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    国内たばこ事業

     当年度における販売数量は、T-Vapor(たばこベイパー)製品(注1)市場の拡大及び趨勢減等による紙巻総需要(注2)の減少、並びにメビウスをはじめとする一部銘柄の定価改定による影響等があったものの、ナチュラル・アメリカン・スピリットの買収効果等が一部相殺し、前年度比31億本減少の1,062億本(注3)(前年度比2.8%減)となりました。
     シェアにつきましては、同買収効果等により、61.1%(前年度シェア59.9%)となりました。
     自社たばこ製品売上収益(注4)につきましては、販売数量の減少があったものの、ナチュラル・アメリカン・スピリットの買収効果及びメビウスをはじめとする一部銘柄の定価改定による効果等により、前年度比75億円増収の6,497億円(前年度比1.2%増)となりました。
     調整後営業利益につきましては、自社たばこ製品売上収益の増加及び競争力強化施策の効果等により、前年度比62億円増益の2,602億円(前年度比2.4%増)となりました。

    (注) 1. T-Vapor製品は、たばこ葉を使用し、たばこ葉を燃焼させずに、加熱等によって発生するたばこベイパー(たばこ葉由来の成分を含む蒸気)を愉しむ製品です。
      2. 紙巻総需要は、日本市場全体における紙巻たばこの販売数量を指しておりますが、Emerging Products(T-Vapor製品等を含む、紙巻たばこ以外の新規性のある製品)等の販売数量は含まれておりません。
      3. 当該数値の他に、国内免税市場及び当社の中国事業部管轄の中国・香港・マカオ市場の当年度における販売数量39億本(前年度の当該数量は38億本)があります。なお、当該数値にはEmerging Products等の販売数量は含まれておりません。
      4. 国内たばこ事業における自社たばこ製品売上収益は、国内免税市場及び当社の中国事業部管轄の中国・香港・マカオ市場における売上収益並びにEmerging Productsに係る売上収益が含まれていますが、輸入たばこ配送手数料等に係る売上収益は含まれておりません。
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    海外たばこ事業

     当年度におきましては、ロシアにおける総需要の減少影響等があったものの、新興市場及び欧州主要市場における好調な実績に加え、イランにおける事業会社及びナチュラル・アメリカン・スピリットの買収効果並びに主に第1四半期に発生した流通在庫調整によるプラス影響もあり、総販売数量(注1)は前年度比48億本増加の3,987億本(前年度比1.2%増)、GFB(注2)販売数量は前年度比102億本増加の2,837億本(前年度比3.7%増)となりました。
     ドルベースの自社たばこ製品売上収益(注3)及び調整後営業利益は、ロシアルーブル及び英ポンドをはじめとする現地通貨の不利な為替影響を受けたことにより、それぞれ、前年度比152百万ドル増収の10,490百万ドル(前年度比1.5%増)、前年度比163百万ドル減益の3,095百万ドル(前年度比5.0%減)となりました。なお、為替一定ベースの調整後営業利益につきましては、前年度比13.4%増となります。
     円ベースの自社たばこ製品売上収益及び調整後営業利益につきましては、邦貨換算時に円高影響を受けたことにより、それぞれ、前年度比1,137億円減収の1兆1,388億円(前年度比9.1%減)、前年度比582億円減益の3,362億円(前年度比14.7%減)となりました。

    (注) 1. 製造受託、水たばこ製品及びEmerging Productsを除き、Fine cut、シガー、パイプ、スヌースを含めております。
      2. 当社グループのブランドポートフォリオの中核を担う「ウィンストン」「キャメル」「メビウス」「LD」「ベンソン・アンド・ヘッジス」「グラマー」「ソブラニー」「シルクカット」「ナチュラル・アメリカン・スピリット」の9ブランドをGFB(グローバル・フラッグシップ・ブランド)としております。
      3. 海外たばこ事業における自社たばこ製品売上収益は、水たばこ製品及びEmerging Productsに係る売上収益が含まれていますが、物流事業及び製造受託等に係る売上収益は含まれておりません。
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    医薬事業

     医薬事業につきましては、次世代戦略品の研究開発推進と各製品の価値最大化を通じ、当社グループへの安定的な利益貢献を目指しております。
     開発状況としましては、現在当社において7品目が臨床開発段階にあります。
     当年度におきましては、抗HIV薬「ゲンボイヤ配合錠」及び「デシコビ配合錠LT・HT」について、国内における製造販売承認を取得し、それぞれ2016年7月及び2017年1月にグループ会社である鳥居薬品株式会社が販売を開始しました。
     当年度における売上収益につきましては、導出品の販売拡大に伴うロイヤリティ収入の増加及び開発進展に伴う一時金収入の発生により、前年度比116億円増収の872億円(前年度比15.4%増)となりました。調整後営業利益につきましては、売上収益の増加により120億円増益の97億円(前年度は23億円の損失)となりました。

     
    医薬総合研究所(大阪府高槻市)
    ゲンボイヤ配合錠
    デシコビ配合錠LT、デシコビ配合錠HT

    【ご参考】医薬事業 臨床開発品目一覧(2017年2月6日現在)

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    加工食品事業

     加工食品事業につきましては、ステープル(主食)商品を中心とした冷凍・常温加工食品、ベーカリー及び調味料を主力とし、グループ会社であるテーブルマーク株式会社を中心として事業を展開しております。なかでも、高い商品力・市場シェアを有するステープル商品に注力するとともに、コスト競争力の強化に努め、収益力の向上に取り組んでおります。
     当年度におきましては、引き続きステープルに注力した商品展開を図りました。具体的には、トレー入り具付中華麺の「油そば」、旨みたっぷりの牛肉とごぼうを国産こしひかりに混ぜ込んだ「和のごはん 国産こしひかりの牛ごぼうごはん」など、家庭用冷凍食品及び家庭用常温食品について、新商品28品、リニューアル品48品の販売を開始しました。また、「ホームラン軒」が30周年を迎え、記念ロゴ入り商品を販売した他、「ごっつ旨い お好み焼」体操ニッポン応援パッケージなどを展開し、積極的な販売促進に努めました。
     当年度における売上収益につきましては、ステープル商品及び調味料の販売が伸長したものの、その他商品の販売減少により、前年度比18億円減収の1,641億円(前年度比1.1%減)となりました。一方、調整後営業利益につきましては、売上における商品構成の改善に加え、円高による原材料費の減少及びコスト低減に努めたことにより、前年度比23億円増益の50億円(前年度比83.2%増)となりました。