第9号議案 株主提案 取締役の解任の件
1. 提案の要領
以下の取締役を解任する。
代表取締役会長CEO 林野 宏
代表取締役(兼)社長執行役員COO 水野 克己
2. 提案の理由
林野宏氏および水野克己氏は、スルガ銀行との資本業務提携を決定し、当社の正しい成長戦略に反して当社のブランドイメージや信用力を大きく損ねている。
スルガ銀行の不良債権の引当金が十分だとして提携を決断したと報じられているが、引当金の問題ではなく会社の品格、進むべき方向の問題である。利用者の役に立ち、感謝される会社になるべきだが、スルガ銀行との提携はその反対である。
・「クレディセゾン保証付住宅ローン」の取扱いを開始した西武信用金庫は、投資用不動産への不適切融資で144人もの懲戒処分者を出した。
・同ローンを取り扱っている桐生信用金庫は、顧客預金等から4,800万円を横領した支店長が懲戒解雇された。
上記事例や、セゾン投信の中野晴啓氏の解任等当社の経営戦略における重大な過ちによって、企業価値や株主価値を低下させている。当社の将来および株主利益を守るため、長期政権の弊害である両氏の解任が不可欠である。
【当社補足】
株主様が、一部の候補者について異なる意思を表示される場合に備え、当社にて以下のとおり候補者番号を補足させていただきます。
・候補者番号1:代表取締役会長CEO 林野 宏
・候補者番号2:代表取締役(兼)社長執行役員COO 水野 克己
第9号議案についての取締役会の意見
反対 取締役会としては、本議案に反対いたします。
取締役会は、会社提案の第2号議案のとおり、独立社外取締役が過半数を構成する指名・報酬委員会の審議を経て、取締役会において当社の持続的企業価値向上のために適切な人材として林野氏及び水野氏を取締役候補者に決定しております。
候補者としての適格性は、具体的には本招集ご通知11頁の「取締役候補者とした理由」に記載のとおりです。
また、取締役会としては、両氏が取締役であることによって当社のブランドイメージや信用力が損なわれたり、企業価値や株主価値を低下させる事態は生じていないと考えております。
したがって、取締役会は本株主提案に反対いたします。