第3号議案 取締役8名選任の件
第69回定時株主総会で選任されました全取締役8名は本総会終結の時をもって任期満了となります。取締役嶋口充輝氏、松田千恵子氏の退任に伴い、新たに2名増員し、取締役8名の選任をお願いするものであります。
なお、取締役候補者の選任については、取締役会にて決定しております。取締役候補者は次のとおりであります。
(注)
1.各候補者と当社との間には特別な利害関係はありません。
2.田中優子氏、伊藤良二氏、山田秀雄氏および藤重貞慶氏は社外取締役候補者であり、株式会社東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、同取引所に届け出ております。
3.当社は現行定款において、会社法第427条第1項の規定により、社外取締役との間に、同法第423条第1項の損害賠償責任を法令が定める最低責任限度額に限定する契約を締結することができる旨を定めております。上記の各社外取締役候補者の選任が承認された場合、当社は各候補者との間で上記と同内容の責任限定契約を継続(新任者は締結)する予定であります。
4.各候補者の在任年数(招集ご通知15ページより記載)は本総会終結時点のものであります。
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小瀧龍太郎
再任
生年月日 1964年7月16日生 現在の当社における地位および担当 代表取締役社長兼CEO(在任年数 4年) 所有する当社の株式数 14,275株 取締役会出席状況 12回/12回(100%) 役員選任理由 小瀧氏は、当社の国内営業会社の要職、R&D事業会社の社長を歴任し、その間、当社執行役員を9年間勤め、国内売上高の拡大、製品開発プロセスの改善を推進致しました。2016年4月に当社副社長兼COOならびに国内営業会社の社長に就任し、強いリーダーシップでサトーグループ全体を牽引、お客さまのグローバル展開にも対応できる国内事業を推進してまいりました。また、2018年4月から当社代表取締役社長として、豊富な経験と知見を生かし、経営の指揮および監督を適切に行っております。当社が事業のグローバル化を加速し、顧客価値最大化を追求して事業経営を推進していくにあたり、取締役として適任と判断したため、同氏を引き続き取締役候補者と致しました。 略歴、当社における地位および担当(重要な兼職の状況) - 1988年2月
- 当社入社
- 2007年7月
- 当社執行役員兼営業本部プリンタ推進部長
- 2011年10月
- 当社執行役員兼
株式会社サトー取締役 国内営業部長 - 2012年4月
- 当社執行役員兼
サトーテクノラボ株式会社代表取締役社長 - 2013年4月
- 当社常務執行役員兼
サトーテクノロジー株式会社代表取締役社長 - 2014年7月
- 当社専務執行役員
- 2016年4月
- 当社副社長兼COO、および
株式会社サトー代表取締役社長 - 2016年6月
- 当社代表取締役副社長兼COO
- 2018年4月
- 当社代表取締役社長兼CEO(現任)
候補者より、株主の皆さまへ 日頃よりサトーグループに対するご支援に深く感謝申し上げます。
私たちは、「お客さまからの信頼」をいただくことに拘ってビジネスを広げてまいりました。そして、気候変動、自然災害、パンデミックなどのリスクをしっかり捉えながら、高度化・多様化するお客さまの経営課題の変化スピードに適応したビジネスをより一層強化してまいります。今まで築き上げてきたコア・コンピタンスである「現場力」に磨きをかけ、新しいお客さま価値創造に力を入れて、海外を含めた成長を加速させ企業価値を高めてまいります。略歴を開く閉じる
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阿部陽一
再任
生年月日 1957年9月13日生 現在の当社における地位および担当 取締役上席執行役員CFO(在任年数 2年) 所有する当社の株式数 2,502株 取締役会出席状況 12回/12回(100%) 役員選任理由 阿部氏は、2013年12月に当社入社後、社長室長を経て当社執行役員CFOに就任。財務・経理・IT、法務、リスクマネジメント等の管理部門を管掌し、財務・資本政策・コーポレート・ガバナンス体制の強化に向けた取り組みを推進してまいりました。2018年に当社取締役に就任後は、財務および戦略的な観点を軸に経営の監督を適切に行っています。またCFOとして、経済状況や事業環境の変化に迅速に対応し、グローバルレベルの効果的なガバナンスを推進しています。国内外の豊富な経験、知見を生かし、持続的な企業価値向上の実現のために、当社コーポレート・ガバナンスのさらなる推進・強化が期待できることから、当社の取締役に相応しいと判断し、同氏を引き続き取締役候補者と致しました。 略歴、当社における地位および担当(重要な兼職の状況) - 1980年4月
- 三菱商事株式会社入社
- 2013年12月
- 当社入社 社長室長
- 2016年4月
- 当社執行役員CFO
- 2018年4月
- 当社上席執行役員CFO
- 2018年6月
- 当社取締役上席執行役員CFO(現任)
候補者より、株主の皆さまへ 新型コロナウイルス感染症の大流行は世界のあらゆる地域に影響を及ぼし、想像もつかなかった課題に直面しています。お亡くなりになられた方々、またご遺族の皆さまに謹んで哀悼の意を表するとともに、罹患されている方々に心よりお見舞い申し上げます。
この困難で予測不可能な経営リスクに対して、いかに備え、対応していくのか。私は攻めと守りの双方を支援し、リスクとガバナンスに対する万全な備えを築きながら持続的な成長を遂げるための経営基盤整備を行っていきます。
サトーはお客さまのビジネスの生産性を維持・向上するために必要な現場の課題解決を提供できると確信しています。新型コロナウイルスは私たち個人を隔離・分断しようとしていますが、サトーはこの困難に立ち向かい人やモノの紐付け(タギング)を行い、社会の発展に貢献していきます。
今年サトーは創業80周年を迎えます。当社はお客さまのさまざまな課題解決に立ち向かい対処してきました。今後も社会に必要とされ続ける企業を目指してまいります。略歴を開く閉じる
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鳴海達夫
再任
生年月日 1952年2月24日生 現在の当社における地位および担当 取締役会議長(在任年数 12年) 所有する当社の株式数 23,137株 取締役会出席状況 12回/12回(100%) 役員選任理由 鳴海氏は、当社の経営企画部門の総責任者として、その間、執行役員を6年間務めました。2008年から当社取締役として、経営基盤の強化に努めてきた他、2014年より販売事業のグループ会社でガバナンス体制の強化に努めました。社内非業務執行取締役として取締役会議長に就任し、経営への監督機能を担っています。
当社がグローバル化を加速し、顧客価値の最大化を追求して事業経営を推進していくにあたり、取締役として適任と判断したため、同氏を引き続き取締役候補者と致しました。略歴、当社における地位および担当(重要な兼職の状況) - 2000年8月
- 当社入社秘書室部長
- 2001年4月
- 当社管理本部人事部長
- 2003年5月
- 当社経営企画本部企画部長
- 2003年6月
- 当社執行役員経営企画本部企画部長
- 2005年10月
- 当社執行役員経営企画本部長兼企画部長
- 2006年1月
- 当社常務執行役員経営企画本部長
- 2007年7月
- 当社専務執行役員経営企画本部長
- 2008年6月
- 当社取締役専務執行役員経営企画本部長
- 2009年7月
- 当社取締役(現任)
- 2020年1月
- 当社取締役会議長(現任)
候補者より、株主の皆さまへ コーポレートガバナンスの一層の強化が求められる中、本年1月より取締役会議長及びビジネスリスク委員会の委員長となり、重要な業務執行の決定と執行部に対する監督という取締役会の責務を果たすべく務めております。従来、弊社の取締役会議長職は持ち回りでしたが、審議が必要となる議題を適時適切に上程するとともに、内容を精査し審議の充実を図るには、経営状況を把握した社内の非業務執行取締役が議長に就任することが必要と考え引き受けました。執行部と適切に協議し、社外取締役や監査役の方々と連携して取締役会の実効性を高め、株主の皆さまを始めとするステークホルダーの負託に応えられるよう、緊張感を持って取り組んでまいります。 略歴を開く閉じる
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小沼宏行
新任
生年月日 1973年3月14日生 現在の当社における地位および担当 上席執行役員 所有する当社の株式数 2,076株 取締役会出席状況 - 役員選任理由 小沼氏は、ヘルスケア事業の要職を歴任し、2014年よりサトーヘルスケア株式会社の社長として同事業の成長を大きく推進しました。2019年からは株式会社サトーの社長に就任し、国内外の事業を牽引してまいりました。また、健康経営の責任者として社員の健康増進に尽力した経験も有しております。これらのことから当社のグローバルで持続可能な事業経営を推進していくにあたり、取締役として適任と判断したため、同氏を取締役候補者と致しました。 略歴、当社における地位および担当(重要な兼職の状況) - 2000年7月
- 株式会社サトー入社
- 2010年4月
- 同社国内営業本部東京事業本部メディカル事業部
事業部長 - 2013年4月
- 株式会社サトー ヘルスケアカンパニー
カンパニープレジデント - 2014年4月
- サトーヘルスケア株式会社代表取締役社長
- 2015年7月
- 当社執行役員 最高健康経営責任者
- 2019年4月
- 当社上席執行役員 株式会社サトー代表取締役社長兼
RFID事業統括 - 2020年4月
- 当社上席執行役員 株式会社サトー代表取締役社長兼
海外事業担当(現任)
候補者より、株主の皆さまへ 日頃よりサトーグループに対するご支援に心より感謝申し上げます。取締役候補に選任されました、小沼宏行です。事業会社の株式会社サトー代表取締役として、開発・製造・営業活動の統括を担当しております。このたびの候補選任に身が引き締まる思いでおります。私たちは、国内外へお客さまの課題を解決する最適なソリューションを提供し、顧客価値向上、持続可能な社会の実現に尽力してまいりました。社会環境の急速な変化を的確に察知することが求められる昨今、当社の企業価値を向上し続け、ステークホルダーの皆さまのご期待にお応えできるよう迅速果断に職務に取り組んでまいります。 略歴を開く閉じる
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田中優子
再任
社外
独立
生年月日 1952年1月30日生 現在の当社における地位および担当 取締役(在任年数 16年) 所有する当社の株式数 3,125株 取締役会出席状況 11回/12回(92%) 役員選任理由 田中氏は、大学総長、大学教授としての豊富な経験と幅広い見識を有しております。これらの経験と見識を生かし、取締役会の審議における積極的な発言に加え、ダイバーシティ経営についても積極的な意見・提言をいただいております。これらのことから当社のグローバルで持続可能な事業経営を推進していくにあたり、取締役として適任と判断したため、同氏を引き続き社外取締役候補者と致しました。 略歴、当社における地位および担当(重要な兼職の状況) - 1980年4月
- 法政大学第一教養部専任講師
- 1983年4月
- 法政大学第一教養部助教授
- 1986年4月
- 北京大学交換研究員
- 1991年4月
- 法政大学第一教養部教授
- 1993年4月
- オックスフォード大学在外研究員
- 2003年4月
- 法政大学社会学部メディア社会学科教授(現任)
- 2004年6月
- 当社取締役(現任)
- 2007年4月
- 法政大学国際日本学
インスティテュート(大学院)教授(現任) - 2009年6月
- 公益財団法人サントリー芸術財団理事(現任)
- 2010年4月
- 法政大学国際日本学
インスティテュート(大学院)運営委員長 - 2012年4月
- 法政大学社会学部長
- 2014年4月
- 法政大学総長・理事長(現任)
- 2014年4月
- 公益財団法人大学基準協会理事
- 2014年6月
- 一般社団法人日本私立大学連盟常務理事(現任)
- 2017年10月
- 放送大学理事(現任)
- 2020年4月
- 公益財団法人大学基準協会常務理事(現任)
候補者より、株主の皆さまへ サトーホールディングス株式会社は、いかなる危機の時代にあっても、人に必要な物流や医療を支える自動認識技術を提供しています。モノと情報を結びつける技術の重要性は、ますます高まっていきます。多様な人財が、この変化の激しい社会のより良き発展に貢献できるよう、経営基盤をさらに堅実なものにします。また、意欲ある女性社員の能力を伸ばし影響力ある地位につけることも、今後の企業と社会の質の向上に必須です。性別、国籍、民族を超えてダイバーシティと連携をさらに進め、企業の質をいっそう高くすべく、尽力してまいります。 略歴を開く閉じる
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伊藤良二
再任
社外
独立
生年月日 1952年1月14日生 現在の当社における地位および担当 取締役(在任年数 6年) 所有する当社の株式数 2,003株 取締役会出席状況 10回/12回(83%) 役員選任理由 伊藤氏は、会社経営者および大学院教授としての豊富な経験と幅広い見識を有しております。取締役会の審議においては、当社の経営における重要な事項に関し、これらの経験と見識を生かし、ガバナンス体制の強化を意識した積極的な意見・提言をいただいております。これらのことから当社のグローバルで持続可能な事業経営を推進していくにあたり、取締役として適任と判断したため、同氏を引き続き社外取締役候補者と致しました。 略歴、当社における地位および担当(重要な兼職の状況) - 1979年7月
- マッキンゼー・アンド・カンパニー入社
- 1984年1月
- 同社パートナー
- 1988年6月
- UCC上島珈琲株式会社商品開発担当取締役
- 1990年9月
- シュローダー・ベンチャーズ代表取締役
- 2000年5月
- 慶應義塾大学大学院
政策・メディア研究科特任教授 - 2001年1月
- ベイン・アンド・カンパニー日本支社長
- 2006年4月
- 株式会社プラネットプラン代表取締役(現任)
- 2008年6月
- 当社取締役
- 2012年5月
- 株式会社レナウン社外取締役
- 2013年1月
- エルソルビジネスアドバイザーズ株式会社
代表取締役 - 2014年6月
- 当社取締役(現任)
- 2014年6月
- みらかホールディングス株式会社
社外取締役(現任)
候補者より、株主の皆さまへ IoTの流れがビジネス社会において着実に進行・加速化する中で、そのセンサー機能を担うサトーグループの社会的使命はますます重要になってまいります。この存在価値を正しく世の中に広め、グローバル社会の発展に資するとともに、それを着実に株主価値創造につなげていくべく、社外の立場からガバナンス体制の維持・強化に努め、戦略的な視点をもって、サトーグループのさらなる成長のために、引き続き尽力してまいります。 略歴を開く閉じる
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山田秀雄
再任
社外
独立
生年月日 1952年1月23日生 現在の当社における地位および担当 取締役(在任年数 5年) 所有する当社の株式数 1,492株 取締役会出席状況 12回/12回(100%) 役員選任理由 山田氏は、弁護士としての豊富な経験と幅広い見識を有しております。取締役会の審議においては、当社の経営における重要な事項に関し、これらの経験と見識を生かし、ステークホルダーの期待に応えるという視点をもって積極的な意見・提言をいただいております。これらのことから当社のグローバルで持続可能な事業経営を推進していくにあたり、取締役として適任と判断したため、同氏を引き続き社外取締役候補者と致しました。 略歴、当社における地位および担当(重要な兼職の状況) - 1984年3月
- 最高裁判所司法研修所修了
- 1984年4月
- 弁護士登録(第二東京弁護士会)
- 1992年10月
- 山田秀雄法律事務所(現山田・尾﨑法律事務所)所長(現任)
- 1998年5月
- 太洋化学工業株式会社社外監査役(現任)
- 2004年6月
- 当社取締役
- 2006年3月
- ライオン株式会社社外取締役
- 2007年6月
- 石井食品株式会社社外監査役
- 2007年6月
- 株式会社ミクニ社外監査役
- 2009年3月
- ヒューリック株式会社社外取締役(現任)
- 2010年4月
- 日本弁護士連合会常務理事
- 2014年4月
- 日本弁護士連合会副会長
- 2014年4月
- 第二東京弁護士会会長
- 2015年6月
- 当社取締役(現任)
- 2015年6月
- 公益財団法人橘秋子記念財団理事長(現任)
- 2016年6月
- 株式会社ミクニ社外取締役(現任)
候補者より、株主の皆さまへ サトーが創業80周年を迎える本年は、新型肺炎の流行で大変な困難な状況を迎えています。国、企業、個人、そしてサトーにとっても、力をあわせて乗り切らなければならない正念場です。海外拠点の多いサトーにとって、現状は先の見えない不安がありますが、創業者佐藤陽氏の志の原点に立ち戻り、「サトーの心」を実践すること、つまり、初心に還ることが重要なのだと思います。社外取締役として、長年多くの企業で学んだ知見と弁護士としてのリーガルマインドを総動員してサトーの発展に貢献したいと念じております。 略歴を開く閉じる
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藤重貞慶
新任
社外
独立
生年月日 1947年1月1日生 現在の当社における地位および担当 - 所有する当社の株式数 0株 取締役会出席状況 - 役員選任理由 藤重氏は、会社経営者としての豊富な経験と幅広い見識を有しております。マーケティングや商品企画に長年携わり、いち早く環境に配慮した製品を開発される等、社会の中における企業のあり方や環境問題に関する深い造詣も有しております。これらのことから当社のグローバルで持続可能な事業経営を推進していくにあたり、取締役として適任と判断したため、同氏を新たに社外取締役候補者と致しました。 略歴、当社における地位および担当(重要な兼職の状況) - 2004年3月
- ライオン株式会社代表取締役社長
- 2012年1月
- ライオン株式会社代表取締役会長
- 2012年4月
- 昭和西川株式会社社外取締役(現任)
- 2014年6月
- 公益財団法人日本卓球協会会長(現任)
- 2016年3月
- ライオン株式会社相談役(現任)
- 2016年6月
- 公益社団法人ACジャパン理事長(現任)
- 2019年5月
- 公益社団法人日本マーケティング協会会長(現任)
候補者より、株主の皆さまへ 企業は現場力で持っています。優れた現場力が企業の強みとなり、永続的発展の決め手になると思います。
そしてこれからはいろいろな企業の現場が有機的に繋がっていくことが新しいビジネス価値を生み出し、社会全体の生産性向上をもたらすと思います。
サトーホールディングス株式会社は、その大切な現場の課題を解決し、現場力を高め、新しいビジネス価値を創造するための商品・サービスを提供しています。
社外取締役として、微力ながら、サトーグループが社会の発展のために貢献できますよう尽力してまいりたいと思います。略歴を開く閉じる