＜株主提案＞
第3号議案 取締役1名選任の件
議案および理由は、原文のまま記載しております。
議案の要領
前田朋己（まえだ ともき）を取締役として選任する。
前田朋己（1980年4月30日生）
2003年3月立命館大学政策科学部卒業
2003年4月フューチャーベンチャーキャピタル㈱入社
2006年11月メディスンプラス㈱ 社外取締役
2008年9月SBIインベストメント㈱入社
2011年4月兵庫県議会議員4期(現任)
2018年10月合同会社カタリスト代表社員（現任）
提案の趣旨：
当社筆頭株主は国、つまり国民の資産・税金であり、厳格なコーポレートガバナンスが求められる。そのため、真に独立した社外取締役が必要であり、それは株主提案によって実現される。改善すべき重要な課題は下記３点。
1.株主意思の適切な反映
議決権行使において、賛否の意思が無い場合を「会社提案に賛成・株主提案に反対」とすることは株主の意思を歪めている。最高の意思決定機関で株主の意思が適切に反映されるよう、同等に取り扱う。
2.機関投資家と個人投資家のIR格差是正
「重要情報」を広範囲に捉え、フェア・ディスクロージャーを徹底。
機関投資家等に限定した説明会は廃止し、個人投資家も広く視聴できる体制とし、スモールミーティング等の議事録も公開。
3.執行役員以上が使用する経費を調査
華美な会食、交際費や旅費交通費の私的利用、関連当事者間取引の悪用などを防ぐため、執行役員以上が使用する経費について調査。
意見
取締役会としては、本議案に反対いたします。
当社は、会社提案の取締役選任議案（第2号議案）において候補者 10 名（うち5名が社外取締役候補者）の選任を上程しております。社外取締役候補者5名は、東京証券取引所の定めに基づく独立役員の基準および当社における社外役員の独立性判断基準を満たしており、客観性、公平性が担保されていることから、コーポレートガバナンスの機能強化を図る体制を構築できるものと考えております。
また、各取締役候補者は幅広い視野、経験、およびスキルを有しており、NTTグループ全体の企業価値の向上のために、グループトータルの発展に寄与いただける人選であると考えております。
なお、当社は、取締役会による役員等の指名の決定等における独立性、客観性および説明責任の更なる強化を目的に、取締役会の事前審議等機関として5名の取締役で構成（過半数である3名が独立社外取締役）される指名委員会を任意に設置し、ガバナンスの有効性を高めておりますが、当該指名委員会においても本株主提案に対する反対意見が表明されております。
したがいまして、取締役会は、本議案に反対いたします。