ご挨拶

株主のみなさまへ

平素より格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
第10期定時株主総会招集ご通知の送付にあたり、ご挨拶申し上げます。

第8次中期経営計画の初年度の2018年度決算は、連結ベースで売上収益1,286億円、営業利益144億円となり、目標として掲げていた営業利益140億円を超え、2期連続して過去最高の業績となりました。当社が経営効率化の指標としているROE(自己資本利益率)は13.6%となりました。また、株主のみなさまに対する利益還元としての配当方針は、従来の「連結純利益の30%以上をめど」を「50%以上をめど」と変更いたしました。その結果、2019年度の予想配当金は一株あたり年間120円の予定です。
第8次中期経営計画は「独創性と成長を追求するグローバル企業へ」をスローガンとして掲げています。

2019年2月、北米フロリダに貴金属精錬事業に加えて金貨やコインなどの製造施設を有する新会社を設立いたしました。2018年4月には環境保全事業の廃棄物焼却分野における新型焼却炉を稼働させました。これらは第8次中期経営計画の基本方針「次代を支える新たな事業基盤の構築」の一環です。
当社グループは、国連が採択した「SDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)」のゴールに対して、日常的に事業を通じて取り組んでいます。当社グループの3つの事業領域の全てが、地球規模の社会的課題「地球のサステナビリティの解決」に直接的な貢献をしています。昨年5月の社員総会では、社員個人とグループを対象とした「アサヒSDGs大賞設置」を発表しました。これまでも、個人やグループ単位で、業務に関わりなくボランティア活動をしている例が多くありますが、それらの活動を更に推進させる目的で、この大賞制度を設けました。

2019年度は世界的に政治や経済の不安定な状態が予想されます。
私たちは、アサヒウェイに掲げる「革新と挑戦」の精神で、事業環境の変化に素早く対応し、グループの持続的成長とSDGsへの貢献を両立してまいります。
今後とも「アサヒホールディングスグループ」へのご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役会長 寺山 満春

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