株主提案

第6号議案 定款一部変更の件(株主提案議案の株主総会参考書類記載)

1 提案の内容

定款に、「株式取扱規程に於いて株主提案の提案理由に実質的な字数制限を設ける場合は、その制限文字数は1000文字を下回ってはならない」という内容の条文を加える。

2 提案の理由

当社は、株式取扱規程第13条に於いて、株主提案の提案理由が400文字を超える場合は概要を記載する事が出来る、としているが、これは、400文字を超える場合は株主が提出した提案理由をそのまま記載しない事を意味している。

この株式取扱規程の内容は、株主総会で承認されたものではなく、取締役会が勝手に決めたものである。株主提案は濫用的に用いられるべきではないが、提案理由の文字数を400文字に制限するのは、あまりにも少な過ぎる。

過去に4割を超える賛成票を得た配当の決定機関に関する議案は、非常に重要な議案であるが、提案理由を400文字以内に削らなければいけない為に、株主が本来知る権利がある提案理由を必要十分に記載できないのが現状である。文字数制限自体は必要でも、最低限1000文字はないと、提案理由を必要十分に記載する事が出来ない。よって、当該条文を定款に加える事を提案する。

当社取締役会の意見

取締役会としては、本議案に反対いたします。

定款は、会社を運営するうえでの基本原則を定めるべきものであり、ご提案のような詳細な事項についてまで、定款に定める必要はないと考えます。

当社は、提案内容を株主の皆さまにご理解いただくための分量として、400文字が適切な量と考えております。かかる観点から、会社法施行規則第93条第1項の趣旨を踏まえ、当社株式取扱規程において、「400文字を超えるときは、概要を記載することができる」旨を定めており、株主さまからのご提案について、ご提案理由の趣旨を損なうことなく、適法かつ適正に対処できると考えております。

したがって、定款に本議案のような規定を設けることは不要と考えます。

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