第5号議案 定款一部変更の件情報開示、対話の質の評価・改善の仕組みづくり

▼提案の内容

当社の定款に以下の「CSRに基づく事業運営」の章を新設する。
第8章 CSRに基づく事業運営
(情報開示、対話の質の評価・改善の仕組みづくり)
第42条 本会社の社会的責任を果たすための対話の基礎として、情報開示を進める。利害関係者の関心・意見を把握し、対話の質を評価・改善する仕組みをつくる。

▼提案の理由

当社の「統合報告書2025」では、「ステークホルダーとの双方向コミュニケーションの深化」を重要課題に掲げつつも、具体的な目標、実施状況は示されていない。
株主総会でさえも、株主の発言時間には一律に制限を課しながら、役員の答弁への再質問ができない。議長は質問者が納得したかを確認しない。質問の意図に応えない、不誠実な答弁が目立つなど、情報共有、対話が十分できていない。
中部電力浜岡原発の基準地震動を過小評価した問題で、原子力規制委員会は外部からの通報を受けるまで不正を見抜けなかったと述べた。地質調査は、阪神コンサルタンツなど3社の不正の関りが指摘されている。当社と当該の業者との関りは、市民の不安材料・関心事なので、質問されたら答えるというスタンスでなく、自発的に情報発信するべきである。
これらは、情報開示、対話が成熟していないための対応である。当社の信頼を得るためにも、本議案を提案する。

○取締役会の意見:本議案に反対いたします。

当社は、「関西電力グループ行動憲章」において、「適正な情報開示・管理と対話」を掲げ、様々なステークホルダーのみなさまとの直接対話をはじめ、マスメディア・ホームページ・SNS等の様々な媒体を通じて積極的かつ適時適切な情報発信や社会のみなさまとのコミュニケーションを推進することにより、説明責任を果たし、「透明性の高い開かれた事業活動」の実現に努めております。今般策定した「関西電力グループ 経営計画2026」には、ステークホルダーのみなさまとの対話を通じていただいたご意見・関心事項を反映しており、引き続き、積極的な対話と情報開示に取り組んでまいります。なお、株主総会の運営については、法令・定款の定めに従い、適法かつ適切に実施しております。
したがいまして、ご提案の内容を定款に定めることは適当ではないと考えます。