株主の皆様におかれましては、日頃より格別のご支援とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
　昨年度のわが国経済は、昨年度後半から続く世界経済の減速に伴う生活活動の鈍化により景気動向は低迷したものの、秋以降徐々に回復の兆しが見え始めました。
　このような状況下、当社グループは現在、「成長の本格化期」と位置づけた第9次中期経営計画（9M）を推し進めております。
　9Mにおいて掲げた、「売上・利益ともに過去最高実績を越える」という目標は、9M2年目（2018年度）に達成することができました。そして3年目となった2019年度は、「さらに先の成長」を目指して取り組んだ結果、売上高は6期連続の増収および2期連続の過去最高更新を果たすことができました。しかし、営業利益については、5期連続していた成長が一時的な踊り場を迎え、残念ながら営業減益となりました。
　本年は、当社グループにとりましては、9Mの最終年度となります。
　当社グループは、エレクトロニクス業界にとって無くてはならない存在へ、全員経営で更なる成長を目指してまいります。
　引き続き、ダイトロングループの活動に対する一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2020年3月
代表取締役社長　前　績行