第3号議案 監査役1名選任の件
本総会終結の時をもって監査役 森 公高氏が任期満了となります。つきましては、森氏を監査役に再任いたしたいと存じます。監査役候補者は次のとおりです。なお、本議案に関しましては、監査役会の同意を得ております。
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森公高
再任
社外監査役候補者
独立役員候補者
生年月日 1957年6月30日生 63歳 監査役在任年数 4年(本総会終結時) 所有する当社株式の数 5,878株 監査役会出席状況 28/28回(100%) 取締役会出席状況 16/16回(100%) 報酬委員会出席状況 3/3回(100%) 略歴及び地位 - 1980年4月
- 新和監査法人(現 有限責任あずさ監査法人)入所
- 2000年6月
- 同監査法人 代表社員
- 2004年6月
- 同監査法人 金融本部長
- 2006年6月
- 同監査法人 本部理事
- 2011年7月
- 同監査法人 KPMGファイナンシャルサービス・ジャパン チェアマン
- 2013年7月
- 森公認会計士事務所設立
- 同年同月
- 日本公認会計士協会会長
- 2016年7月
- 日本公認会計士協会相談役【現任】
- 2017年6月
- 当社社外監査役【現任】
社外監査役候補者とした理由 森 公高氏は、公認会計士としての長年の経験を通じて培われた企業会計、会計監査、リスクマネジメントに関する高い見識を有しています。2017年6月の監査役就任以来、取締役会及び監査役会における専門性に基づく中立的・客観的な視点からの有益な発言を通じて、監査役会及び取締役会の監督機能の向上に大いに貢献しています。また、監査役就任時より報酬委員会の委員として、2020年6月からは報酬委員会の委員長として、当社の役員報酬制度の透明性向上及び評価制度の効果的な運用に関する議論の深化に強いリーダーシップを発揮しました。同氏は直接企業経営に関与された経験はありませんが、上記の点を考慮し、引き続き当社経営の監査と監督を行っていただくべく、社外監査役候補者とするものです。 重要な兼職の状況 公認会計士
㈱日本取引所グループ 社外取締役
東日本旅客鉄道㈱ 社外監査役
住友生命保険相互会社 社外取締役独立性に関する事項等 森 公高氏は、当社が定める社外役員の独立性基準(20〜21ページに掲載)を満たしており、当社は同氏を当社が上場する国内金融商品取引所に独立役員として届け出ております。なお、当該独立性基準への該否を判断するにあたり検討した事実は以下のとおりです。
- 同氏の長男は当社の会計監査人である有限責任監査法人トーマツにて2020年2月より公認会計士試験合格者として勤務し業務補助等を行っておりますが、長男は同法人の社員またはパートナーではなく、当社独立性基準のいずれにも該当しないことから、同氏の独立性に影響を及ぼすおそれはないと判断しております。なお、同氏の長男は当社を委託者とする業務にも従事しておりません。略歴を開く閉じる
(注)
1. 森 公高氏と当社との間に、特別な利害関係はありません。
2. 当社は、会社法第427条第1項に基づき、森 公高氏との間で、会社法第425条第1項に定める最低責任限度額まで社外監査役の責任を限定する契約を締結しており、本議案をご承認いただいた場合、当該責任限定契約を継続する予定です。
3. 当社は、監査役の全員を被保険者とする会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結しております。当該保険契約では、被保険者が会社の職務執行に関して行った行為(不作為を含みます。)に起因して損害賠償請求がなされたことにより、被保険者が被る損害賠償金や訴訟費用等が填補されることとなり、被保険者の全ての保険料を当社が全額負担しております。本議案をご承認いただいた場合、森 公高氏は当該保険契約の被保険者に含められることとなります。なお、当社は、当該保険契約を任期途中に同様の内容で更新する予定です。
(ご参考)
なお、本議案が原案どおり承認可決されますと、監査役会の構成は次のとおりとなります。
(注) 各諮問委員会の構成は本総会後のもの(予定)です。また、本総会後、取締役の委員も含めた各諮問委員会の構成は次のとおりとなります(◎は委員長)。
(ご参考)取締役会メンバーのスキルマトリクス
当社が取締役・監査役に期待する主な専門性・知見を示したものです。
取締役・監査役候補者の選定に際しては、取締役会としてのバランスの観点から各候補者の専門性・バックグラウンドを踏まえ、全人格的に考慮しています。
上記は取締役会メンバー(候補者)の有する全ての専門性・知見を示すものではありません。
【凡例】 ES:Energy Solutions HN:Healthcare/Nutrition ASIA:Market Asia DX:Digital Transformation ESG:(E)Environment,(S)Social,(G)Governance
【参考:取締役・監査役の選任基準及び社外役員の独立性の基準】
【取締役の選任】
①三井物産は、以下の取締役の選任基準を勘案の上、取締役候補者を選定する。
- 全人格的に優れ、当社経営幹部たる資質を備える者。
- 強い統率力と高い倫理感を兼ね備え、遵法精神と公益に資する強い意思を持つ者。
- 業務遂行に健康上支障の無い者。
- 取締役として取締役会の行う「会社の業務執行に関する意思決定」と「取締役の職務執行の監督」を円滑に遂行する能力を具備する者。
- 取締役の善管注意義務と忠実義務を全うし、「経営判断の原則」に則り会社にとって最良の判断を行う能力、先見性、洞察力に優れる者。
②取締役候補者の選定については、指名委員会が策定した選定プロセス及び取締役の選任基準に基づく必要な要件を充足していることにつき、指名委員会の確認を得た上でこれを行う。
また、多様なステークホルダーの視点を事業活動の監督に取り入れる観点から、その出身分野・性別等の多様性に留意する。
【監査役の選任】
①三井物産は、以下の監査役の選任基準を勘案の上、監査役候補者を選定する。
- 人格・見識に優れ、法律、財務・会計、企業経営その他様々な分野における卓越した能力・実績、または豊富な知見を有する者。
- 社内監査役については、当社の実情に通じ適正な監査を行う能力を有する者。
②監査役候補者の選定については、取締役が監査役と協議の上、監査役候補者の選任案を作成し、監査役会の同意を得た上でこれを行う。監査役会は、取締役が株主総会に提出する監査役の選任議案について、同意の当否を審議する。
【社外監査役の役割及び選任】
社外監査役は、監査体制の中立性及び独立性を一層高める目的を持って選任され、その独立性等を踏まえ、中立の立場から客観的に監査意見を表明することが特に期待される。社外監査役候補者の選定に際しては、監査役会は、前記【監査役の選任】に定める選任基準に加え、会社との関係、経営者及び主要な職員との関係等を勘案して独立性に問題がないことを確認する。
【独立性基準】
当社における社外取締役または社外監査役(以下併せて「社外役員」という)のうち、以下の各号のいずれにも該当しない社外役員は、独立性を有するものと判断されるものとする。
①現在及び過去10年間において当社または当社連結子会社の業務執行取締役、執行役、執行役員、支配人、従業員、理事等(以下「業務執行者」という)であった者
②当社の総議決権数の10%以上を直接もしくは間接に有する者または法人の業務執行者
③当社または当社連結子会社を主要な取引先とする者(※1) またはその業務執行者
※1 当該取引先が直近事業年度における年間取引高(単体)の5%以上の支払いを当社または当社連結子会社から受けた場合または当該取引先が直近事業年度における連結総資産の5%以上の金銭の融資を当社または当社連結子会社より受けている場合、当社または当社連結子会社を主要な取引先とする者とする。
④当社または当社連結子会社の主要な取引先(※2) またはその業務執行者
※2 当社または当社連結子会社が直近事業年度における当社の年間連結取引高の2%以上の支払いを当該取引先から受けた場合または当該取引先が当社または当社連結子会社に対し当社の連結総資産の2%以上の金銭を融資している場合、当該取引先を当社または当社連結子会社の主要な取引先とする。