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    売上高

    ■ ヘルスケア関連製品

     メガネレンズについては、日本では、小売市場の縮小傾向が継続しておりますが、シェアの拡大により前年並みの売上を維持しました。海外市場においては、アジアの市場成長をしっかりと取り込んだことに加え、米州においては、既存事業の堅調な伸長に加え、3M社の度付き保護メガネレンズ事業及びPerformance Optics, LLCを買収した効果により大きく伸長し、全体でも前連結会計年度に比べて増収となりました。
     コンタクトレンズにつきましては、専門小売店「アイシティ」の新規出店、既存店の強化による新規顧客の拡大を行ったことで、前連結会計年度に比べて増収となりました。

    ■ メディカル関連製品

     医療用内視鏡については、アジアを中心に海外市場における販売力の強化により、全体の売上は前連結会計年度に比べて増収となりました。
     白内障用眼内レンズは、日本市場において2015年に発売した新製品の販売が、引き続き好調に推移しております。また、海外においても、直販および代理店向けの販売がともに堅調に伸長しており、前連結会計年度に比べて増収となりました。

     この結果、当セグメント(ライフケア事業)の売上収益は3,528億72百万円となり、前連結会計年度に比べて12.2%の増収となりました。セグメント利益は、買収により獲得した無形資産の償却や固定資産の減損等により、564億48百万円となりましたが、3.2%の増益を維持しました。

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    ■ エレクトロニクス関連製品

     最終製品であるパソコンやタブレット市場の飽和状態が続き、スマートフォン市場は成長が鈍化しています。当社の半導体用マスクブランクスは、先端品における活発な研究開発需要を取り込んだことで、売上は前連結会計年度に比べて増収となりました。
     液晶用フォトマスクについては、上期において熊本地震による当社生産能力減少の影響が残ったものの、下期は当社生産能力の回復が進んだこと、海外パネルメーカーによる研究開発需要の回復が進んだことで、売上は前連結会計年度に比べて増収となりました。
     ハードディスク用ガラスサブストレートについては、NAND(Not AND)型フラッシュメモリの供給量不足によるHDD(Hard Disk Drive)総需要の改善に加え、当社の市場シェアが拡大したことで、売上は前連結会計年度に比べて増収となりました。

    ■ 映像関連製品

     主要な最終製品であるデジタルカメラ市場の縮小が一段落していることに加え、監視カメラや車載カメラなど新しい用途向け製品の販売拡大が貢献し、全体で増収となりました。

     この結果、当セグメント(情報・通信事業)の売上収益は、1,784億80百万円と、前連結会計年度に比べて11.1%の増収となりました。セグメント利益は、699億82百万円と、前連結会計年度に比べて28.4%の増益となりました。