LINEのCSR

当社グループでは、ミッション「CLOSING THE DISTANCE」のもと、個人、学校、企業、自治体、政府機関などの皆様と積極的に協力し合いながら、「より良いコミュニケーションのために」「地域社会とともに」の2つの側面から、社会課題の解決と新たな社会価値の創造に取り組んでいます。

1. 出張啓発講演、通算5,000回突破!

当社では、青少年の安全なネット利用を推進するため、全国の教育機関にお邪魔して、児童・生徒、保護者、教職員を対象とした講演や、カード教材を用いたワークショップの授業を無料で実施しています。2014年1月に専門の部署を設置してからの通算実施回数は5,000回を超え、2017年は約2,500回実施しました。

2. いじめ相談

当社では子どもたちのコミュニケーション手段が多様化している現状に即して、いじめ等の悩みをより気軽に相談できる環境を整備するため、2017年から自治体に対しLINEを利用した相談窓口開設を支援しています。2017年8月には、長野県と協定を締結し、9月の2週間にわたり、相談専用LINEアカウントにおいて県内の中高生の悩み相談を受け付けました。この2週間を通じ1,579件のアクセスがあり、その約3分の1に当たる547件の相談に乗ることができました。これは前年度1年間の従来型電話相談の259件を大きく上回るものです。また、この流れをさらに推進するため、2017年12月、SNSを活用した相談窓口の整備とその品質向上を目的とした「全国SNSカウンセリング協議会」を設立いたしました。

3. 海外事例

当社グループでは、社会課題の解決に少しでも寄与できるよう、海外でも取り組みを進めています。日本で数年前から教育の専門家とともに開発している子ども向けのネットモラルの教材が国内で一定の評価を得ていることをうけ、2017年に教材の一部をタイの文化に適合するよう改訂し翻訳しました。現在この教材は、現地の学校でも利用されています。そのほか、タイではチャリティーランの実施協力、台湾では自治体の協力のもとLINEを使った台風情報等の防災に関する情報の発信、またインドネシアでは現地政府関連の協議会と共催したクリエイター向けプログラムの実施などの実績があります。