第8号議案 株主提案 定款の一部変更(取締役の通算在任年数上限設定について)
1. 提案の要領
取締役の通算在任年数を20年とし、それを超える場合は退任することを定款に定める。
2. 提案の理由
取締役の長期在任は、組織の変革やイノベーションを妨げ、利益相反や権力の濫用などのリスクを高めるものである。
特に資本業務提携をしたスルガ銀行は、岡野創業家一族の長期政権により、社員が岡野一族に無条件に服従する企業体質となり、現場の意見を聞かずに執行会議、取締役会決議で設定した過度な営業目標を達成する為に、組織内ではパワハラで「数字ができないなら、ビルから飛び降りろ」などの恫喝が当たり前のように発生し、不正が行われるようになった。
このように経営が大きく歪むのは、長期政権による独裁が原因である。そのため、取締役の通算在任年数に上限を設けることで、組織の健全性と透明性を向上させることを提案する。また、定款にこの上限を明記することで、取締役の責任と任期を明確にすることができる。定款の改正により、当社は持続的な成長を目指すとともに、株主の利益を守ることができる。
第8号議案についての取締役会の意見
反対 取締役会としては、本議案に反対いたします。
取締役会による取締役の選解任議案の内容の決定は、独立社外取締役が過半数を構成する指名・報酬委員会の審議を経て行われております。また、当社取締役会は、本招集ご通知21頁のスキル・マトリックスに記載のスキルセットを考慮しつつ、当社を取り巻く経営環境や当社の業容・規模等に照らして、取締役会の機能・責務を全うするためにバランスのとれた構成にすることを基本的な方針としており、在任年数のみに着目することは適切ではないと考えております。
したがって、取締役会は本株主提案に反対いたします。