第5号議案 株主提案 監査等委員である取締役1名選任の件
第5号議案から第6号議案までは、株主1名(議決権個数650個)からのご提案によるものであります。
取締役会としては、いずれの株主提案議案についても反対いたします。
各議案の内容および理由につきましては、写真の掲載を省略したことや一部の表記を除き、提案株主から提出された株主提案書の原文のまま掲載しております。
取締役候補者 前田 朋己(まえだ ともき)(1980年4月30日生)
<会社注記:提案株主同意の上、候補者写真の掲載を省略しております。>
略歴、地位、担当および重要な兼職の状況
2003年3月 立命館大学政策科学部卒業
2003年4月 フューチャーベンチャーキャピタル(株)入社
2006年11月 メディスンプラス(株)社外取締役
2008年9月 SBIインベストメント(株)入社
2011年4月 兵庫県議会議員3期(現任)
2018年10月 合同会社カタリスト代表社員(現任)
所有する当社株式数
65,000株
取締役候補者とした理由:
候補者は、ベンチャーキャピタリストとして多くのベンチャー投資や経営会議に参画し、投資家視点や経営・事業に対する見識を有しています。また、県議会議員として行政監視・監督、社外取締役の経験からガバナンスに対する豊富で多様な知見を有しています。
当社の社外取締役3名は税務・会計分野にスキルセットが集中し、社外監査役の在任も含めると在任期間は長期化しているため、構成の改善が必要です。
本提案の候補者は投資家視点による企業価値の向上、ベンチャーキャピタリスト経験を活かしたスタートアップ出資・育成事業の強化、株主提案による社外取締役としてモニタリンク機能を強化するためにも適任であります。
<第5号議案に対する取締役会の意見>
当社取締役会としては、以下の理由により、「本議案に反対」します。
当社は、監査等委員会設置会社として、会社提案の監査等委員である取締役選任議案(第4号議案)において、候補者5名(うち4名が社外取締役候補者)の選任を上程する予定です。
今回、社外取締役の候補者を1名増員し、4名としておりますが、4名全員が株式会社東京証券取引所の定めに基づく、独立役員の基準を満たしており、一層のコーポレートガバナンスの機能強化を図る体制を構築できるものと考えております。
再任となる候補者3名は、会計、税務の各専門分野における専門性の高い知見と幅広い業務分野での経験を有しております。これまでの活動においても、コーポレートガバナンス体制の維持・強化や中長期的な企業価値の向上を図るとの観点から経営に対し適切な監督、助言を行うなど、期待される役割・責務を十分に果たしております。
また、新任の候補者1名は、SIビジネスや企業経営における幅広い知見と経験を有しており、当社グループの企業価値向上に繋がる監督、助言がなされるものとして期待しております。
よって、当社といたしましては、会社提案の監査等委員である取締役選任議案に基づく取締役会の体制がコーポレートガバナンスの実効性確保と企業価値の最大化に向けた最適の体制と考えており、当社取締役会は、本議案に反対いたします。