<主な事業内容>
不動産賃貸業務、不動産開発業務、アセットマネジメント業務等
当社グループの中核事業は、東京23区を中心に、約230件(販売用不動産除く)の賃貸物件・賃貸可能面積約108万m2を活用した不動産賃貸事業であります。強固な賃貸ポートフォリオ構築の観点から、建替の着実な推進によるポートフォリオの質的向上、CREなど戦略的ソーシングによる着実なポートフォリオの拡充に取り組んでおります。また、ヒューリックサイズの高品質・好立地物件での開発事業を軸とした不動産バリューアッドビジネスの推進や3K(高齢者・観光・環境)の各分野におけるビジネス領域の拡大と深化などにも取り組んでおります。
当連結会計年度における建替の状況につきましては、ヒューリック調布(東京都調布市)が2017年3月、ヒューリック蒲田ビル(東京都大田区)が2017年7月に竣工いたしました。
そのほか、板橋富士ビル(2018年2月竣工)、府中富士ビル(2018年7月竣工予定)、目白富士ビル(2018年10月竣工予定)、昭栄駿河台ビル(2018年10月竣工予定)及び王子富士ビル(2019年2月竣工予定)の建替計画が順調に進行しております。なお、当連結会計年度におきまして、新たに成増富士ビル(2020年4月竣工予定)の建替を決定しております。
当連結会計年度の新規物件(固定資産)の取得につきましては、ヒューリック南青山ビル(東京都港区)、ヒューリック心斎橋ビル(大阪市中央区)、ヒューリックみなとみらい(底地)(横浜市中区)、心斎橋プラザビル本館(大阪市中央区)、心斎橋プラザビル新館(大阪市中央区)、心斎橋プラザビル東館(大阪市中央区)及びヒューリック京橋イーストビル(東京都中央区)などを取得したほか、Primegate飯田橋(東京都新宿区)及びヒューリック八丁堀第一ビル(東京都中央区)などを売却いたしました。
開発事業(固定資産)につきましては、(仮称)新宿3-17開発計画(東京都新宿区)、(仮称)銀座6丁目開発計画(東京都中央区)の開発用地を取得したほか、(仮称)ヒューリック有楽町二丁目開発計画(東京都千代田区)(一部は販売用)、(仮称)築地三丁目開発計画(東京都中央区)及び(仮称)宇田川町32開発計画(東京都渋谷区)などが順調に進行しております。
PPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)事業につきましては、(仮称)立誠小跡地開発計画(京都市中京区)について京都市と基本協定を締結いたしました。
販売用不動産につきましては、ヒューリック六本木三丁目ビル(東京都港区)が2017年9月及びヒューリック渋谷公園通りビル(東京都渋谷区)が2017年12月に竣工いたしました。
そのほか、西新宿大京ビル(東京都新宿区)、三菱重工横浜ビル(横浜市西区)、GINZA SIX(東京都中央区)及びリーフみなとみらい(横浜市西区)などを取得し、ヒューリック渋谷一丁目ビル(東京都渋谷区)、ヒューリック六本木三丁目ビル(東京都港区)、三菱重工横浜ビル(横浜市西区)、GINZA SIX(東京都中央区)、ヒューリック銀座花椿通ビル(東京都中央区)及びヒューリック渋谷公園通りビル(東京都渋谷区)(一部)などを売却しております。また、11月に運用を開始いたしましたヒューリックプライベートリート投資法人に対してスポンサーとして物件の売却をおこなっております。
販売用不動産に係る開発事業につきましては、(仮称)ヒューリック有楽町二丁目開発計画(東京都千代田区)などが順調に進行しております。
このように、当セグメントにおける事業は順調に進行しており、前連結会計年度及び当連結会計年度に竣工、取得した物件による不動産賃貸収入の増加に加え、販売用不動産の売却も順調に推移したことなどから、当連結会計年度の営業収益は259,175百万円(前期比75,735百万円、41.2%増)、営業利益は69,208百万円(前期比11,855百万円、20.6%増)となりました。