 1998年1月
- アイダエンジニアリング株式会社 国際事業部 主事
- 1999年3月
- 同社 国際事業推進室 事務局長 兼 営業企画管理部長
- 2003年10月
- 同社 管理本部 管理グループ長
- 2004年11月
- 同社 AIDA S.r.l.(イタリア子会社)欧州事業副社長 兼 CFO 兼 ドイツ子会社取締役
- 2007年1月
- 同社 子会社監査室長、内部統制監査室長 兼 子会社業務室長
- 2010年4月
- 帝国インキ製造株式会社 海外業務部長
- 2011年4月
- ジャパン・ビジネス・アシュアランス株式会社 経営企画部マネジャー
- 2015年4月
- 同社 CS第2部 シニアマネジャー
一般社団法人GBL研究所 理事(現任)
早稲田大学 非常勤講師(現任) - 2016年6月
- 株式会社ジャムコ 社外取締役(現任)
- 2018年9月
- ジャパン・ビジネス・アシュアランス株式会社 シニアアドバイザー(現任)
重要な兼職の状況 米国公認会計士
公認内部監査人
公認不正検査士
一般社団法人GBL研究所 理事
早稲田大学 非常勤講師
株式会社ジャムコ 社外取締役
ジャパン・ビジネス・アシュアランス株式会社 シニアアドバイザー
取締役候補者とした理由 渡辺樹一氏は、大手商事会社をはじめ、様々な企業における営業や管理業務実務と国際事業における企業経営の経験に加え、会計、監査、コーポレートガバナンス・内部統制構築並びに企業不正対策等の専門家としての豊富な知識と知見を有しております。経営陣とは独立した立場から、経営の透明性の向上とコーポレートガバナンスの強化を図っていただけるものと判断し、社外取締役候補者といたしました。
なお、ご経歴から、一般株主と利益相反が生ずる恐れはないものと判断し、独立役員として指定する予定です。
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8
中谷昇
新任
社外
独立
生年月日 1969年1月29日 所有する当社の株式数 0株 略歴、地位および担当 - 2007年7月
- 国際刑事警察機構事務総局経済ハイテク犯罪課長(フランス)
- 2008年9月
- 国際刑事警察機構事務総局情報システム・技術局長(フランス)
- 2011年9月
- 警察庁刑事局組織犯罪対策部国際組織犯罪対策官
- 2012年4月
- INTERPOL Global Complex for Innovation(IGCI) 総局長(シンガポール)
- 2018年4月
- 警察庁長官官房国際課長
- 2019年4月
- ヤフー株式会社 執行役員(現任)
- 2019年6月
- 一般社団法人日本IT団体連盟 専務理事(現任)
- 2019年7月
- 一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター 理事(現任)
- 2019年10月
- Zホールディングス株式会社 執行役員
- 2020年3月
- トレンドマイクロ株式会社 顧問(現任)
- 2020年4月
- Zホールディングス株式会社 執行役員 兼 グループ最高情報セキュリティ責任者(現任)
重要な兼職の状況 Zホールディングス株式会社 執行役員 兼 グループ最高情報セキュリティ責任者
ヤフー株式会社 執行役員
一般社団法人日本IT団体連盟 専務理事
一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター 理事
トレンドマイクロ株式会社 顧問
取締役候補者とした理由 中谷昇氏は、警察における多くの経験を通じ、特に、INTERPOL Global Complex for Innovation初代総局長を務める等、国際サイバー犯罪対策分野において豊富な知識と知見を有しております。経営陣とは独立した立場から、当社の社会的使命を踏まえた中長期的な視点に基づく企業価値向上への支援を図っていただけるものと判断し、社外取締役候補者といたしました。
なお、ご経歴から、一般株主と利益相反が生ずる恐れはないものと判断し、独立役員として指定する予定です。
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9
土屋奈生
新任
生年月日 1973年10月23日 所有する当社の株式数 200株 略歴、地位および担当 - 2003年10月
- 弁護士登録(第一東京弁護士会)
隼国際法律事務所(現 隼あすか法律事務所) - 2012年1月
- 隼あすか法律事務所 パートナー
- 2012年6月
- 株式会社シーボン 社外監査役
- 2014年11月
- PwC弁護士法人 パートナー
- 2016年11月
- 当社 執行役員 法務部長
- 2018年4月
- 当社 執行役員法務部長 兼 知財室長
- 2018年6月
- 株式会社メイコー 社外取締役(現任)
- 2020年4月
- 当社 法務部長 兼 知財室長(現任)
重要な兼職の状況 株式会社メイコー 社外取締役 取締役候補者とした理由 土屋奈生氏は、弁護士としての専門能力に加え、企業法務部門における実務経験を通じ、豊富な知識と問題解決のための知見を有しております。当社の業務執行力強化を進めるうえで、コンプライアンス面での企業経営の健全性の向上とコーポレートガバナンスの強化を図っていただけるものと判断し、取締役候補者といたしました。 略歴を開く閉じる
(注)
1.各候補者と当社との間には特別の利害関係はありません。
2.土屋奈生氏は、本総会終結の時をもって当社を退職予定であります。
3.西川徹矢氏、村井純氏、渡辺樹一氏および中谷昇氏は社外取締役候補者であります。
4.西川徹矢氏および村井純氏は現在、当社の社外取締役でありますが、社外取締役としての在任任期は、本総会終結の時をもって西川徹矢氏は7年、村井純氏は2年となります。
5.当社は、西川徹矢氏および村井純氏との間で会社法第427条第1項の規定に基づき、同法第423条第1項の賠償責任を限定する責任限定契約を締結しております。当該契約に基づく賠償責任の限度額は、会社法第425条第1項各号に規定する金額の合計額としており、両氏の再任が承認された場合は、当該契約を継続する予定であります。
6.当社は、渡辺樹一氏、中谷昇氏および土屋奈生氏が取締役に就任した場合は、各氏との間で会社法第427条第1項の規定に基づき、同法第423条第1項の賠償責任を限定する責任限定契約を締結する予定であります。当該契約に基づく賠償責任の限度額は、会社法第425条第1項各号に規定する金額の合計額であります。
7.当社は、西川徹矢氏および村井純氏を東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、同証券取引所に届け出ております。両氏が再任された場合は、引き続き独立役員とする予定であります。
8.当社は、渡辺樹一氏および中谷昇氏が取締役に就任した場合は、両氏を東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、同証券取引所に届け出る予定であります。
9.各候補者の所有する当社の株式数は、2020年3月31日現在のものであります。
10.重任となる各候補者の取締役会出席状況は、2019年4月1日から2020年3月31日までの事業年度における取締役会の出席状況であります。