<株主(58名)からのご提案>
第6号議案 取締役解任の件(2)
◆提案の内容
以下の取締役を解任する。
取締役 林 欣吾
◆提案の理由
浜岡原発基準地震動データ不正事件につき,少なくとも内部通報制度を機能させることができなかったこと,外部通報を受けた原子力規制庁から問われる事態となっても担当者が隠蔽を続け,早い段階で会社として不正を把握できなかったこと,不正を把握した後も速やかに公表しなかったこと,原子力規制委員会の調査に対して適切な資料の提出ができなかったことなど,ガバナンス能力の欠如は甚だしい。
林氏は2026年1月5日の記者会見で,南海トラフ巨大地震の震源想定域に同原発が立地していることでデータ不正を招いたのではないかと問われて,「立地については住所がダメなのではなく,それがちゃんと説明ができることが大事だと思っている,ちゃんと説明できれば審査は通るものだと思っているので適格だと思います」と答えた。立地不適を謙虚に受け止めず,審査に通るよう社員に要求した結果が本不正事件であり,取締役の適格性に欠けることは明らかである。
○取締役会の意見
浜岡原子力発電所の新規制基準適合性審査における基準地震動策定に係る不適切事案に関しては,独立した外部専門家のみで構成される調査委員会による調査が継続しており,当社は,当該調査に全面的に協力するとともに,組織風土等の課題の検証や再発防止に向けた対応の検討を進めております。
解任提案の対象とされている取締役は,これまで当社東京支社長,販売カンパニー社長,社長執行役員などを歴任し,当社事業に精通しており,経営諸課題を解決するに十分な能力を有しております。
また,同取締役は,取締役として長年にわたり会社の業務の適正を確保するための体制の整備・運用に取り組むとともに,経営の監督を適切に行っております。
このため,同取締役を解任すべき事由はありません。
したがいまして,取締役会は本議案に反対いたします。