第6号議案 定款一部変更の件頑健な設備・事業体制、人材の育成・定着、技術の開発・継承
▼提案の内容
当社の定款に以下の「CSRに基づく事業運営」の章を新設する。
第8章 CSRに基づく事業運営
(頑健な設備・事業体制、人材の育成・定着、技術の開発・継承)
第43条 本会社の社会的責任を果たすための技術的・組織的基礎として、災害等に対して頑健な設備・事業体制づくり、人材の育成・定着と技術の開発・継承を進める。
▼提案の理由
導入後25年を経過した成果型賃金体系で、従業員は仕事に対しその評価に納得感が得られていない。報われないという不満、会社と自身の将来に対する不安が、やりがい・モチベーションの低下を引き起こしている。さらに、コンプライアンス推進を言いながら不祥事が絶えない役員、管理職のモラルの低下も招いている。不合理なコスト削減は、協力会社の工事力、災害対応力を損ねている。また、業務外注化で技術の継承がより困難になっている。定年退職者の補充が進まず、職場繁忙感の高まりは、労組大会でも議論となり、特に原子力職場では、ヒューマンエラーの課題や、技術継承が問題となっている。送配電の「カイゼン」は効果が限定的で取り組む意義が薄れている。
また、障害者にも差別的待遇があり、十分に従業員の才能等を活用できていない。
これらが是正されなければ、優秀な人材を失い、業務遂行・サービスに支障をきたし社会の信頼を得ることも困難になる。
○取締役会の意見:本議案に反対いたします。
当社は、安全の確保を前提としたレジリエントな事業基盤の強化、人財育成・確保の強化および技術・技能の継承・向上が重要と考えており、設備の保全に万全を期し、安全・安定供給を全うするための設備・体制の構築に取り組んでおります。
また、2025年度からは、社員の定年を65歳まで引き上げるとともに、「今の挑戦」をより重視する制度への見直しや、魅力的な挑戦機会を提供する仕組みを導入しております。
今後も、「関西電力グループ 経営計画2026」に掲げる「事業の持続性を高める人財基盤の強化」の実現に向け、従業員一人ひとりが、さらに、挑戦意欲や成長意欲を持っていきいきと働くことができる環境の整備や、サプライチェーンを支える強靭な人財基盤の構築に向けた取組みを着実に進めてまいります。
したがいまして、ご提案の内容を定款に定めることは適当ではないと考えます。