株主の皆様へ

株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、当社第153回定時株主総会を下記のとおり開催いたしますので、ご出席くださいますようご案内申し上げます。

 帝人グループは、株主の皆様のご支援のお陰をもちまして、昨年6月に、創立100周年を迎えることができました。この100周年を機にグローバルメッセージとして「Future Navigation ~Toward the world we all desire~」を発信し、「人を中心に化学を考える企業」として、物質や素材だけの化学にとどまらず、未来の人の豊かさ(Quality of Life)を見据えた解決策(ソリューション)を考え、提供していくことを宣言いたしました。未来の人、社会はどうなるのかという命題に向き合い、想像を広げ、新たな価値の創造に取り組んでまいります。

 帝人グループの2018年度の連結業績は、売上高は8,886億円、営業利益は600億円、経常利益は603億円、親会社株主に帰属する当期純利益は451億円となりました。

 当期は、株主の皆様に対し、100周年を迎えられたことへの感謝の意を表し、1株当たり10円の記念配当を実施させていただきます。これにより、当期の期末配当金は、1株当たり40円(普通配当30円、記念配当10円)となります。この結果、中間配当(1株当たり30円)を含めた当期の年間配当金は1株当たり70円となります。また、昨年8月には株主還元の充実及び資本効率の向上を目的として、発行済み株式総数の約5%に当たる約200億円の自己株式の取得を実施いたしました。

 なお、2025年の帝人グループのありたい姿を見据えた、中期経営計画2017-2019『ALWAYS EVOLVING』の最終年度となる2019年度の業績は、売上高は9,100億円、営業利益は600億円、経常利益は600億円、親会社株主に帰属する当期純利益は410億円となる見込みであり、中期計画目標値を概ね達成する見通しです。

 帝人グループは、創業以来のベンチャースピリットやチャレンジングなDNAを継承し、たゆまぬ努力と挑戦を続け、地球を支える「環境価値ソリューション」、社会を支える「安心・安全・防災ソリューション」、人を支える「少子高齢化・健康志向ソリューション」の3つのソリューションを提供することで、次の100年も、「未来の社会を支える会社」であり続けることを目指してまいります。

株主の皆様には、変わらぬご理解とご支援をお願い申し上げます。

2019年5月29日
大阪市北区中之島三丁目2番4号


代表取締役社長執行役員

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