事業報告(2016年4月1日から2017年3月31日まで)
事業の経過および成果
連結業績ハイライト
当期におけるわが国経済は、海外景気の下振れリスクがあるなか、雇用・所得環境の改善傾向により緩やかな回復基調が続き、個人消費についてはおおむね横ばいの動きとなりました。
このような状況の中、オリエンタルランドグループは、東京ディズニーランド®において新エリアをオープンしたほか、東京ディズニーシー®においては15周年イベントを展開し好評を博したことなどから、テーマパーク入園者数は4期連続で3,000万人を超える高い水準となりました。
以上の結果、売上高は477,748百万円(前期比2.7%増)、営業利益は113,152百万円(同5.4%増)、経常利益は114,611百万円(同4.9%増)となり、いずれも増収増益となりました。なお、親会社株主に帰属する当期純利益は法人税等が減少したことなどから、82,374百万円(同11.4%増)と過去最高となりました。


事業区分別の概況
企業集団の事業区分別売上状況は次のとおりであります。
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テーマパーク事業
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事業内容
- ●東京ディズニーランドの経営・運営
- ●東京ディズニーシーの経営・運営
業績ハイライト
当期におけるテーマパーク事業の売上高は、2パーク合計入園者数が30,004千人(前期比0.6%減)と前年度並みとなった一方、チケット価格改定や東京ディズニーシー15周年関連商品の好調に伴いゲスト1人当たり売上高が11,594円(同3.0%増)と過去最高となった結果、394,215百万円(同2.5%増)となりました。営業利益は、売上高の増加に加え、商品・飲食原価率が減少したことなどにより、95,880百万円(同4.6%増)となりました。
当期の主な取り組み
2つのテーマパークでは、季節ごとにさまざまなスペシャルイベントを展開し好評を博したほか、東京ディズニーランドでは、ウエスタンランドに新エリア「キャンプ・ウッドチャック」をオープンしました。東京ディズニーシーでは、15周年イベント「東京ディズニーシー15周年“ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ”」を通年にわたって開催し、期間限定で公演していた新たなショー「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」等のコンテンツが人気を集めました。
商品販売
東京ディズニーランドでは、イースターやハロウィーンのスペシャルイベントと連動した、パレードと一体になって楽しんでいただける商品を展開しました。東京ディズニーシーでは、15周年イベントに連動した商品に加え、ダッフィー&フレンズのパーカーやカチューシャ、ダッフィーの“ふわふわ”をイメージした商品を展開し、ご好評をいただきました。
東京ディズニーシー15周年の関連グッズ
ダッフィーの“ふわふわ”をイメージした商品 飲食販売
東京ディズニーランドでは、「キャンプ・ウッドチャック・キッチン」をオープンし、テーマ性にあふれたダイニングで新しいメニューの「ワッフルサンド」を多くのゲストにお楽しみいただいております。また、スペシャルイベント「ディズニー・イースター」では、新たな飲食の楽しみ方ができるメニューを販売いたしました。東京ディズニーシーでは、さまざまなキャラクターをイメージした15周年限定のメニューを展開しました。
「ワッフルサンド」
パッケージにうさぎの口元がデザインされた、ほおばるとうさぎの顔になる「パンケーキサンド」 営業施策
東京ディズニーシー15周年イベントの開催に伴い、テレビCMやSNSなどを活用したコミュニケーション施策に加え、海や港にゆかりのある全国15都市のお祭りに参加するなどのプロモーション活動を展開し、幅広いターゲットに向けた宣伝広告活動を実施いたしました。
また、オンラインで購入したギフトカードやギフトパスポートを、SNSやEメールで贈ることができるサービス「ディズニー・オンラインギフト」を開始し、パーク体験をギフトとしてプレゼントできる仕組みを新たに提供いたしました。
全国15都市のお祭りへの参加の様子 2017年度の主なスペシャルイベント・プログラム、アトラクションのオープン
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ホテル事業
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事業内容
- ●ディズニーアンバサダー®ホテルの経営・運営
- ●東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ®の経営・運営
- ●東京ディズニーランドホテルの経営・運営
- ●東京ディズニーセレブレーションホテル®の経営・運営
- ●ブライトンホテルズの経営・運営
業績ハイライト
当期におけるホテル事業の売上高は、昨年度客室リニューアルを実施した東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの客室稼働率および平均客室単価が増加したことなどから、66,144百万円(前期比4.7%増)、営業利益は14,647百万円(同6.1%増)となりました。
当期の主な取り組み
既存の3つのディズニーホテルでは、当期も各テーマパークのスペシャルイベントと連動したプログラムやレストランイベントを数多く展開したことに加え、さらに新浦安エリアには、4つ目のディズニーホテルとなる東京ディズニーセレブレーションホテルを開業するなど、ゲストの皆さまに新たな体験価値を提供いたしました。
ディズニーアンバサダーホテル
客室リニューアルにより、楽しげなチップとデールの姿や二人の大好物のドングリがあしらわれた客室「チップとデールルーム」と、ディズニー映画『リロ&スティッチ』の舞台であるハワイを感じさせる客室「スティッチルーム」を2017年2月から提供し、ご好評いただいております。
「チップとデールルーム」 東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ
15周年を迎えた東京ディズニーシー・ホテルミラコスタは、館内の装飾やルームアメニティーなどを特別なデザインにしたほか、15周年限定のオリジナルグッズ付き宴会プログラムなどを提供し、祝祭感あふれるひとときを多くのゲストにお楽しみいただきました。
特別なデザインのアメニティー 東京ディズニーランドホテル
東京ディズニーランドホテルの「ドリーマーズ・ラウンジ」では、ディズニー映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』、『モアナと伝説の海』などの公開を記念して、映画をイメージしたスペシャルデザートやケーキを提供し、味だけでなく見た目でもゲストの皆さまにお楽しみいただきました。
ディズニー映画『モアナと伝説の海』を
イメージしたスペシャルケーキ東京ディズニーセレブレーションホテル
新たなディズニーホテルとしてテーマの異なる2棟からなる「東京ディズニーセレブレーションホテル」を2016年にオープンいたしました。“夢”や“ファンタジー”をテーマとした「ウィッシュ」と、“冒険”や“発見”をテーマとした「ディスカバー」の2棟では、手軽で快適なリゾートステイをお楽しみいただいております。
「ウィッシュ」客室 ブライトンホテルズ
京都ブライトンホテルでは、桜や紅葉シーズンに、当ホテルが貸切る清水寺や東寺の夜間拝観、天龍寺での座禅体験や北野天満宮の早朝拝観プランなど、当ホテルならではの京都の楽しみ方が好評を博しました。
天龍寺での座禅体験 -
その他の事業
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事業内容
- ●イクスピアリ®の経営・運営
- ●ディズニーリゾートラインの経営・運営
- ●舞浜アンフィシアター®の経営・運営ほか
業績ハイライト
当期におけるその他の事業の売上高は、飲食店などの経営を行う株式会社アールシー・ジャパンを2015年9月に売却したことなどに伴い、17,388百万円(前期比1.1%減)となりました。営業利益は、イクスピアリ事業の諸経費が減少したことなどから、2,400百万円(同49.6%増)となりました。
当期の主な取り組み
イクスピアリでは、2016年春に19店舗が続々と新規・改装オープンするリニューアルを行いました。また、季節に合わせたスペシャルイベントとして、清涼感あふれる夏のイベントやクリスマスイルミネーションの点灯式などのゲスト参加型イベントを実施し、体験価値の更なる向上と話題の発信に努めました。
ディズニーリゾートラインでは、東京ディズニーシー15周年に合わせて、スペシャルデザインの2つのリゾートライナー「“ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ”ライナー」を運行しました。15周年のテーマ“Wish(願い)”をイメージして車内外をさまざまな色にラッピングしたほか、初めて吊革をクリスタルデザインに変更し、多くのゲストにご好評をいただきました。

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事業内容
- ●東京ディズニーランドの経営・運営
- ●東京ディズニーシーの経営・運営
業績ハイライト
当期におけるテーマパーク事業の売上高は、2パーク合計入園者数が30,004千人(前期比0.6%減)と前年度並みとなった一方、チケット価格改定や東京ディズニーシー15周年関連商品の好調に伴いゲスト1人当たり売上高が11,594円(同3.0%増)と過去最高となった結果、394,215百万円(同2.5%増)となりました。営業利益は、売上高の増加に加え、商品・飲食原価率が減少したことなどにより、95,880百万円(同4.6%増)となりました。
当期の主な取り組み
2つのテーマパークでは、季節ごとにさまざまなスペシャルイベントを展開し好評を博したほか、東京ディズニーランドでは、ウエスタンランドに新エリア「キャンプ・ウッドチャック」をオープンしました。東京ディズニーシーでは、15周年イベント「東京ディズニーシー15周年“ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ”」を通年にわたって開催し、期間限定で公演していた新たなショー「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」等のコンテンツが人気を集めました。
商品販売
東京ディズニーランドでは、イースターやハロウィーンのスペシャルイベントと連動した、パレードと一体になって楽しんでいただける商品を展開しました。東京ディズニーシーでは、15周年イベントに連動した商品に加え、ダッフィー&フレンズのパーカーやカチューシャ、ダッフィーの“ふわふわ”をイメージした商品を展開し、ご好評をいただきました。
東京ディズニーシー15周年の
関連グッズ
ダッフィーの“ふわふわ”を
イメージした商品飲食販売
東京ディズニーランドでは、「キャンプ・ウッドチャック・キッチン」をオープンし、テーマ性にあふれたダイニングで新しいメニューの「ワッフルサンド」を多くのゲストにお楽しみいただいております。また、スペシャルイベント「ディズニー・イースター」では、新たな飲食の楽しみ方ができるメニューを販売いたしました。東京ディズニーシーでは、さまざまなキャラクターをイメージした15周年限定のメニューを展開しました。
「ワッフルサンド」
パッケージにうさぎの口元が
デザインされた、
ほおばるとうさぎの顔になる
「パンケーキサンド」営業施策
東京ディズニーシー15周年イベントの開催に伴い、テレビCMやSNSなどを活用したコミュニケーション施策に加え、海や港にゆかりのある全国15都市のお祭りに参加するなどのプロモーション活動を展開し、幅広いターゲットに向けた宣伝広告活動を実施いたしました。
また、オンラインで購入したギフトカードやギフトパスポートを、SNSやEメールで贈ることができるサービス「ディズニー・オンラインギフト」を開始し、パーク体験をギフトとしてプレゼントできる仕組みを新たに提供いたしました。
全国15都市のお祭りへの参加の様子 2017年度の主なスペシャルイベント・プログラム、アトラクションのオープン
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事業内容
- ●ディズニーアンバサダー®ホテルの経営・運営
- ●東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ®の経営・運営
- ●東京ディズニーランドホテルの経営・運営
- ●東京ディズニーセレブレーションホテル®の経営・運営
- ●ブライトンホテルズの経営・運営
業績ハイライト
当期におけるホテル事業の売上高は、昨年度客室リニューアルを実施した東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの客室稼働率および平均客室単価が増加したことなどから、66,144百万円(前期比4.7%増)、営業利益は14,647百万円(同6.1%増)となりました。
当期の主な取り組み
既存の3つのディズニーホテルでは、当期も各テーマパークのスペシャルイベントと連動したプログラムやレストランイベントを数多く展開したことに加え、さらに新浦安エリアには、4つ目のディズニーホテルとなる東京ディズニーセレブレーションホテルを開業するなど、ゲストの皆さまに新たな体験価値を提供いたしました。
ディズニーアンバサダーホテル客室リニューアルにより、楽しげなチップとデールの姿や二人の大好物のドングリがあしらわれた客室「チップとデールルーム」と、ディズニー映画『リロ&スティッチ』の舞台であるハワイを感じさせる客室「スティッチルーム」を2017年2月から提供し、ご好評いただいております。
「チップとデールルーム」
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ15周年を迎えた東京ディズニーシー・ホテルミラコスタは、館内の装飾やルームアメニティーなどを特別なデザインにしたほか、15周年限定のオリジナルグッズ付き宴会プログラムなどを提供し、祝祭感あふれるひとときを多くのゲストにお楽しみいただきました。
特別なデザインのアメニティー
東京ディズニーランドホテル東京ディズニーランドホテルの「ドリーマーズ・ラウンジ」では、ディズニー映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』、『モアナと伝説の海』などの公開を記念して、映画をイメージしたスペシャルデザートやケーキを提供し、味だけでなく見た目でもゲストの皆さまにお楽しみいただきました。
ディズニー映画『モアナと伝説の海』を
イメージしたスペシャルケーキ
東京ディズニーセレブレーションホテル新たなディズニーホテルとしてテーマの異なる2棟からなる「東京ディズニーセレブレーションホテル」を2016年にオープンいたしました。“夢”や“ファンタジー”をテーマとした「ウィッシュ」と、“冒険”や“発見”をテーマとした「ディスカバー」の2棟では、手軽で快適なリゾートステイをお楽しみいただいております。
「ウィッシュ」客室
ブライトンホテルズ京都ブライトンホテルでは、桜や紅葉シーズンに、当ホテルが貸切る清水寺や東寺の夜間拝観、天龍寺での座禅体験や北野天満宮の早朝拝観プランなど、当ホテルならではの京都の楽しみ方が好評を博しました。
天龍寺での座禅体験 -
事業内容
- ●イクスピアリ®の経営・運営
- ●ディズニーリゾートラインの経営・運営
- ●舞浜アンフィシアター®の経営・運営ほか
業績ハイライト
当期におけるその他の事業の売上高は、飲食店などの経営を行う株式会社アールシー・ジャパンを2015年9月に売却したことなどに伴い、17,388百万円(前期比1.1%減)となりました。営業利益は、イクスピアリ事業の諸経費が減少したことなどから、2,400百万円(同49.6%増)となりました。
当期の主な取り組み
イクスピアリでは、2016年春に19店舗が続々と新規・改装オープンするリニューアルを行いました。また、季節に合わせたスペシャルイベントとして、清涼感あふれる夏のイベントやクリスマスイルミネーションの点灯式などのゲスト参加型イベントを実施し、体験価値の更なる向上と話題の発信に努めました。
ディズニーリゾートラインでは、東京ディズニーシー15周年に合わせて、スペシャルデザインの2つのリゾートライナー「“ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ”ライナー」を運行しました。15周年のテーマ“Wish(願い)”をイメージして車内外をさまざまな色にラッピングしたほか、初めて吊革をクリスタルデザインに変更し、多くのゲストにご好評をいただきました。
連結計算書類
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