事業報告(2018年4月1日から2019年3月31日まで)
企業集団の現況
事業の経過及び成果
当連結会計年度における我が国経済は、世界経済の穏やかな回復を背景に順調な推移を辿󠄀っておりましたが、米中貿易摩擦による中国経済への影響が懸念されるなど、急速に先行き不透明感が漂ってまいりました。
貨物自動車運送業界におきましては、輸送量は引き続き増加傾向にありましたが、人手不足に端を発した労働問題は時間規制の強化などからコスト上昇基調を続けており、依然として厳しい経営環境下にありました。
このような状況のもと当社グループは、企業間物流におけるサービス強化と適正な運賃・料金の収受に努め、一方では生産性の向上など経営の効率化に取り組んでまいりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は2,856億86百万円(前期比6.7%増)、営業利益は194億78百万円(前期比32.3%増)、経常利益は215億53百万円(前期比33.7%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は149億62百万円(前期比40.3%増)となりました。
事業区分別の概況
これらを事業別に見た事業の概要は、次の通りであります。
なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分方法の見直しを行っており、以下の前期比較については、前連結会計年度の数値を変更後の報告セグメントの区分方法に基づき、組み替えた数値で比較しております。
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事業別売上高構成比率
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(単位:)
売上高
前期比%増
運送事業におきましては、7月に養父営業所(兵庫県)、10月に大分杵築営業所、11月に北海道滝川営業所を開設するなど集配拠点の整備を進め、輸送サービスの向上に努めてまいりました。また、7月には株式会社キタザワをグループに加え、首都圏での引越し事業の強化を図ってまいりました。
また、予てから進めてまいりました運賃・料金の見直しを加速する一方、人手不足の恒常化や長時間労働の是正から労務改善問題は喫緊の課題となり、人件費をはじめとした外注費への対応や荷役作業の機械化など業務の効率化にも取り組んでまいりました。
以上の結果、売上高は2,517億19百万円(前期比7.1%増)、営業利益180億24百万円(前期比39.9%増)となりました。 -
事業別売上高構成比率
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(単位:)
売上高
前期比%増
流通加工事業におきましては、新規案件の開拓により、稼働率の向上を図るとともに、料金改定による収益力の向上に努めてまいりました。
以上の結果、売上高は171億27百万円(前期比5.2%増)、営業利益は22億13百万円(前期比0.4%増)となりました。 -
事業別売上高構成比率
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(単位:)
売上高
前期比%増
国際事業におきましては、タイを起点としたクロスボーダートラック輸送のルート拡大など一層強化してまいりました。また、中国・東南アジアからの輸入貨物の取扱量が堅調であったことから通関事業も好調に推移いたしました。
以上の結果、売上高は90億42百万円(前期比10.9%増)、営業利益は5億91百万円(前期比15.1%増)となりました。 -
事業別売上高構成比率
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(単位:)
売上高
前期比%減
その他事業におきましては、不動産等賃貸事業では施設の一部に返却があり、商品販売事業も振るわず低調に推移いたしました。
以上の結果、売上高は77億96百万円(前期比5.8%減)、営業利益は27億53百万円(前期比12.8%減)となりました。

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事業別売上高
構成比率(単位:)
売上高
前期比%増
運送事業におきましては、7月に養父営業所(兵庫県)、10月に大分杵築営業所、11月に北海道滝川営業所を開設するなど集配拠点の整備を進め、輸送サービスの向上に努めてまいりました。また、7月には株式会社キタザワをグループに加え、首都圏での引越し事業の強化を図ってまいりました。
また、予てから進めてまいりました運賃・料金の見直しを加速する一方、人手不足の恒常化や長時間労働の是正から労務改善問題は喫緊の課題となり、人件費をはじめとした外注費への対応や荷役作業の機械化など業務の効率化にも取り組んでまいりました。
以上の結果、売上高は2,517億19百万円(前期比7.1%増)、営業利益180億24百万円(前期比39.9%増)となりました。 -
事業別売上高
構成比率(単位:)
売上高
前期比%増
流通加工事業におきましては、新規案件の開拓により、稼働率の向上を図るとともに、料金改定による収益力の向上に努めてまいりました。
以上の結果、売上高は171億27百万円(前期比5.2%増)、営業利益は22億13百万円(前期比0.4%増)となりました。 -
事業別売上高
構成比率(単位:)
売上高
前期比%増
国際事業におきましては、タイを起点としたクロスボーダートラック輸送のルート拡大など一層強化してまいりました。また、中国・東南アジアからの輸入貨物の取扱量が堅調であったことから通関事業も好調に推移いたしました。
以上の結果、売上高は90億42百万円(前期比10.9%増)、営業利益は5億91百万円(前期比15.1%増)となりました。 -
事業別売上高
構成比率(単位:)
売上高
前期比%減
その他事業におきましては、不動産等賃貸事業では施設の一部に返却があり、商品販売事業も振るわず低調に推移いたしました。
以上の結果、売上高は77億96百万円(前期比5.8%減)、営業利益は27億53百万円(前期比12.8%減)となりました。
企業集団の財産及び損益の状況の推移
対処すべき課題
今後の見通しにつきましては、国内の経済情勢において内部需要は堅調で推移するなか、中国向け輸出の低迷や貿易摩擦による経済、政策などの海外リスク要因を抱え、依然として先行き不透明な状況で推移していくものと予想されます。
貨物自動車運送業界におきましては、慢性的な労働力不足に加え、労働環境の改善、交通安全対策など多くの課題を抱え、依然として厳しい経営環境が続くものと懸念されています。
こうしたなか当社グループでは、引き続き企業間物流におけるサービス品質の強化と適正な運賃・料金の収受に努め、生産性及び収益性を重視し、付加価値の高いサービスの提供に努めてまいります。
連結計算書類
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