第2号議案 取締役9名選任の件
本株主総会終結の時をもって、取締役15名全員の任期が満了いたします。つきましては、意思決定の迅速化と経営監督体制の強化を図るため、取締役会の構成を見直すこととし、社外取締役3名を含む取締役9名の選任をお願いするものです。
当社は、当社グループを十分に理解し、経営に携わる「人格」「能力」「識見」に優れた人材を選任することを前提に、国際性やジェンダーの面を含む取締役会の多様性を確保することを指名方針としています。この方針のもと、取締役会は事前に過半数を社外取締役で構成する任意の指名報酬委員会に諮問したうえで、取締役候補者を決定しています。
取締役候補者は、次のとおりです。

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山口 悟郎再任代表権指名報酬委員略歴を開く閉じる
生年月日 1956年1月21日 所有する当社株式の数 48,729株 略歴、地位、担当及び重要な兼職の状況 1978年3月 当社入社2003年6月当社執行役員2005年6月当社執行役員上席2009年4月当社執行役員常務2009年6月当社取締役兼執行役員常務2013年4月当社代表取締役社長兼2017年4月
執行役員社長当社代表取締役会長[現在]重要な兼職の状況
KDDI㈱社外取締役取締役候補者とした理由 山口悟郎氏は、2013年に代表取締役社長に就任して以来、当社グループの経営の舵取りを担っており、2017年4月からは代表取締役会長を務め、取締役会議長として取締役会を適切に運営するとともに、当社グループ内への企業理念の浸透に向けて積極的に提言を行っています。こうした経験及び高い識見を活かし、当社取締役として職務を適切に遂行できる人材と判断したため、引き続き取締役候補者といたしました。 -
谷本 秀夫再任代表権略歴を開く閉じる
生年月日 1960年3月18日 所有する当社株式の数 15,335株 略歴、地位、担当及び重要な兼職の状況 1982年3月 当社入社2015年4月当社執行役員2016年4月当社執行役員常務2016年6月当社取締役兼執行役員常務2017年4月当社代表取締役社長兼
執行役員社長[現在]取締役候補者とした理由 谷本秀夫氏は、2017年4月から代表取締役社長として当社グループの経営の舵取りを担っており、新規事業の創出、生産性の向上に取り組むとともに、組織改革等を強く推進し、当社グループの持続的な成長を牽引しています。こうした経験及び高い識見を活かし、当社取締役として職務を適切に遂行できる人材と判断したため、引き続き取締役候補者といたしました。 -
触 浩再任略歴を開く閉じる
生年月日 1960年2月24日 所有する当社株式の数 7,650株 略歴、地位、担当及び重要な兼職の状況 1984年3月 当社入社2009年4月当社自動車部品事業本部長2011年4月当社執行役員2013年4月当社執行役員常務2013年6月当社取締役兼執行役員常務2015年4月当社取締役兼執行役員専務2016年9月当社半導体部品有機材料事業本部長2021年4月当社取締役兼執行役員常務[現在]
当社コアコンポーネントセグメント担当[現在]取締役候補者とした理由 触 浩氏は、2009年から自動車部品事業本部長及び半導体部品有機材料事業本部長を歴任し、各事業の成長・発展に貢献してまいりました。こうした経験及び高い識見を活かし、当社取締役として職務を適切に遂行できる人材と判断したため、引き続き取締役候補者といたしました。 -
伊奈 憲彦再任略歴を開く閉じる
生年月日 1963年9月16日 所有する当社株式の数 5,355株 略歴、地位、担当及び重要な兼職の状況 1987年4月 三田工業㈱(現 京セラドキュメントソリューションズ㈱)入社2011年8月KYOCERA MITA AMERICA,INC.社長2012年4月京セラドキュメントソリューションズ㈱執行役員2014年4月同社常務執行役員2014年6月同社取締役兼常務執行役員2016年4月同社取締役兼営業本部長2017年4月当社執行役員常務、京セラドキュメントソリューションズ㈱代表取締役社長2017年6月当社取締役兼執行役員常務[現在]2021年4月当社ソリューションセグメント担当[現在]取締役候補者とした理由 伊奈憲彦氏は、2017年から京セラドキュメントソリューションズ㈱の代表取締役社長を務め、同社のグローバルな成長・発展に貢献してまいりました。こうした経験及び高い識見を活かし、当社取締役として職務を適切に遂行できる人材と判断したため、引き続き取締役候補者といたしました。 -
嘉野 浩市再任略歴を開く閉じる
生年月日 1961年9月21日 所有する当社株式の数 5,793株 略歴、地位、担当及び重要な兼職の状況 1985年3月 当社入社2005年6月当社回路部品事業部長2012年4月当社関連会社統轄本部2013年4月
(現 関連会社統括本部)長当社執行役員2015年4月当社執行役員上席2016年4月当社執行役員常務2016年6月当社取締役兼執行役員常務[現在]2021年4月当社電子部品セグメント副担当[現在]取締役候補者とした理由 嘉野浩市氏は、2012年から関連会社統括本部長として国内外の子会社への運営指導を的確に行い、当社グループの成長・発展に貢献してまいりました。こうした経験及び高い識見を活かし、当社取締役として職務を適切に遂行できる人材と判断したため、引き続き取締役候補者といたしました。 -
青木 昭一再任略歴を開く閉じる
生年月日 1959年9月19日 所有する当社株式の数 14,335株 略歴、地位、担当及び重要な兼職の状況 1983年3月 当社入社2005年6月当社執行役員、当社経理本部長2008年5月当社経理財務本部長2009年4月当社執行役員常務2009年6月当社取締役兼執行役員常務[現在]2010年10月当社経理経管本部長2013年4月当社経理財務本部長2018年4月当社経営管理本部長2021年4月当社コーポレート担当[現在]取締役候補者とした理由 青木昭一氏は、長年、経理・財務部門において本部長を務め、当社グループの経理・財務戦略を担い、当社グループの成長・発展に貢献してまいりました。こうした経験及び高い識見を活かし、当社取締役として職務を適切に遂行できる人材と判断したため、引き続き取締役候補者といたしました。 -
青山 敦再任社外取締役独立役員指名報酬委員略歴を開く閉じる
生年月日 1960年8月2日 所有する当社株式の数 878株 略歴、地位、担当及び重要な兼職の状況 1985年4月 ㈱三菱総合研究所入社1995年5月ロンドン大学インペリアルカレッジ研究員1999年10月東京工業大学資源化学研究所助教授2005年4月立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科教授[現在]2016年6月当社社外取締役[現在]社外取締役候補者とした理由及び期待される役割の概要 青山 敦氏は、技術開発やイノベーションの創出、研究開発及び製品開発プロセスに関する研究を行う技術経営の分野で豊富な知識・経験と高い識見を有しています。社外取締役に就任後、学術的な知見に基づきAIやIoTの活用に関する提言を積極的に行うなど、当社の企業活動全般にわたる的確な助言と監督等の役割を果たしています。上記の理由から社外取締役として職務を適切に遂行することができると判断し、社外取締役候補者といたしました。選任後は、引き続き上記の役割を果たすことを期待しています。 -
古家野 晶子再任社外取締役独立役員指名報酬委員略歴を開く閉じる
生年月日 1974年4月23日 所有する当社株式の数 153株 略歴、地位、担当及び重要な兼職の状況 2008年12月 弁護士登録、京都弁護士会所属[現在]2009年7月
古家野・青木法律事務所勤務弁護士法人古家野法律事務所に移籍2018年2月弁護士法人古家野法律事務所社員[現在]2019年6月当社社外取締役[現在]社外取締役候補者とした理由及び期待される役割の概要 古家野晶子氏は、弁護士として企業法務をはじめ各分野で豊富な経験と高い識見を有し、男女共同参画などの社会問題についても幅広い知見を有しています。社外取締役に就任後、法的な観点からの提言に加えて、ダイバーシティに関する提言を積極的に行うなど、当社の企業活動全般にわたる的確な助言と監督等の役割を果たしています。上記の理由から社外取締役として職務を適切に遂行することができると判断し、社外取締役候補者といたしました。選任後は、引き続き上記の役割を果たすことを期待しています。 -
垣内 永次新任社外取締役独立役員指名報酬委員略歴を開く閉じる
生年月日 1954年4月3日 所有する当社株式の数 500株 略歴、地位、担当及び重要な兼職の状況 1981年4月 大日本スクリーン製造㈱2005年4月
(現 ㈱SCREENホールディングス)入社同社執行役員2006年4月同社上席執行役員2007年4月同社常務執行役員2011年6月同社取締役2014年4月同社代表取締役 取締役社長2016年4月同社最高経営責任者2019年6月同社代表取締役 取締役会長[現在]社外取締役候補者とした理由及び期待される役割の概要 垣内永次氏は、グローバルに事業を展開する企業グループの経営トップを務めており、企業経営における豊富な経験と高い識見を有しています。こうした経験及び識見を活かし、主に経営者としての視点から当社の企業活動全般にわたる的確な助言と監督等の役割を果たし、社外取締役として職務を適切に遂行することができると判断したため、社外取締役候補者といたしました。選任後は、上記の役割を果たすことを期待しています。
(注)
- 取締役候補者 山口悟郎氏は株式会社京都パープルサンガの代表取締役であり、同社と当社との間には広告宣伝に関する取引関係があります。また、同氏は京セラコミュニケーションシステム株式会社の代表取締役であり、同社と当社との間にはソーラー製品等の販売及び情報システム等の購入に関する取引関係があります。
- 取締役候補者 谷本秀夫氏は東莞石龍京セラ有限公司の董事長であり、同社と当社との間には液晶ディスプレイ・機械工具等の供給・仕入に関する取引関係があります。また、同氏は京セラ(中国)商貿有限公司の董事長であり、同社と当社との間には電子部品・機械工具等の販売に関する取引関係があるほか、同社は当社と電子部品・機械工具等の販売に関する事業において競業関係にあります。
- 取締役候補者 垣内永次氏は株式会社SCREENホールディングスの代表取締役であり、同社と当社との間には光学部品等の販売に関する取引関係があるほか、同社の複数の子会社と当社との間にはインクジェットプリントヘッド等の販売に関する取引関係があります。なお、これらの取引規模については、下記7.(5)に記載のとおりです。
- 上記以外の取締役候補者と当社との間に特別の利害関係はありません。
- 取締役候補者の所有する当社株式の数は、2021年3月31日現在のものです。この株式数には、京セラグループ役員持株会における本人の持分を含めています。
- 当社は、会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結し、被保険者が会社の役員等の地位に基づき行った行為(不作為を含みます)に起因して損害賠償請求がなされたことにより、被保険者が被る損害賠償金や争訟費用等の損害を当該保険契約により塡補することとしています。各取締役候補者は、当該保険契約の被保険者に含められることとなります。また、次回更新時には同内容での更新を予定しています。
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社外取締役候補者に関する事項は、以下のとおりです。
- (1)
- 青山 敦、古家野晶子 及び 垣内永次の各氏は、社外取締役候補者です。
- (2)
- 古家野晶子氏は、過去に社外役員となること以外の方法で会社経営に関与した経験はありませんが、弁護士として各分野で豊富な経験と高い識見を有していることから、当社社外取締役としての職務を適切に遂行することができると判断しています。
- (3)
- 青山 敦 及び 古家野晶子の両氏の当社社外取締役就任から本株主総会終結の時までの年数並びに第67期中に開催された取締役会への出席状況は次のとおりです。
- (4)
- 当社は、会社法及び当社定款の規定により、青山 敦 及び 古家野晶子の両氏との間で任務を怠ったことによる損害賠償責任を限定する契約を締結しています。当該契約に基づく責任の限度額は、法令に定める最低責任限度額です。両氏の再任が承認された場合には、本契約は継続となります。また、垣内永次氏の選任が承認された場合には、同氏との間で同内容の契約を締結する予定です。
- (5)
- 当社は青山 敦 及び 古家野晶子の両氏を、東京証券取引所が定める独立役員に指定しています。また、垣内永次氏の選任が承認された場合には、当社は同氏を同取引所が定める独立役員に指定する予定です。なお、上記3. に記載のとおり、同氏は株式会社SCREENホールディングスの代表取締役であり、同社グループと当社グループとの間には取引関係がありますが、同社または当社それぞれの連結売上高に占める当該取引額の割合は過去3事業年度のいずれの事業年度においても0.3%未満であり、同氏の独立性に影響を与えるものではないと判断しています。
- (6)
- 青山 敦 及び 古家野晶子の両氏が当社社外取締役在任中に、当社が製造・販売を行っているケミカル製品について、米国の第三者安全科学機関であるUnderwriters Laboratoriesの認証に関する不適切な対応があったことが判明し、2021年1月に当該事実を公表いたしました。両氏は、当社からの報告を受けるまで当該事実を把握していませんでしたが、日頃から取締役会等においてコンプライアンスの重要性について注意喚起をしていました。当該事実の判明後は、事実関係の把握及び原因究明並びにガバナンス・コンプライアンス体制の強化を強く求めるとともに、再発防止のための提言を行うなど、その職責を果たしています。
- 古家野晶子氏につきましては、職業上使用している氏名であることから、上記のとおり表記していますが、戸籍上の氏名は山本晶子です。