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    売上高

    前期比%減

     当期の当社の重点市場であります米国の自動車全体需要は、乗用車系は前期を下回り、SUV(多目的スポーツ車)を含むライトトラック系は前期を上回り、1,716.0万台(前期比0.9%の減少)となりました。また、国内の自動車全体需要は、登録車は前期並み、軽自動車は前期を上回り、526.0万台(前期比1.2%の増加)となりました。

     このような自動車全体需要の動向のなか、海外は、当社の重点市場であります北米において、新たに販売を開始した新型車「アセント」の好調などが寄与し、現地での小売販売は堅調に推移いたしました。しかし、当期前半は全面改良前であった「フォレスター」の出荷台数の減少などにより、売上台数は86.5万台と前期比3.9万台(4.3%)の減少となりました。また、国内は、7月に全面改良を行った「フォレスター」の販売が好調に推移したものの、「インプレッサ」、「SUBARU XV」および「レヴォーグ」の販売が減少したことなどにより、売上台数は13.5万台と前期比2.8万台(17.2%)の減少となりました。

     以上の結果、海外と国内の売上台数の合計は、100.0万台と前期比6.7万台(6.3%)の減少となり、売上高は、3兆145億円と前期比479億円(1.6%)の減収となりました。また、セグメント利益も、1,849億円と前期比1,765億円(48.8%)の減益となりました。

     なお、生産台数は、当社群馬製作所において、品質最優先で生産・検査を行うことを目的に見直した操業条件を2018年秋以降継続していることおよび2019年1月に発生いたしました電動パワーステアリング装置の不良部品に起因する操業停止などにより、前期を下回りました。また、当期の地域別の売上台数は以下のとおりです。

     商品・技術面につきましては、SUBARUの安全性能に関して第三者機関から高い評価を獲得いたしました。
     米国では、「アセント」、「アウトバック」、「レガシィ」、「クロストレック(日本名:SUBARU XV)」、「インプレッサ(セダン)」、「インプレッサ(5ドア)」、「WRX」、「フォレスター」の8車種(いずれもアイサイト装備車)が、IIHS(道路安全保険協会)が行う最新の2019年の安全性評価において、「トップセイフティピックプラス」を獲得しました。

     国内では、国土交通省と独立行政法人 自動車事故対策機構(NASVA)が実施した、自動車の安全性能を比較評価する自動車アセスメント(JNCAP)において、「フォレスター」が、最高ランクである「予防安全性能評価 ASV+++(エー・エス・ブイ・トリプルプラス)」を獲得しました。また、公益社団法人 自動車技術会が実施した第68回自動車技術賞において、画期的に安全性を向上させる歩行者保護エアバッグを普及しやすいシンプルな構造で実現したことが高く評価され、当社の技術者5名が「技術開発賞」を受賞しました。

     さらに米国において、地球環境保護への貢献を目指して、当社初となるプラグインハイブリッドモデルである「クロストレック ハイブリッド」を発表、発売いたしました。

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    売上高

    前期比%減

     防衛省向け製品では、陸上自衛隊新多用途ヘリコプターの試作請負契約の履行完了などにより、売上高は前期を下回りました。民間向け製品では、「ボーイング777」の生産が減少したことなどにより、売上高は前期を下回りました。
     以上の結果、売上高は1,317億円と前期比105億円(7.4%)の減収となりました。また、セグメント利益も、60億円と前期比62億円(50.7%)の減益となりました。

     なお、当期において、当社と米国ベル・ヘリコプター・テキストロン社は、2018年7月5日に米国連邦航空局から型式認証を取得した民間向け最新型ヘリコプター「SUBARU BELL 412EPX」での事業協力を発表し、日本においても2019年1月18日に国土交通省航空局から型式設計変更承認を取得しました。また、この機体を共通プラットフォームとする陸上自衛隊新多用途ヘリコプターの試作機を開発・製造し、同年2月28日に防衛省へ納入いたしました。

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    売上高

    前期比%減

     売上高は144億円と前期比138億円(49.0%)の減収となりました。また、セグメント利益も、38億円と前期比12億円(24.1%)の減益となりました。